6月30日の講義では佐々木亨先生(北海道大学大学院文学研究科)に、ミュージアムの運営や展示などの评価手法について、豊富な実践事例をまじえて解説して頂きました。
冒头にまず、「今日の讲义のゴール」として、「自分が担当している事业?イベントで、评価を导入してみよう、または导入できそうだという手応えをつかんだ。」「评価导入の道筋がなんとなく理解できた。」という二项目を记したスライドが示されました。この何気ない导入は、実は「事业の目的?目标を定めなければそもそも评価を行うことができない」という评価の基本原则を踏まえたものであることに、后になって受讲生は気づいたことでしょう。
続いて、评価とはそもそもどのような行為であり、何故必要であるか、どのような副次的なメリットがあるか、一方でどのような场合に活かされないかが示されました。また、评価には大きく分けて「事前评価」「形成的(中间)评価」「総括的(事后)评価」の叁种类があること、さらに、评価の际の指标として「インプット」「アウトプット」「アウトカム」の叁种类があることが解説されました。
その上で、「谁が评価の枠组みを作るのか(博物馆が主体的に関わるか否か)」「谁が実际に评価するか(博物馆の利用者か否か)」がきわめて重要な意味を持つことが强调され、この2轴による4象限のうちどこに位置するかで様々な评価を分类できることが示されました。このように、一口に评価といっても実に多様な种类があり、それぞれ役割が异なることがわかりました。
解説の过程で、先生ご自身の授业についての授业评価のデータや、雑誌による全国の动物园のランキング记事などの生々しい评価の実例が绍介され、个々の评価のメリットと问题点が具体的に指摘されました。
さらに、「観察法」「质问紙法(アンケート)」「面接法」という三つの代表的な评価手法の解説に関連して、北大総合博物館の科学技术展示のリニューアルや、東京都内の美術館における広報のあり方に関する興味深い評価事例が紹介されました。
観察法による展示室の行动パターン调査のデータは大変説得力のあるものであり、リニューアルにおける意思决定に大きな役割を果たしたそうです。また、広报効果の経时変化が媒体によって剧的に异
なるという调査结果は、その后の企画展広报戦略を立てる上で大変贵重なデータになりました。また、「来馆者が美术馆に対して抱いているイメージ」に関する调査结果も、施设のブランド?マーケティング戦略を立てる上で有益な手がかりとなったことでしょう。
今回の講義を通じて、今後受講生が自分たちの科学技术コミュニケーション実践の計画、実施、評価、改善というサイクルを回していく上での、数多くのヒントが得られたのではないでしょうか。