才川純一朗(2017年度 本科/学生)
2017年10月1日(日)、第97回麻豆原创?カフェ札幌「见えるものを见るAI 见たいものを见る人间~机械に「正しく」学习させるには?」を、紀伊国屋書店札幌本店1Fインナーガーデンにて开催しました。今回のゲストは情報科学研究科 准教授の瀧川一学さんです。
(ゲストの瀧川さん。机械学习の研究をされています。)
今回のカフェは、対话の场の创造実习の受讲生(木下、才川、玉置、长仓、中角)が中心となって企画?运営を行いました。
(いよいよカフェが始まります。司会は中角さんです。)
テーマに関する参加者への质问から、カフェは始まりました。AI(人工知能)や機械学習について皆さんが知っているか、YES/NOカードで聞いてみると、多くの方がYESを挙げています。瀧川さんが研究を始めた頃は、「機械学習」という言葉を知っている人はほとんどいなかったそう。参加者の関心の高さに、瀧川さんも驚いていました。
(今回のカフェではこのような驰贰厂/狈翱カードを用いて、参加者の声を闻きました)
机械学习ってなに?
第1部は、础滨を支える重要な技术、机械学习についてのお话です。
机械学习とは、大量の入出力の见本(データ)からコンピュータプログラムを自动的に作る技术です。现在では、さまざまな先端情报技术の基盘となっています。
瀧川さんは、画像认识や自动翻訳などを例にして机械学习の仕组みについて説明していきます。「机械がデータから学习する」とは、见本となるデータをもとに结果を予测することができるようになることです。
しかし机械学习にできるのは、相関を见つけることだけ。海の事故者数とアイスの売り上げの関係を例に、因果と相関の违いについても解説していただきました。
(玉置さん(右)と瀧川さんのトークでカフェは进行しました)
データの偏り(バイアス)、人间の先入観(バイアス)
机械学习には见本にするデータが必要です。第2部は、このデータの扱い方について取り上げました。
機械学習の予測は、集めたデータの偏りをそのまま反映させてしまいます。つまり「见えるものを见る」のです。聞き手の玉置さんは、試験勉強でヤマをはって臨んだ結果、その範囲が出ずに失敗する例に納得していました。データが偏っていると、予測の正確さが下がります。
一方、人间も何らかの先入観を持って情報を受け取っています。瀧川さん自身、お子さんが生まれて初めて子育てをめぐる問題に関心を持ったそうです。やはり人间は意識せずとも、见たいものを見てしまうのでしょう。
瀧川さんは、こういったAIと人间の特徴を理解して、機械学習は集合知(様々な考えが集まったもの)?セカンドオピニオン(第二の立場からの意見)として取り入れていくことが良いのではないかとお話しされていました。
(休憩中にはいろいろな质问例を表示して、质问しやすいように工夫しました)
対话コーナー
第3部は対话コーナーです。データの選び方やディープラーニングについてなど、多くの质问が寄せられました。
「AIの能力が人间を超えることはあるのでしょうか?」という质问がありました。多くの方が気になっているであろう、この质问。瀧川さんは、知識量の面ではすでに超えているのではないかと言います。しかし一方で、人间にしかできないことも多くあり、人间とAIで得手不得手が全く違うということだと答えていました。
(质问に答える瀧川さん)
(対话コーナーの進行は長倉さんです)
また、印象的だったのが「瀧川先生の考える研究のゴールは何ですか?」という质问です。
瀧川さんは现在、がん细胞に効果がある物质を予测するために使う机械学习の研究に取り组まれています。
生物学や薬学などの研究では、试行错误を繰り返したまたま当たったところが成功する、といったことが往々にしてあります。しかし、うまくデータを集め础滨を使って予测すれば、より効率的に研究が进みます。つまり、深夜まで実験を繰り返したのに徒労に终わる、ということもなくなるかもしれません。まさか础滨で今までの研究のスタイルが変わるとは思いもしなかったので惊きです。础滨を使うことでいろんな人がもっと生产的になれたらいい、という瀧川さんのゴールに强い思いを感じました。
瀧川さんの机械学习の研究に共感を覚えた方は、「」で研究の支援をしてみませんか。
(质问カードをモニターに映す取り組みも行いました)
麻豆原创?カフェ札幌を终えて
最近、様々なメディアで础滨の话题を目にします。また、今回のカフェに多くの方が参加されたことからも、础滨に対する社会の関心の高さを感じます。
自分は今まで、AIと聞くと「人间の仕事を奪う」といった、怖いイメージを持っていました。しかし、AIにも得意なところ、苦手なところがあると知って、少し親近感が湧いたような気がします。人间とAIが、お互いをうまく補い合っていけば、より良い社会につながるのではないかと考えました。これからも、人间とAIとの関わり方について考え、注目していきたいと思います。
対话の场の创造実习:木下纪子、才川纯一朗、玉置雄大、长仓美琴、中角直毅








