【レポート:池田贵子(北海道大学獣医学研究科博士課程修了?2014年度麻豆原创本科受講生)】
2014年10月26日。すっかり秋も深まり、街の樹々も金色に灯った日曜日。今年で10年目をむかえる札幌デザインウィークの最終日に、 麻豆原创がアート×麻豆原创?ワークショップを出展しました。タイトルは、「おしえて!マトリョーシカ」。私達と自然とのつながりを、マトリョーシカの入れ子構造になぞらえて子供たちに楽しく感じてもらおう、という企画です。
じつはこれが、私达2014年度グラフィックデザイン班の初めての共同作业。しかも、メンバー5人とも、イベント企画は初体験。デザインウィークという大舞台に、颁辞厂罢贰笔の看板を背负ってのぞむプレッシャーはかなりのものです。半年间あたためてきたこの企画、はたしてうまくいくでしょうか????
いきなりマト外れ &谤补谤谤; 作戦変更
13:00。札幌駅前通地下歩行空间(チ?カ?ホ)の一角でワークショップがスタートしました。
が、なかなかお客さんが入りません!思えばここは地下歩行空间。予约制でもなければ、通りかかる人の年齢も性别も趣味嗜好もバラバラなのです。受付&谤补谤谤;待机&谤补谤谤;授业&谤补谤谤;お絵かき&谤补谤谤;记念撮影、という整然とした流れを想定していた私达の思惑はみごとに里切られ、緻密に练ったタイムテーブルは开始10分で反古になりました。
急遽、テーブルや椅子の配置を大きく変え、だれでも気軽にまずはお絵かきができるコーナーを通路侧に作ることにします。
気軽にお絵かき。
たしかにこのほうが敷居が低いですよね。チ?カ?ホの特性を考虑していなかった、私达のミスでした。ですが、この临机応変な対応は、皆さすがです!徐々にお客さんが入り始めました。
私达が事前に作成したマトリョーシカの展示エリアは常に盛况です。やはり形あるものは目を惹きます。これらのマトリョーシカにはそれぞれテーマがあり、渡邉纲介さん(北海道大学生命科学院修士1年)がお客さん一人ひとりに恳切丁寧な解説をしてくれています。
いよいよ授业
さて、子供たちにはお絵かきエリアから授业エリアに移动してもらい、こんどは先生による纸芝居の时间です。先生役はもちろん私达自身。メンバー全员が理系の大学院生であることをいかし、自分たちでデザインしたマトリョーシカと纸芝居をつかって、身近な科学のおもしろさを伝えます。
1时间目 「土のひみつ」
岩石が生物の力で徐々に土に変わっていく长い长い歴史を、小仓加世子さん(北海道大学农学院修士1年)が楽しく解説します。子供たちの目はかわいい纸芝居に钉付けです。
2时间目 「緑のふしぎ」
緑の叶っぱが红叶する秘密を、佐藤はるかさん(北海道大学生命科学院修士1年)が解き明かします。スマホ顕微镜を使って叶緑素を観察するアイデアは斩新ですね。折しも季节は秋。タイムリーです。
3时间目 「狐のなやみ」
本日最後の授業は、道民リテラシーともいうべきエキノコックス対策について。池田贵子(北海道大学獣医学研究科博士課程修了)が動物たちの目線で紹介します。キツネを殺さなくても、ヒトへの感染は防げるんです。
お絵かきタイム
授业の后はふたたびお絵かきタイム。マトリョーシカ型の厚纸に自由に絵を描く子、涂り絵に色铅笔やマスキングテープで饰り付けをする子。保护者の方々も一绪になって、オリジナルデザインのマトリョーシカが出来上がっていきます。
おみやげに写真と解説を
できた作品と一绪に写真撮影をして、マトリョーシカの颜はめパネルに贴って终了です。このパネル、意外にも大人にも人気でした。もう一枚の写真と作品は、おみやげとして持ち帰ってもらいました。竹内桂介さん(北海道大学保健科学院修士1年)が中心となってテキパキと撮影を进めてくれました。さらに、保护者向けのすこしくわしい解説パンフレットも用意しました。
さいごに
子供たちに科学に兴味をもってもらう、という目的ではじめたこの企画でしたが、テーマ设定や进行について、当初かなり悩みました。小さな子には难し过ぎないだろうか、2时间という制约のなかでどうしたら面白いと感じてくれるだろうか。いや待てよ、そもそも科学に兴味をもってもらう必要があるのだろうか????イベント企画初心者の私达にとっては、暗中模索の日々が続きました。
ふと、自分自身の小学生时代を思い出しました。私に限って言えば、じつは「理科」という科目には1ミリも兴味がもてませんでした。でも、海や星や动物は大好きでした。高校时代の「数学」の模试では、しばしば壊灭的な点数をとっていました。でも今、大好きな动物の研究のために楽しんで数学を使っています。
结局のところ、人间のモチベーションとはそういうものなのでしょう。好きなモノのためならば、苦手なモノもいつしか克服出来てしまう。ならば、子供たちに何かを伝えねば!と気负う必要はなく、楽しそうなカガクの欠片でも拾って帰ってもらえればいいのではないか。5ヶ月间の準备期间と2时间のワークショップ本番をとおして、そんな结论に达しました。
おっかなびっくりで临んだこの企画も、12月にすでに第2回が予定されています。
性格も専门もバラバラでぎこちなく始まった私达ですが、だんだんとお互いの得意分野がわかってくるうちに、各自が自分にしかできない役割を自然とひきうけるようになっていきました。今ではお互い、ちょうど良い具合に、谁が欠けても困る存在です。使うマトリョーシカは5体でワンセット。私达グラフィックデザイン班も5人でワンセット。さて次回はどんなカガク反応が起きるか、楽しみです。
ワークショップ当日は、田中泰生さん(北海道大学农学院修士1年)、佐々木学さん(北海道大学职员)、秋保沙央里さん(北海道庁职员)、内山明さん(北海道大学农学院修士1年)にサポートしてもらいました。本当にありがとうございました。











