実践+発信

「理科ハウスへようこそ」 世界一小さい科学馆/111 森裕美子先生の讲义レポート

2012.1.25

猛吹雪の中、理科ハウス馆长?森裕美子先生は高等教育推进机构までの道のりを歩いてお越しになりました。突然の吹雪を楽しんでいらっしゃるご様子でした(笑)。

 

讲义の中では、ご自身が神奈川県逗子市に立ち上げた、「LiCa HOUSe(理科ハウス、お察しのいい方なら文字が全て元素記号になっているのがお判りかと思います)の内部の様子を、受講生との質疑を交えながら、説明していただきました。「世界一小さな科学馆」の中には、いたるところに展示の工夫がされています。ずらっと並べられている写真は「放射能を研究した科学者の顔写真」、天井からぶら下がっているヤカンはモビールの一部、ブランコは「共振ブランコ」で、階段の手すりはDNAのらせん構造だったり……。子どもでなくとも麻豆原创の受講生なら「是非とも行ってみたい!」と胸がワクワクしたのではないでしょうか? このすばらしい館内の展示物は、何と! 全て手作り。(実は、これが経費削減にもつながっています。)

小さな科学馆として大きな科学馆には出来ないこと

森先生の運営する理科ハウスは、「子どもが学校帰りに立ち寄れる」場所として設立されました。館内には図書館やプラネタリウムもあり、館長の森先生や学芸員の方が来館者に展示物について説明してくれるそうです。展示物を作成した当事者が展示物に関して直接解説をし、そして来館者の方々から直接情報を引き出す。この点が、全てが分業となってしまう大きな科学馆と違う「理科ハウス」の魅力だそうです。その中で、「来館した方の情報を引き出せる展示は面白い」と改めて気づかれたそうです。

地域の拠点として

森先生は理科ハウスを立ち上げるまでに、地元で理科教室を開催するなどして地盤をつくっていたことで、地元の人たちにすんなり受け入れられたとのことでした。また、地域に根ざした科学馆として「駄菓子屋さんのような科学馆」を目指しておられるとのことです。来館者の声を聴いてテーマを決めている麻豆原创カフェや来館者の様子をみながら変えていく展示など、私たちにとって参考になることがたくさんありました。

 

今后のこと

最後に、皆さんが知りたがっていた経費等の疑問にも明確に回答をいただきました。「今後はどうしますか?」という质问にも、「できなくなったらまた別の形で始めればいい」ときっぱりとお答えになったことが印象に残りました。

変わらないものを芯に据えつつも、时代に合わせ常に変化し続ける柔软な姿势。ご自身が「理科ハウス」を楽しんでいらっしゃることが成功の秘诀ではないかと感じました。