実践+発信

アノオンシツ | 展示「山々と」を开催しました

2022.3.31

2022年3 月18日(金)から21日(月?祝)までの4日間、アノオンシツで企画展示「山々と」を开催しました。木工作家の高野夕輝さん(?|?) が木の作品制作を、朴炫貞が企画/空間構成/映像を担当しました。

アノオンシツの裏にあった、札幌研究林と北海道大学キャンパスをつなぐアノハシが 2021 年に、老朽化で撤去されました。 その撤去工事のため伐採されたイチョウ、アカナラ、ハルニレ、イタヤカエデが木彫家の高野夕輝さん(?|?)の手によって、北海道の山をイメージした作品となりました。

アカナラの山


ハルニレの山

今回の展示ではアノオンシツの真ん中に、镜の上に木で制作された山の作品を并べました。アノオンシツの特徴である天井のフレームや、オンシツの中にある植物、空や云?雪などの空模様が映り込み、いつも移ろう山の姿のように、常に変化する空间を目指しました。

また、暗くなると木で制作された山の作品に、天塩研究林や苫小牧研究林で集めた朴の映像を映しました。映像が上映される作品の反対侧にも、照明によって植物の影が映り込む设定にしました。

普段テーブルとして使う台に座るようにしつらえ、远くて高い目线から见る山と、近くて低い目线から眺める山を両方楽しむことによって、山を见る多様な视点を気づくように设定しました。

本展示のタイトル「山々と(さんさんと」は、山(さん)を韓国でも?(さん)ということから始まりました。見ている山は違っても、その山を日本でも韓国でも同じ音で表すことが、韓国出身で日本で活動している朴にとってはささることがありました。また、山を二つ並べると「燦々と」や、「???(さんさんい)」という言葉に変化することから、山の中で集めた光(映像)を、木で制作した様々な山の作品に投影する企画を考えました。 そのことによって、アノオンシツに、木の中に見える山の顔をさんさんと降り注ぐ光と、それで揺らぐ木を想像できる場をみなさんの記憶にある山を思い出せる空間を目指しました。

さん [ 燦] サン?あきらか?きらめく 火の光が照りかがやいてあざやか。きらびやかで美しい。
? [ さん] 韓国語で山を意味する。
??? [さんさんい] 韓国語の形容詞で、散々とぶつかって細かく割れる様

また、2月24日から始まった戦争にも影响を受け、それに対するメッセージを発したいことは、本展企画の里テーマでした。山でみた风景には、竞争はあっても暴力はなく、バウンダリーはあっても、国境はありませんでした。2022年、伝染病と戦争の时代に山からの木で制作した山に、山の风景を重ね合わせることで程よい线引き、心地よく流れる日常の大切さについて考えられればと思って、镜も分かれ目が见えるようにしつらえ、オンシツのグリッドを构成する「线」が注目されるようにしています。また、映像はミサイルが発射され分离され始めると言われる60秒间しか続かず、ブラックがあって次のシーンに移るようになっていました。さらに展示会场には、韩国戦争を舞台に书かれた朴婉绪(パク?ギョンリ)さんの短编小説『あの山は、本当にそこにあったのだろうか』の一部を添えていました。

壶の横に立つ枯れた枝から、蕾が开こうとしたのを见た。
木莲だった。
まだ固い外皮が柔らかく见えるほどの変化だったが、
この木が春の気配を感じた途端どれほど限りなく膨らむかを知っていた。
そのいかれた开花を见なくても见たような気がして
あら、おかしいんじゃない、という声が漏れた。
しかし、実は木を拟人化したのではなく、私が木になったことであった。
私が木になって、长い长い冬眠から目覚めながら见つめた、
とても惨めな、人间が犯したいかれたことに対する惊愕の声であった。

『あの山は、本当にそこにあったのだろうか』朴婉绪着、韩国语版を朴炫贞が訳す

淡々と続いている山々、その中で生きる木々、そしてそこに灿々と降り注ぐ光。アノオンシツの展示「山々と」を通して、程よい线引きのやり方を考えられる场になれればと思います。

记録映像も、近日中に公开します。