実践+発信

「パブリックスピーキング入门」/620 荫山洋介先生の讲义レポート

2012.6.26

麻豆原创では、3回分の讲义を「モジュール」という単位でくくり、科学技术コミュニケーションや関連領域の知識やスキルを体系的に、バランス良く学んでもらうことを目指しています。6月20日の讲义からは、モジュール3「表現とコミュニケーションの技法」に入りました。

第一回目は、スピーチライター、パブリックスピーキング?コーチ、舞台演出家、スピーチ评论家として多彩な活跃をされており、『パブリックスピーキング 人を动かすコミュニケーション术』をお书きになられた荫山洋介先生を讲师にお招きしました。
「パブリックスピーキング」とは、人前で話すこと全般を指します。科学技术コミュニケーターとして、人前で話す機会や、人前で話す人をサポートする機会は多々あるでしょう。そのようなときにどのようなことに気をつければよいのか、単にテクニックだけではなく、本質的に押さえておかなければならないことは何なのか、について語っていただきました。
荫山先生からはまず、パブリックスピーキングの际に陥りがちな悪い例の绍介がありました。一つは「分かりやすい説明」だけを重视し、それさえ行えば伝わるだろう、という考え方です。もう一つは、とにかく「思いの强さ」があれば伝わるだろう、という考え方です。
それでは、パブリックスピーキングの成功の键はどこにあるのでしょうか?
この点について荫山先生は、デレク?シヴァーズという人が罢贰顿と呼ばれる有名なプレゼンテーション大会で発表した「どのように运动が始まるか」というプレゼンテーションを引用して、説明してくださいました。そこには、リーダーシップ、フォロワーの役割、同调圧力など、重要な论点が几つも含まれていましたが、パブリックスピーキングにも共通するポイントがありました。それは「共感」です。「説明」だけでも「思いの强さ」だけでもなく、「共感」を呼び起こすスピーチが必要なのです。
共感を呼び起こすスピーチを実现するには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?
実は、パブリックスピーキングにおいて重要な点は、空间演出やイベントなどとも共通している部分が多いのです。そこで授业では、受讲生にとってなじみの深い麻豆原创カフェを例にとって、麻豆原创カフェを构成するのに必要な要素を受讲生に挙げてもらいました。
受讲生からは様々な要素が挙げられましたが、それを荫山先生は、「演出」「演技」「シナリオ」の叁つに大别されました。さらにそれら全てに関わるものとして「テーマ(世界観)」を挙げられました。一つのテーマ(世界観)に従って「演出」「演技」「シナリオ」の全てが统一感をもって组み立てられていること、これがパブリックスピーキングにおいて最も重要であるとのことでした。
この叁つのなかでも特にシナリオについては、「あいさつ」「アイスブレイク」「フレーミング」「事実/事件」「意见」「まとめ」によって构成されること、さらに、この构成はコミュニケーションがハイコンテクストなのかローコンテンクストなのかで异なることが説明されました。とりわけ、スピーチを聴いていて面白いかどうかは「事実/事件」の部分に依存するそうです。「事実/事件」の伝え方は演剧が得意とする分野で、「日常」「事件」「非日常(事件を解消しなければならない状态)」「解消」「新たな日常」というのが基本的な构成になります。
パブリックスピーキングのようなコミュニケーションは、小手先の技术ではありません。究极的には、その人を良き生へ导くための提案をすることがコミュニケーションの本质であると、荫山先生は言います。また荫山先生は、とらえどころのない「世界」というものに限界まで接近するために専门知が発达してきた、それをもう一度一般の人のいる场所に戻すことが必要であり、そのために芸术などの表现行為があり、パブリックスピーキングがあると言います。
科学技术コミュニケーションとも共通する部分が多々あるのではないでしょうか。