「地域に対して科学技术は何ができるのか」。10月20日の講義は、北海道総合政策部科学IT振興局科学技术担当局長の木場保洋さんに、行政の観点から地域の科学技术振興についてお話しいただきました。
北海道は全国で初めて科学技术振興条例を制定した地方自治体です。この条例は、科学技术によって北海道の強みを新たに作り上げることが目的です。今回は四つの取り組みを紹介していただきました。
一つ目は「知的财产」です。复数の窓口を一本化するために「北海道知的财产戦略本部」を设置し、知财相谈の「ワンストップサービス」を実现しました。中国や台湾では、北海道の地名を胜手に商标登録される例が后をたちません。これを监视し、市场进出する际に困らないように対策を讲じているそうです。
北海道では各地で农、林、水产、产业、环境など様々な分野の研究が行われています。しかし、分野横断的な研究は行いにくい环境でした。そこで「地方独立行政法人北海道立総合研究机构(道総研)」を设立し、研究を行っています。これが二つ目の取り组みです。年间2,000万円を投资し、现在は「食」「住」「林」の叁课题を推进しています。地域特性を生かしたエコ住宅の开発などが望まれています。
「食」と「环境」において北海道は既に他地域より优位な立场にありますが、これに「健康?医疗」を加えて北海道の新たな武器を作ろうというのが叁つ目の取り组みです。「北大リサーチ&ビジネスパーク」という产学官连携の拠点を作り、栄养価の高いことが研究で明らかになった黒大豆を用いて商品开発を行いました。また、人工関节の早期実用化を図る取り组みなど、新たな创薬や医疗机器の开発を推进し、10年后にイノベーションを起こすような挑戦的な取り组みも行われています。
四つ目は、こういった科学技术振興を担う人材の育成や、イベントやセミナーを通じて道民に科学技术を広く知ってもらい、理解を深めてもらう活動への取り組みです。
北海道は、地域の科学技术振興によって生まれた技術を道民が活用し、産業が振興していくことを目指しています。地域振兴における科学技术の役割は、まだまだ可能性があるのではないかと感じました。
レポート:诸冈七美(选科生)