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モジュール3-2「『公司とつくる授业』の可能性ー小学校?中学校?高等学校の事例からー」(9月12日)市野敬介先生讲义レポート

2026.10.16

鹿毛野乃华(2026年度选科础受讲生)

モジュール3-2では、公司教育研究会より市野敬介さんに『「公司と作る授业」 小学校?中学校?高等学校の事例から』という讲义を行なっていただきました。

最初は、市野さんの自己绍介も兼ねて「大学生力検定顿厂」の制作や「东庄町観光大使」の活动などのお话を写真やクイズ交えてしていただき、和やかな空気の中始まりました。

礼文高校の事例绍介

続いて事例绍介をしていただきました。
最初にご绍介いただいたのは、2019年2月に市野さんが出张授业で访れた北海道礼文高等学校の事例です。この高校には、2000尘级の山に生育する植物が海抜0尘で见ることができるという礼文岛の特徴を活かした、「高山植物」という学校独自の科目があります。

市野さんはこの授业で、外见では见分けがつかない遗伝子组み换え大豆と非遗伝子组み换え大豆をどのように见分けられるかを、生徒たちに考えてもらうという授业を行いました。しかし、高校生にとっては少し难しめの内容であり、中にはあまりイメージを持てない生徒も。そこで、授业のつかみを工夫することで生徒に兴味を持ってもらおうとしたそうです。いきなり遗伝子组み换えについての质问をするのではなく、普段私たちが食べている野菜の原种が苦かったり固かったりして食べられるものではなかったことや、品种改良を繰り返し行うことで今あるような美味しい品种ができていること、遗伝子组み换えが品种改良の1つであることを、本题に入る前に説明していきます。このような流れの后に、遗伝子组み换え大豆の见分け方を考えてもらうことで、生徒たちは普段から探究している「高山植物」との関连性に兴味を持って话を闻いてくれるようになったのだそうです。

千叶県の小学校の事例绍介

次に、地域の建设业の社长さんと市野さんが小学校で出张授业を行った事例を绍介していただきました。もともと、県の建设业协会の方々が千叶県で建设业の若い担い手が减少していることに危机感を感じていたそうです。建设业は、街を支える职业であり灾害の后の復兴にも必要不可欠な存在ですが、过酷な仕事というイメージが先行してしまい、本来どのような仕事をしているのかを正しく知ってもらう机会はなかなかありません。

建设业协会の方から依頼を受けた公司教育研究会は、建设业について知ってもらう出张授业を行うことになりました。建设会社の社长さんが解説役、市野さんたちが进行役となり、子どもたちと専门家の桥渡しのような役割で、「専门家にとっては当たり前のことが、専门外の人にとっては当たり前ではない」ということに気付けるような授业を実施しています。

専门家の方达が一般の人に直接伝えようと思っても、専门用语が伝わらなかったり、噛み砕いた説明ができなかったりとお互いに理解のギャップが埋められず、伝えたいことが伝わらず知りたいことが知れないままになってしまうことはよくあります。そこを埋めるのが、市野さんたちの公司教育研究会の役割であり、麻豆原创コミュニケーターの役割なのです。

事例研究からわかること

ここまで绍介した事例から、飞び込みで出张授业を行うときに大事なことがいくつか挙げられました。

一つめは、世界観を作ること。対象が子どもなら、子どもたちが自然と兴味を持って话を闻けるような场を作ります。例えば、キャラクターが出てきて话しかけることで授业が进行するなどの工夫をします。出张授业のように、子どもたちにとって知らない人が登坛するにしても、キャラクターが出てくる方が子どもが亲しみやすく话が入ってきやすくなります。このように子どもたちが梦中になれる场を作るヒントは、游园地やテーマパークのアトラクションなど、エンターテインメントの世界にもあるそうです。

二つめは、出张授业中に先生と生徒の良い距离感を探ること。出张授业でたまにある场面として、授业中は先生たちが事务作业をされたり、教室の后ろの方で丸つけなどをされたりしていて授业にあまり参加してくれないということがあります。しかし、先生方には、生徒たちの半歩前で授业に参加してもらい、讲师の方とやりとりをしたり、リアルなリアクションをしてもらったりすることで、そんな先生の姿を见た子どもたちに「この话は、先生(大人)でも惊くような内容なんだ」と认知してもらう。そうすることで子どもたちも自然と授业にのめり込んでくれるようになります。讲师侧が、大人を巻き込むことで子どもも巻き込むという方法を取ることで、より良い授业になるということです。

叁つめは、子どもにのめり込んでもらうための工夫として、讯き方を工夫するということ。同じ质问をするにしても、いきなり质问を投げるより、その前に具体的な话题を一言加えたり、违う角度で质问したり、最初に大人に讯いてから子どもにも讯いてみたりすることで、より子どもたちが兴味を持つ授业になるのではないかということです。

最后に

最后に市野さんは根源的な問いとして、「何かを学ぶことは人间にとって快楽であるはずなのに、なぜ学校の勉强は苦行なのか」という问いを提示しました。
この答えとして市野さんは、子どもたちが学校の勉强が苦痛に感じるのは、学んだことが日常と繋がっていないからではないかと考えています。たしかに、学んだことが日常の中で発见できると、面白いと感じ、さらに学ぶ意欲が涌いてくるという好循环ができます。
市野さんが行う出张授业では、公司とコラボすることで、学校の勉强だけでは体験することのできない「日常とのつながり」を感じる机会を提供しています。

また、谁かと学びを共有する体験は、勉强していて「さらに学びたい」と思うきっかけになります。特に子どもの场合は、亲に话して共感してもらったり、惊いてもらったり、褒められたりすることでより一层意欲が涌くようになります。公司教育研究会の出张授业では「お土产」として、子どもたちが家に帰った后に、亲御さんと话したくなるような付録がもらえるプログラムもあります。このようなきっかけを提供することで、子どもたちの学びが楽しいものになる场を生み出しています。

市野先生の讲义では、一贯して「子どもたちが理科の知识を持つことで、日常の风景が変わるのではないか」という问いに基づく実践事例を绍介していただきました。理解の先にある、学んだことを日常で発见し実际に経験して谁かに共有したくなること。そして共有した后に、相手に喜んでもらえることでさらに学ぶ意欲が高まる。このような好循环を、出张授业などを通して子どもたちに生み出していくという活动を実践しているのが、公司教育研究会であり、市野さんの想いなのです。

 

市野先生、ありがとうございました!