【藤田さんへの质问】
船上撮影は、作业のさまざまな活动や人の动きを把握する必要があると思います。どのようにして习得されたのでしょうか。また研究者、研修者にカメラを向ける场合もありますか?
船上での撮影は、おしょろ丸が初めてでした。企画展示や麻豆原创カフェで上映した映像撮影に向けて、事前に乗船し活动全般の流れや乗组员一人一人の役割を把握しました。撮影场所や电源の状况などもその时に确认しています。撮影に関しては、事前に乗船者全员に映像の使用目的を説明して撮影许可を得ています。
撮影した映像の整理?分类?保存方法と、长期保存に适したメディアを教えてください。
映像は、すべてデジタルデータで保管されており、ハードディスクに保存されています。大きなジャンルごとに分けており、日付と适切なタイトルをつけて整理しています。
博物馆には、どうやって标本を保存するべきかを研究する分野があります。映像などのデジタルデータは、长期保存に向かないとされています。现段阶では、保存容量が大きく、省スペースで済むハードディスクが主流のようです。
【星さんへの质问】
応援団の着物は洗っていますか?
僕は一度洗ったらバラバラになったので、その一回きりです???。
おしょろ丸4世は再利用していないのですか?
31年间、12,000人を超える学生を乗せ続けた4世は、60名以上を乗せて実习を行う事が难しくなりました。しかし、普段より乗组员が丁寧に手入れをしていたこともあり、この春から改装工事を终え、民间の调査会社で「第一开洋丸」として第二の人生を歩みます。どこかの港で出会ったら、声をかけてあげてください。
ほかの国立大学(海洋大、长崎大、鹿児岛大)の练习船と比べて「おしょろ丸」の特徴は?また大学ごとの役割分担はあるのでしょうか。
おしょろ丸5世は、今までの「効率的に获る」という「水产学」から、「持続的な利用」や「环境保全」といった「水产科学」への流れに伴い、そういった学生(初修学生)の乗船や纯粋に船乗りになるのではなく海洋の科学者になる学生にも対応する事を考えています。そのため、洋上のキャンパスとして圧倒的に「揺れない船」を目指して建造しました。船は揺れるもの、确かにその通りですが、そのことで现场を见る事无く、船を敬远してしまうことを何とか避けようとしています。そのための减揺装置(ビルジキールの大型化、アンチローリングタンクや格纳型のフィンスタビライザー)を设けています。また、プロペラの回転もディーゼンルエンジンではなく、モーターで回すなど、电気推进により圧倒的な静音と振动の少なさを手に入れました。これは音响机器を使用する研究に対し雑音を大幅に低减し、顕微镜での観察(同定)や撮影に支障をきたしていた振动を大幅に低减する事を意味します。
练习船(调査船)を持っている大学はそうたくさんはありません。そのため、それぞれの大学で文部科学省の教育関係共同利用拠点に申请し、他の大学に利用してもらえるようにしています。その中で、それぞれの大学の研究対象となっている海毎に分担しています。
长崎大学:东シナ海、日本海および有明海における洋上教育のための共同利用拠点
鹿児岛大学:热帯?亜热帯水域における洋上教育のための共同利用拠点
おしょろ丸:亜寒帯海域における洋上教育のための共同利用拠点
また、東京海洋大学、下関水産大学校は特設専攻科を残し、航海士?機関士の养成も行っています。その他、広島大学、三重大学も練習船を持っています。各大学のWEBをご参照ください。
ユニークな海の研究がありましたらご绍介ください。
海では物理?化学?生物?地学全てが复雑に络んできます。物理でも海の海洋构造を调べる、そのための船を造る、物凄い圧力に耐える机械を作る、麻豆原创カフェでも言いましたが人が月に降り立っている现在でも海には人间がたどり着くことも、どうなっているか见ることも出来ない场所があります。研究対象は无限です。「え?こんなことを!?」というアイデアを待っています。叁重大には船に限らず「乗り物酔い」について研究されている先生がいます。练习船に乗船して、船酔いで苦しんでいる学生にニヤニヤしながら近づき脳波を调べたりもしているそうですが、その先生も船酔いが酷いそうです。
航海士をやっていて楽しいこと、つらいことを教えてください。
海の凄さを见せつけられたときは楽しいと感じる时もあります。行ったことのない港に行くときはワクワクします。船が函馆に向かうときは大概楽しいです。
つらいのは家族と别れる事でしょうか。両亲を含め、家族との今生の别れには立ち会えないものと覚悟しています。
航海中、渔をした鱼は食べたりするのでしょうか?
基本的にはサンプルとして処理をすることが大前提ですが、食べないと分からない事もあります。また、データ処理や记録を取った后のサンプルを、美味しく顶くのは获った生物に対する礼仪ですよね。
世界中を船でまわったりもするのでしょうか?
おしょろ丸は外航船として造船?登録をしていますので可能ですが、练习船ですので乗船学生(学科や调査员など)の航海计画によります。以前はインド洋にもハワイィにも行っていましたが、近年では釜山や丽水(韩国)南はグアム、その他はアラスカ(ダッチハーバー、コディアック、ノーム)がメインです。
长期にわたる乗船のため、例えばアラスカなどで食料などを补给したりするのですか?
船としてでしょうか?することもありますが、ほとんど函馆で积み込んだものです。
个人としてはアラスカのビールやワイン、お菓子やアイスクリーム、乳製品(牛乳やヨーグルト)はみんなが勇んで买いに行きます。
どうしても船酔いをしてしまうのですが、皆さんどのように対処しているのですか?
5世になってからはひどい船酔いの人はあまり见かけませんが、どうしても船酔いする人は薬を饮みます。个人差はありますが「アネロン」は高いですがよく効くと闻きます。僕が学生の时に调査のアルバイトで19トンのイカ船に乗った际は、どうする事も出来ず、吐かない(酔わない)方法ではなく、酔った时にどうするのが良いかと考え方をシフトしました。吐くとすごく楽になるのですが、吐くのがそもそも辛いので何を食べたら楽に吐けるかを考えました。柑橘系のジュースやおにぎりから、麺类等色々试しましたが、乳饮料(通常のカルピス)が最适である事を突き止め、笑颜で吐いていました。
映像の中でブリッジに神棚が见えましたが、外国の船には十字架や祭坛などがあるのでしょうか
どうでしょうか?しかし、昔は広い広い海で嵐や大时化に遭遇したら、もはや神頼みをするしかなくなることもあったと思います。外国渔船では、船酔いや酒酔いでくたばってしまう事を「サンタマリア」と言います。色んな船に乗ってみてみたいです。外国の船には舳先に女神のヘラを模した像が付いていることがよくあります。日本の「渔船」にはほぼ间违いなく神棚はあります。
船の上、海の上という普通いられないような环境にいて、ブルーな気持ちになりますか?それとも平常心を保っていられますか?
出港してしまうと、やらなければならない事、次の港のへの希望でそれどころではなくなります。问题は长期航海の乗船の前々日辺りからでしょうか?今でも出港ブルーになります。
食事风景のとき、学生が軽装なのですが、船内は暖かいのですか?
空调は広い区画で大型の物を使用しています。水面付近にある学生の居室(ベッドルーム)は外板から海水温の影响を受けて凉しく(冷たく)なりますので、それに合わせると、学生教室(食事?课业)の场はどうしても暑くなることが多いです。藤田先生の乗船した航海では北洋航海の水温は5℃で非常に寒く、逆に小笠原の航海では水温は20℃を超えるので、船内は冷房を使用していました。
船内からのインターネットアクセスは可能ですか?
沿岸では携帯の端末を使っていますが20办尘离れると厳しいですね。5世からは远洋でも使用が出来る痴-厂础罢卫星も使用していますが、上り下りともベストエフォートで500办产辫蝉です。さらに月额で51万円です。
海上で地震を経験されたことはありますか?
3.11の时はまさに函馆出港时で、グラグラっとしたのを覚えています。岸壁での见送りの方々に避难するように呼びかけ、すぐに出港しました。洋上で使用する无线(痴贬贵と言います)で大きな地震があり、太平洋は危険だと情报が入りました。津波警报から大津波警报に変わり、津軽海峡を太平洋へ行く予定を変えて直ぐに日本海侧へ向けました。しかし、远い洋上では気が付かないと思います。
不虑の事故対応、および急患の场合の対応は?
一般的には船员法で、船员の健康管理や保健指导、作业环境卫生、居住环境卫生、食料と用水の卫生保持などを行う有资格者(卫生管理者)を置かなければならない事になっています。おしょろ丸では航海士?机関士の复数名が「卫生管理者」の资格を有していますが、现在は前职で看护师をしていた叁等航海士が対応しています。もちろん看护师であっても船内でできる事には限りがあります。看护师での判断が难しいときは陆上の指定された病院等に対し、无线通信で患者の病状などを知らせ、専门の医师から、その患者に対する救急処置等の指示や医疗助言を受けられる制度があります。しかし、何よりもけがや事故は未然に防ぐことが船では非常に大事です。
どうして海に出て航海士になろうと思ったのでしょうか?(动机は?)
学生时代におしょろ丸に乗ってこれは凄い!と思ったからです。大学に入るまでは北大が船を持っていることすら知りませんでした。先辈からは水产なら絶対に船に乗った方が良いと言われていましたし、何より船に乗っていた当时の専攻科生(颁础顿贰罢=士官候补生)は恰好良かったです。
乗组员になるには、どうすればよいですか?(资格など)
乗組員でも航海士?機関士などの士官になるためには「海技士免状」が必要です。养成機関(海技大学校等)に入るのが一番近道ですが、部員からたたき上げる事も可能です。また、最近では民間の会社(日本郵船?川崎汽船?商船三井)で自社养成と言う事を国土交通省から認められ、一般大学(水産系に限らず)から入社して海技免状を取得させ航海士?機関士として育てることも可能になりました。おしょろ丸の航海で航海士になりたいと感じ、航海士になったOBが実際に今年から出始めています。
现在は、北大で航海士の免许は取れないのでしょうか?
大学としては养成コースを持っていません。しかし、乗組員として乗船し、試験を受け航海士の免許を取ることは可能です。海技士免状を取るためには乗船履歴が必要になります。それには航海士でなくても良いですが、乗組員として船に乗ることが必要になります。おしょろ丸は航海士ではない乗組員も多くが海技免状を取得しています。
どのような人に乗组员を目指して欲しいですか?
现在は日本人の船员が减少倾向にあります。しかし、海の魅力や重要性が减っているわけではありません。いろんな视点を持った人に、その中でも海の魅力や重要性を広く伝えられる人に乗ってもらいたいです。
イカが空を飞ぶという记事を见たことがありますが、どんな风に飞んだのですか?
ジェット(漏斗から水を势いよく吐出し)推进で飞び出し、耳をきれいに広げ、足も揃えてきれいに広げて(足に泳膜という膜を持っていてこれもきれいに広げています)滑空し、30尘以上も飞び、入水ではまたきちんと入水体制を取っていました。
现役北大生です。札幌キャンパスでは、四季折々の美しさがあります。洋上のキャンパスおしょろ丸で见られる美しい光景を教えてください。
満点の星空、沉む夕日やきれいな朝日は格别です。见渡す限り360度が水平线と言うのも洋上ならではと思います。白夜の洋上で流氷を远くに北を通り沉まぬ太阳もきれいでした。しかし、実は长期航海から帰ってきた时の函馆山が一番好きです。新緑の萌える夏や红叶の秋、雪の綺丽さもなく云のかかった何でもない「その山」が何よりも美しいと感じます。
【両ゲストへの质问】
最近○○女子という言叶が流行していますが、船系の女子は何女子が似合いますか?
毎日、同じ生活环境なので特殊女子とも思えるのですが、普通女子でも问题ありません。あえて言うなら、船に乗るには海が好きなほうが良いので「シーガール」とでも名づけましょうか。
「シーガール」良いですね。短期の航海ではみんなお化粧もして変わらぬ生活をしていますが、长期になると化粧もしなくなるし、周りも内面を见るようになります。男女とも人间性を见抜くようになります。普通に「船乗り女子」くらいしか思いつきませんが???。
大学?水产学部が船を持っていることの意味は?
海の実証的な教育研究を行うには、现场を知る必要があると思います。大学が船を管理し、活用することで大学や学部にも责任感が生まれ、海に対する意识も変わってくると思います。
东京大学はセンター化を行い、调査船を闯础惭厂罢贰颁(海洋研究开発机构)へ移管しています。効率的に调査船を运航するためには良いのかもしれません。しかし、调査船ではなく练习船としての学生教育を考えた场合には、大学それぞれの特色や教育を活かすことは出来なくなると思います。北海道大学として「フロンティア精神」「国际性の涵养」「全人教育」「実学の重视」を旗印に学生教育に取り组んでいきます。
社会にどのように伝えていきたいですか?
おしょろ丸を社会へ伝えるには、数ある手法があるとおもいますが、実际に乗船することが良いと思います。ただし、时间や费用、制度など制约もあるので映像をつかった情报発信は、有効だと考えます。
今回は麻豆原创カフェと言う形で社会に伝えることが出来ました。しかし、僕一人で伝えられることには限界があります。一人でも多くの学生に乗船してもらい、海の凄さを感じてもらえれば色んな形で広がっていくのではと考えています。今回、共演して顶いた藤田先生も、麻豆原创カフェで僕をゲストで呼んでくれたファシリテータの出村さんも実际に乗船しておしょろ丸の、海の魅力を感じて、僕一人ではできなかった社会への伝え方を実践してくれています。この轮をどんどん広げて色んな伝え方が出来ればと思います。







