「守備範囲は家族会议から国際会议まで」という幅広い場でファシリテーターとして活躍されている青木先生。ファシリテーターの役割と求められるスキルを、スライドを使わず、ホワイトボードとお話しで伝えてくださいました。
みんなで考える「ファシリテーターの役割」と「求められるスキル」

「ファシリテーターとは何か」、「それに求められるスキルとは何か」という問いを、青木先生と受講生、さらには麻豆原创の先生方も含めて一緒に考えました。「促す人」「間をとりもつ人」「何らかの形の合意形成を進める人」など、それぞれの考えるファシリテーターの役割が出てきました。また、「思いをくみとる」「质问力」といったたくさんのスキルがホワイトボードにどんどん書きだされました。
様々な人々がどう考えているのか、他の人の违う角度からの考え方を理解し、比较?検讨することで、物事をより正しく理解することができます。そこに话し合いの意味や価値がある、ということがこのワークから実感をもって理解できました。
ファシリテーターは菊と松
ファシリテーターが見ていなければならないのは、1.時間、2.参加者、3.話している中身?内容の三つだと青木先生はお話されました。会议や話し合いの場が時間内に収まるように、そして全員が主体的に関われるように、進行のブレーキ?アクセル?ハンドルを扱うのがファシリテーターです。

また、ファシリテーターは议题に関する知识を持ちすぎないことも大切です。これによって参加者に「ファシリテーターに教えなければ」という気持ちが生まれ、全员が自然に话せる状态になるのです。
ファシリテーターにとって「聴く」と「待つ」は根干となる能力です。话し合いの场では、沉黙が怖いためについ口火を切ってしまいたくなります。しかし、その気持ちを抑えて待つことが重要です。そして、人の意见も自分の意见も平等に、尊敬の気持ちを持って聴き、その人の気持ちに触れながら、场を进行するのです。
ファシリテーターになるには&丑别濒濒颈辫;「10人100回」
青木先生は「谁でもがファシリテーターになれます」と言います。ただし、一人前になるには「10人100回」。
まず违うタイプの10人のファシリテーターに出会うこと。なぜならファシリテーターが使っている技术も、手法の使い方もそれぞれだからです。それを知ったうえで、自分がどういうタイプなのかを掴みます。
そして自分がファシリテーターとして100回活动すること。ファシリテーターノートにどんな失败をしたのか、なぜ失败したのかをまとめ、その経験をしっかりと积み重ねていきます。リーダーのように引っ张っていく力と、カウンセラーのように言叶を引き出す力を场に合わせて调整することを、100回の経験の中で身につけていくのです。
さあ今日からみんなでファシリテーターになろう!
この讲义自体が青木先生によってファシリテートされていました。いつの間にか、「ファシリテーターの役割」と「求められるスキル」を自分に引き寄せて考えられるようになっていました。どんな発言をしても、青木先生が広げてくれるという安心感があり、自然に自分の考えを発表することができていました。
市民との対话の场をつくる人も、対话のテーマとなる科学や技术に直接携わる人もいますが、私は今后、どんな场面でもファシリテーターの役割を意识していきたいと思います。&苍产蝉辫;
(石桥充子 2013年度本科?北海道大学大学院理学院 修士1年)