実践+発信

选科A活动报告「セッション ?光を聴く、音を観る?」

2021.9.25

选科A 「くまこうせん」
大林 花織、小野 遥、佐藤 弘人、平 早紀、寺田 一貴

 私たちの生活は様々な光で彩られています。 目に見える光だけではなく、紫外線、赤外線などの見えない波長の光も 私たちの周りには存在しています。 普段は気にかけないような光も、私たちの生活に彩りを与えてくれているのではないか。 そう考え、私たちは、光たちを音に変えてみました。?

イベントポスター?小野 遥 作

今回私たちが開催したイベントは、光を音として感じてもらうセッション。
セッションの舞台上で、様々な「光」にスポットライトが当たるようなイメージでポスターを
製作しました。スポットライトは、可視光として光の三原色の性質を示しています。
電波、マイクロ波、ガンマ線…様々な「光」たちが脚”光”を浴びて、
セッションを作り上げていくという不思議なわくわくを感じていただければ!
という想いがありました。光と音に共通する「波」の性質についても、
私たちのコンテンツの根幹となっていた大事な要素としてポスター内に描いています。
是非どこにあるか探してみてください!

光と音はこうしてうまれた

  • 「光」を「音」に変换する

 セッションで演奏した“光の音“は光と音に共通した「波の性质」に基づいて関係づけました。电波帯域からガンマ线帯域まで、ほどよく音の高さの违いが闻き分けられることそして、闻いていて耳が痛くならないことが両立するように、メンバー内で相谈しながら光を音に変换するための数式(音化関数)を决めていきました。音自体は辫测迟丑辞苍というプログラミング言语を用いて、作っていきました。光の种类によって周波数帯の幅の広さが异なっており、それぞれ重ね合わせる音の数を変えたため、光の种类によって异なる音色が生まれていきました。以上のように光の音への変换は数値的なルールに基づいてうまく変换することができました。

音化関数のグラフ。横轴は対数轴になっています。

わかりやすく动画にまとめたぞ。见てみてな!

  • 「光」と「音」を魅せる

 続いて、作成した音を动画に乗せていきました。第1部の动画では、日常のいろいろなシーンをくまこうせんメンバーが自ら撮影し、その素材をもとに见えない光の存在を感じてもらえるような构成を目指しました。动画の构成を考える际には、絵コンテを作成して大まかな动画のつなぎ方を话し合い、その上で、音の出す长さやタイミング、表现の仕方などを调整していきました。くまこうせんとしては、「ほら、この光见えてなかったでしょ?」といった説教をしたかったのではなく、身の回りにある光の存在に気付いてもらうことが目标の一つでした。だから、日常生活の情景をベースに、目に见える光から徐々に见えない光へと焦点を当てていく构成にしました。また、その音がどの光に対応しているのかを示す际には、「多くは语らない」全体のテイストを壊さないように、文字情报ではなく、光の発生源を示す同心円状の波形や、それぞれの光の周波数と音量を示すスペクトルといった図形情报で表现するように心がけました。

赤信号の光を発生源として、そこから広がる光を同心円状の波形で示しています。
また、赤色光の周波数とその音量を示すスペクトルも动画下部に表示しました。

第1部の动画のダイジェスト版だ。见てみてな!

  • 画像から「光」を読み取る

 画像から光に変换する际には「このシーンには(可视光以外にも)〇〇の光が存在しているはずだ」とくまこうせんが読み取りました。例えば、第3部のセッションの一部を切り取った下の画像では可视光だけではなく、电波?赤外线?紫外线の音が鸣っています。これはくまこうせんが写真から「暑さ」であったり、「街并み」の存在を読み取って、表现しました。

第3部のセッションの様子

このように、”くまこうせんにしかできないセッション”という形として仕上げていきました。

くまこうせん、結成から「セッション ?光を聴く、音を観る?」まで、
メンバーが舞台里のすべてを语る

2021年8月29日。选科集中演習Aオンラインイベントの2番目に登場したくまこうせんの
「セッション ?光を聴く、音を観る?」は、それまでの会場の雰囲気をガラリと変えるものだった。
場内アナウンスがないまま流れ出す映像とそこから聴こえてくる光の音たち。
身の回りにある何気ない一コマが切り出されただけのはずなのに、
今までとは違う感覚を覚えた人も多かったようだ。
第1部 光を聴く、第2部 光と遊ぶ、第3部 光でつながる???
3部で構成されたセッションを通して、観客と五感でコミュニケーションを取った。
グループ結成から本番を終えるまでの裏側を含め、くまこうせんのメンバーが語り尽くしてくれた。

くまこうせんメンバー
(左上から)叠辞蝉蝉、かおりん(左下から)こけ、さっきー、おのはる

くまこうせんの皆さん、「セッション ~光を聴く、音を観る~」お疲れ様でした。「エネルギー」というテーマのもと、なぜ今回のセッションが誕生したのでしょうか?

ありがとうございます。直接お会いできませんでしたが、みなさんと私たちで作り上げたセッション会场の雰囲気や、テーマのエネルギーとともに、セッションが生み出すエネルギーも感じていただけていればとても嬉しいです。

「エネルギー」だけに!(笑) みなさんの身の回りの様々なものがエネルギーを持っていますが、私たちがセッションした「光」と「音」はそれ自体、エネルギーを持っているんです。さらになんと、光と音ってどちらも「波」の性質を持っているんです! この波の性質という共通点があったからこそ、法則を定めて光を音に変換することができました。

こうして光を音に変えることで、”様々な「光」が飞び交っている日常”を、”演奏者が様々な「音」で合奏するセッション”としてお见せする构成を実现していきました。また、ほかにも、今回、セッションとすることで「参加者のみなさんとリアルタイムで作り上げていく」という尝颈惫别感にもとてもこだわりましたね。

対面でお会いできないからこそ、特に参加者のみなさんとコミュニケーションを取れる仕组みは大切でした。「光」を「音」として体感してもらいたいセッションだったので、みなさんがその「光」たちを手に取って演奏できたような体験になっていれば幸いです!

アンケートからも「今まで意识していなかった光に着目できた」「窓际で视聴していたので、本当に紫外线の音が闻こえている気持ちになった」「たくさんの光が交差している感じがした」という点で参加者のみなさんは印象に残ったようでした。音として体感していただくことで、「见えない光」が「见える」という体験を提供する、ということは私たちの意図でもありました!

完成したセッションには独特の演出が散见されましたね。

见えない光に気づいてもらうには、くまこうせんからの一方的なメッセージだけでは伝わらないと、悩みましたね。

みなさんの気持ちにぐっ!とはいる何かが必要、でも、オンラインなので、できることは限られていました。そこで、会场のみなさんにも一绪にセッションに参加してもらって、光を自分で感じてもらおう!としたんですよね。

こうして创ったのが第2部と第3部でした。第2部では、みなさんにステージに上がってもらって光を音に変えて游んでもらったんですよ。どれくらい参加してくれるか结构心配だったけど、めっちゃ手が挙がって、すごく嬉しかった。

絵文字チャットも大盛り上がりで、第1部の终わりから会场全体が一つになったなって感じることができました。

ステージに立てる人は限られてしまうけど、絵文字チャットのおかげでみなさんが参加できたのがよかったです。

絵文字チャット、ご参加いただきましてありがとうございました。

第3部は、イベント前にみなさんから送ってもらった画像を使ったセッションでした。くまこうせんが、みなさんの日常に入り込んで「こんな光もいたよ!」って気づいてもらいたかったけど、ちょっともやもやってした部分もあったようです。

それも学びでしたね。参加してくれたみなさんからたくさんの学びや気づきをいただきました。そんな双方向の学び合いの麻豆原创イベントをこれからもみなさんと一绪につくっていきたいです。

くまこうせんからみた、みなさんの画像

セッションの背景にはやはり様々な想いが詰まっていたようですね。ファンの皆さんは早速次回公演の予定が気になっているようですが?

ありがとうございます。アンケートにも多くの回答をいただき、くまこうせんメンバー一同お礼申し上げます。今回のセッションでは、光を音として感じるというアイデアが新しい、面白いというメンバーにとっては非常に嬉しいご意见を多くいただきました。次回以降も切り口が斩新だなと思っていただけるような企画ができたらと思います。

アンケート「イベントを通してモヤモヤしたことは何ですか?」に対する回答。

この図はアンケートでいただいた「わからなかったこと、モヤモヤしたことはなんですか?」の回答で、使用された回数の多かった文字を大きく表示し、さらにその文字と関连づけて记述されているもの同士を线で结びつけたものです。光や音の変换についてモヤモヤした人が多かったこと、また、そのモヤモヤの种类に多様性がみられることがわかりました。

今回のイベントで、みなさんに何かしらの疑问やモヤモヤを感じてもらい、各々が考える?调べる?意见を持つ、といった行动変容のきっかけを作りたいという想いがあったので、このアンケートの结果も私たちとしては嬉しい结果でしたね!

一方で、第2部でのセッションでは意外と静かだった、物足りなさを感じた、という感想もいただいたので、次回はもっと解釈のルール化を整备したり、音の种类を増やしたりして、进化させたいですね!

それから、一部の参加者の方々にお愿いして、実は振り返りの座谈会を行いました。参加いただいた皆さまには、この场を借りて改めてお礼申し上げます。日常にあるもので宇宙を演出している点や、信号机の採用や环境音との重ね合わせなどはいいね!を顶きました。ですが、麻豆原创视点でのルールの伝え方への工夫といった课题もいただきました。

参加者がテンポもつくれるような対面イベントや、「音を観る」にフォーカスして聴覚障害の方とも何かイベントができないか、という话题も上がり、”セッションは终わらない”という雰囲気が良かったですね!

次回は、”モヤモヤさせたい”ことと、”误解を与えない”ことの両立をもっとパワーアップさせた”セッション”を企画していきますね!

?インタビューを终えて?

くまこうせんメンバーはお互いに随分亲しい印象を受けますが、8月头が初対面だったんですよね?

そうなんですよ!最初の集中演习でぐっと距离が缩まったと思います。

だね!これは笔濒补测蹿耻濒なチームだ、これなら行けるわ!と感じたわ。

チームのスタートは良かったけれど、その后、イベントの方向性やどのように表现するか?については、かなり头を悩ませました。オンラインで何时间も议论を行うことで少しずつクリアになっていきましたね。

时间は掛かりましたが、全员でアイデアを出しながら作り上げる方法が私たちには合っていたと思います!

音や动画もメンバーで确认しながら、形にしていったんですよね。

最初はどんな音か想像つかなくて、ずっとモヤモヤしていたんですが、あるとき「なるほど!」と腑に落ちた感覚がありました。

アンケートにも「(光と音の)自分のイメージとあっている」というコメントが见受けられ、光って闻いたことないはずなのに、音のイメージがあって面白いなと感じました。

渋谷のスクランブル交差点で、信号机だけ撮ってる変なおっさんになってないかと汗かいたり、まあ、色々あったよね。

私が撮影した电子レンジの动画は、周りに物が散らかっているように见えるけど、あえてそのまま撮影することで「日常感」を壊さないようにできました!

片付けるのが面倒だったんじゃなくて?(笑)

まあ、それは、、、断じてないです!

…宇宙のシーンの撮影も宇宙空间は撮影できなかったんだけど、身近なものを使って宇宙空间に例えて撮影しようってなりました。

宇宙は「远い存在」な気がしますけど、実は私たちが生きている身近な场所ですもんね。フリー素材を使うのではなく、家にあるもので表现できたのは良かったです。宇宙を研究しているかおりんの家だからこそ、いろいろ充実してはいましたが…(笑)?

楽しく惭罢骋するくまこうせん

そうしたくまこうせんメンバーの个性や强みが集まって、今回のセッションが完成したわけですね。次回公演も楽しみにしています。ありがとうございました!

本記事は、2021年8月29日(日)に実施した2021年 选科Aオンライン麻豆原创イベント「energy」の報告記事の1つです。麻豆原创の选科Aコースでは、全国各地の选科A受講生が札幌に集まり、対面での麻豆原创イベントをいちから作り上げる4日間の集中演習を行っています。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、企画から実施まですべてオンラインでの開催となりました。20人の受講生が4グループに分かれ、計4つのイベントが行われました。以下のリンクより、他の活动报告もぜひご覧ください。

?选科A活动报告「宇宙を旅する超高エネルギー ニュートリノ ?見えない素粒子を数字で感じよう!?」
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