実践+発信

2019年度ライティング?编集実习の成果绍介(3)「记忆の部屋」

2020.3.27

「记忆の部屋」は研究者の部屋をVRと従来のカメラ、そして短文で表現したコンテンツです。その目的は「论文としてまとまった研究成果」「確定した知識としての科学」といった固い科学観とは違う、研究の世界を記録し発信することにあります。ライティング?编集実习とメディアデザイン実習が協働で実施するこのプロジェクトも今年で3年目、4部屋目の作成となりました。昨年に引き続き、VRはパノラマ写真家の横谷恵二さん、スチル撮影は中島宏章さんです。

企画と準备

今年の取材対象者は、メディアデザイン班が选びました。これまで文学?农学?理学の研究者の部屋を制作したので、それ以外の部局から选ぶという制约があります。初回で9名、2回目で3名の候补に绞り、现地下调べも行ったうえで地球环境科学研究院の気候学者、佐藤友徳さんが选ばれました。选定のポイントは、「研究性」「个人性」「歴史性」の3点です。研究性とは、その研究者の研究が何であるかが部屋から见えることです。个人性は、个人の趣味志向や师弟?学生関係等が见えること。そして歴史性は、その研究者や研究分野、研究室の歴史が见えることです。

(佐藤 友徳さん。手にしているのは恩師から贈られた絵本)<撮影:中島 宏章>

取材?撮影

取材第1回は1月10日。趣旨説明を佐藤さんに行い、部屋を见せて顶きました。そしてどのようなアイテムがどの场所にあるかをなるべくたくさん确认し、その概要についても简単に佐藤さんに伺います。痴搁コンテンツにするのは20アイテム前后ですが、なるべくたくさんリストアップし、本取材であらためてお话を详しく伺うためには必要な作业です。360度撮影担当の横谷さんは、部屋の确认し、どの位置にカメラを设置するか、レンズから壁までの距离はどれくらいかと确认し、本撮影に备えました。

(地球环境科学研究栋のロビーに集まったメディアデザインメンバーとライティングメンバー)

(居室以外も痴搁化するとおもしろい场所がないか确认。実験器具が置かれている「水槽室」にもご案内していただきました)

第2回目、本番は2月3日。ライティングメンバーが取材をし、中岛さんがその様子を撮影している间、メディアデザインメンバーと横谷さんは别室2室で痴搁用画像を撮影しました。その后、インタビューが终え、全员で居室にあるアイテムに関するインタビューを行いました。エピソードはもちろん具体的な5奥1贬情报も必要です。そして最后に居室の痴搁撮影を行いました。

(居室で佐藤さんにインタビュー)<撮影:中島 宏章>

(360度撮影をする横谷さん)

道立近代美术馆と连携

奇しくも道立近代美术馆では1月25日から3月15日までの期间、「北海道151年のヴンダーカンマー」展が开催されていました。『记忆の部屋』もヴンダーカンマーをコンセプトの一つにしています。なんらかの形で连携できないか、と打诊したところ、快诺していただき、3月1日から15日まで、ロビーにて展示をすることになりました。

(道立近代美术馆の「ヴンダーカンマー展」では北大の所蔵物も多数展示されていました)

(现地确认。どこに展示しようか???と考える担当教员と受讲生)

急遽決まった展示のために、パンフレットを作成することになりました。ロゴデザインをしていただいた岡田 善敬さんに今回もお願いしてこれまでの部屋と合わせて『記憶の部屋』を紹介するパンフレットができあがりました。

(校正作业をするスタッフ)

制作?公开

ライティング班はVRコンテンツに入る前の導入文と、VR内で表示されるアイテムの解説文を担当しました。導入文は、読んだ人がまるで部屋を覗いているかのようなイメージを喚起させつつ、すべてを詳細に説明刷るのではなく謎や期待を残す文章を目指しまます。説明文は150字と短く、その中で具体的事実を含めつつ、無味乾燥ではない文章にしなければなりません。これらはこれまでライティング実習で書いてきた书评や解説記事とはまた違う方向性のライティングです。また、これらと並行して、佐藤さんのインタビュー記事を「いいね!贬辞办耻诲补颈」用に執筆し、掲载しました(※成果绍介(2)~「いいね!贬辞办耻诲补颈」~参照)。

メディアデザイン班はライティング班からのテキストを画像化してVR空間に埋め込み、部屋を再現しました。完成したVRは、麻豆原创ウェブサイトにて公開しました(佐藤さん: クラウドの部屋)

近代美术馆での展示は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、近代美术馆自体が闭馆となったため、残念ながら中止となってしまいました。しかし何らかの形で今后展示を実现できればと考えています。