细川真那(2026年度本科受讲生/知の発信)
モジュール2-3の讲义では、「伝えるライティング?伝えるプレゼンテーション」という题で、北海道大学颁辞厂罢贰笔特任助教の本平航大先生に讲义をいただきました。

闻き手のことを考えて伝える
『闻き手のことを考えて伝える』ことがプレゼンテーションの本質である、という導入から始まったこの講義。まず、受講生同士で、「よいプレゼンテーションとは何か?」について意見を出し合いました。「そもそもの内容が面白い」「話す人の人生経験が感じられる」「メッセージ性がある」など、様々な意見が出ました。よいプレゼンテーションに惹かれる理由を言語化し、そこから学んでいくことがプレゼンテーションへ向き合うことに必要であるといいます。
今回の講義では、実際にいくつかのプレゼンテーションなどを視聴することによって、何を感じるのかの言語化に取り組みました。過去の麻豆原创講義を視聴し、なぜ話に引き込まれるのかを考えました。また、TED Talkの動画では、メッセージを直接伝えているわけではないのに、視聴者の心に伝えたいことが残る、という経験をしました。さらに、「もうじきたべられるぼく」というアニメーションを視聴しました。プレゼンテーションではありませんが、見ている人に直接メッセージを明示しているわけではないのに、その描写やセリフから、語りかけてくるメッセージがありました。これは、プレゼンテーションにも通じるものがあります。これらの言語化を通して、他の人のプレゼンテーションからよいプレゼンテーションであると感じる要素や理由を抽出し、自分のプレゼンテーションを見直す機会としました。さらに、本平先生に同じ内容で2パターンのプレゼンテーションを実演していただきました。この実演から、話し方や資料の見せ方を変えることで、印象の残り方が変わる、ということを実感することができました。

こうした実践をきっかけに、他の人のプレゼンテーションから要素を抽出し、自分自身のプレゼンテーションの课题を见つけるという学び方についても触れられました。ただし、プレゼンテーションの基本を理解していなければ、そもそも何が良いのかを分析することもできません。また、他人の手法をそのまま真似る必要はなく、自分に合わないものは无理に取り入れなくてよいこと、そして参考になるのはプレゼンテーションに限らないということも强调されていました。
届けたいメッセージは何?
讲义で特に印象的だったのが、闻き手に最も届けたいメッセージ、いわゆるメインメッセージ?テイクホームメッセージを明确にすることの重要性です。そのためには、聴众や読者を深く分析する必要があります。例えば、高校生に向けて话をする场合、「高校生」という括りだけでは分析として粗すぎるといいます。こちらが伝えることに対して、どれくらいの兴味を持っているのか、どんな行动をしているのか、というところまで掘り下げて初めて、届けるべきメッセージの轮郭が见えてくるとのことです。特に记事の执笔などのライティングの场合は、プレゼンテーションと违って闻き手の反応をリアルタイムで确认できず、また、一度世の中に出してしまうと修正が难しいケースが多いため、このターゲット分析がより重要になるとのことでした。

闻き手の心を动かすストーリー
また、闻き手の心を动かすのは、情报そのものではなくストーリーであるということも学びました。ストーリーを通すことで、闻き手の中に自発的に感情が生まれ、それが纳得感や记忆の定着につながっていきます。加えて、非言语的なコミュニケーションがプレゼンテーションに与える影响の大きさや、感情の変化を意図した情报の届け方についてもお话しされました。心を动かす表现という点では、発信者侧の言叶ではなく、聴众や読者の言语で语ることの大切さが挙げられました。刺さるポイントは人によって异なるため、一つの表现にこだわらず、复数の伝え方を用意しておくことも有効だといいます。他人のプレゼンテーションを见る际にも、相手の感情がどこで动いたのかをチェックしながら见ることが、自分自身の学びにつながっていくのだと感じました。
今回の講義を通して、プレゼンテーションやライティングは、伝えたいことを一方的に発信する行為ではなく、聞き手?読み手を深く理解した上で成り立つコミュニケーションであるということを改めて実感しました。冒頭で語られた『闻き手のことを考えて伝える』という言葉の意味を、実演や議論を通して具体的に掴むことができた講義でした。今回の講義での学びを、今後のプレゼンテーション実践の起点にしたいと思います。

本平先生ありがとうございました。