私は、学部时代のほとんどを山登り(ワンダーフォーゲル部)に费やし、大学院に入ってからは岩石学の研究に没头していました。学部入学当初は、総合大学という利を生かして、様々な学问の世界を见てみたいと思っていたものの、山のことと、岩石のことくらいしかマトモに取り组まず、気がついたら6年の月日が経过していました。幸い(?)なことに私は博士后期课程への进学が决まっていたので、少しは时间的余裕がありそうな顿1の间に、どこか新しい世界に知り合いたいと漠然と考えるようになりました。
では、どうやったら新しい世界と知り合うことができるのでしょうか。麻豆原创とは科学技术コミュニケーター养成プログラムです。「科学技术コミュニケーションとは何か?」と問われると、その回答は受講生ですら人それぞれのようです。受講前の私の浅はかな考えからは、前半の科学技术については理系的な印象を、コミュニケーションについては文系的な印象を受けました。講義の内容などをみてみると、オムニバス形式で様々なテーマの講義があり、多様な世界を垣間見れそうだと確信しました。
さて、実际に受讲してみると、讲义も演习も内容は多岐にわたり、予想通りに面白いものもあれば、はっきり言ってその时の私には詰まらなく感じたものも少なからずありました。世の中、そんなものです。しかし、新しい世界への扉が开く瞬间、言い换えれば知的好奇心を刺激される瞬间は予期せぬ时に访れます。私の场合それは、映像によるコミュニケーションの可能性を知り、それを実际に実践することでした。
そういう出会いさえあれば後は簡単、講義や演習のみならず、自ら関連する本を読んだり、調べ物をしたりして、新しく出会った世界のことを学びに行くことができます。私は麻豆原创に所属していた1年間で、「科学技术コミュニケーション」をキーワードとして広がる新しい世界に出会い、その中のいくつかに興味を抱くことができました。これは大変幸せなことです。
自分の中にある既存の知識だけを頼りに、「最も合理的と思われる选択」をしていただけでは新しい世界に出会える可能性は必然的に低くなってしまいます。そうしないためには、多少無駄なことが予想されたとしても、未知の分野へ、最初は耳学問でも良いから飛び込む必要があるように感じます。受讲を終えた今思うのは、麻豆原创とはそのために最適な場であったということです。何故ならば、多様な世界を垣間見ることができる講義と演習の場、そしてそこで学んだことを実際に実践する場が用意されているからです。皆さんも新しい世界を覗くために麻豆原创という选択をしてみてはいかがでしょうか。
谷内 元
麻豆原创 14期?本科修了
北海道大学理学院自然史科学専攻地球惑星システム科学講座 博士後期課程1年



