実践+発信

「新しいアイデア创出法と企画実现のためのプレゼンテーション」12/10高桥晋平先生の讲义レポート

2017.1.6

中島 遥香(2016年度 選科A/学生)

アイデアを考えようと思っても良いアイデアはなかなか出てきません。新しいアイデアを出しているつもりが、似たようなアイデアばかりになってしまう、そんな状況を打破するにはどうすれば良いのでしょうか。企画を作ることから組織の中で実現するまでの秘訣を、∞プチプチなど50点以上のおもちゃを開発された高橋晋平先生(株式会社ウサギ 代表取締役)にお話いただきました。

高桥先生は「おもちゃで人を笑わせたい」という梦のもと、株式会社バンダイに入社し、当时、収益の多くを占めていたアニメのグッズではなく、ジョークグッズの开発をされました。开発するにあたり、たくさんのボツネタが生まれます。通る企画というのは、以前ヒットしたものを踏袭するか、自分で考えてたくさんボツになった结果生まれるもののどちらかだといい、自分が求めるものを追う方が幸せだと感じた高桥先生は、后者の道を选びました。

●人间の欲と向き合うこと

今までの体験、経験というのは、面白かったこと、面白くないこと含めて、全てアイデアの材料であるといいます。ここでいう「面白い」は良い感情全てを指し、「面白くない」は不便、不安なこと、もうやりたくない嫌なことなどを含みます。面白いことは拡大して提供し、面白くないことは解决するようにアイデアを考えます。

この时、建前で考えるのではなく、人间の欲と向き合うことが重要です。何が面白いのか、何をやりたいのか、本能に诉えかけて人の心を掴まえます。例えば、&颈苍蹿颈苍;プチプチは思わず指で溃したくなってしまう人の本能を捉えたことで大ヒットしました。

●経験を元に考える

具体的にアイデアを広げていく际は、以下の3つのステップで考えていきます。

①面白い/面白くない记忆をたくさん挙げる

②その物事が面白い/面白くない理由を分解する

③面白い理由を元に新たな面白いアイデアを作る/面白くない理由を元にそれを解消するアイデアを考える

例えば、面白くないこととして「満员电车」を挙げた场合、その理由は「疲労」「室温(暑い)」「悪臭」などに分解されます。「疲労」を解消するアイデアとして1日で体が柔らかくなるストレッチイベント、「室温」に対しては冷え性よい食べ物のグルメイベント、「悪臭」に対してはシュールストレミングの威力を试すイベントなど分解した理由を元に新しいアイデアを考えていきます。

アイデアを考えるプロセスに従っても200个も考えればアイデアのネタも头打ちになってしまいます。ジョークグッズを考えるにあたって、高桥先生が课された课题はアイデアを1000个出すこと。200个が限度のアイデア出しの上限を1000个まで引き上げるにはどうすれば良いのでしょうか。

●偶然が生まれる「アイデアしりとり」

新しいアイデアをつくるには几许かの偶然が必要だと言います。発想に偶然を生み出す手法が「アイデアしりとり」なのです。しりとりを通じて固定概念に捉われないランダムな言叶が出てきます。この偶然出てきたランダムな単语や动词から派生させて考えることで、脳を活性化しアイデア出しの上限を引き上げることができるのです。1つの単语だけでなく、复数の単语や动词を组み合わせて考えることも有効です。

このとき重要なのは、1対1でディスカッションすることと、脳より先に口で言わせること。一人で考えるのではなく、复数人で考えることで偶然性も生まれやすくなります。そのとき、紧张や牵制、意见を押し通しても良いのかという远虑がアイデア组み合わせの阻害になります。つまらないかもしれないと思わずにまずは発言することが大切です。

また、ボツネタもアイデアの种としてストックすることも大切です。どこかのタイミングで何かと结びつく可能性があるので、ボツネタもメモにストックすることで幸运を逃さない态势を整えておきます。

●企画を提案する

企画は面白いだけでは通りません。お金を払ってでも欲しいものか、彻底的に突き詰める必要があります。その际、「自分が本当に买いたいものか」を価値基準とし、企画を考えるときは常にこれを意识します。自分が求めていれば他の谁かも求めているのです。自分だったら、いくらなら购入するかというのも指标の一つとなります。

企画のポイントは、シンプルで分かりやすいこと、谁でも説明できるひとこと。また企画の良し悪しの判断基準は上司だけでなく、友人に话した反応でも判断できます。アドバイスをくれた相手を仲间にして、复数人による企画にすることも受け入れてもらうポイントのひとつとなります。そして没になることを恐れないこと。没になればなるほど、何がだめなのか分かってきます。そこに全てを次に繋げる高桥先生の意志を感じました。

失败を恐れないこと、失败の先が成功になるように行动することの大切さが印象的でした。意见交换の际も失败を恐れて発言がなければ活発な议论はできません。アイデアを考えるだけでなく、テーマをどう膨らませるか、工夫を発展させるときにも活用できそうです。高桥晋平先生、ありがとうございました。