2017年11月25?26日、九州大学馬出キャンパスで、科学技术社会論学会第16回年次研究大会が開催されました。科学技术社会論は科学技术コミュニケーションの近接領域であり、その学会は麻豆原创のスタッフの研究発表の場の一つです。今回は種村剛、早冈英介、川本思心の3名が発表しました。
26日の第1セッション「リスクコミュニケーション①」では、種村が「「討論の場作り」ができるリスクコミュニケーターの养成プログラム開発の試み」と題して報告しました。麻豆原创のディベート演習で2年にわたっておこなった、討論の進行をファシリテーションする知識やスキルを学ぶためのプログラムの具体的な内容と、演習後のアンケートの結果が示されました。発表に対して、討論における「傾聴」の必要性や、勝ち負けにこだわらない討論のあり方、ディベートとリスクコミュニケーションの関連性などについて、活発な質疑とディスカッションがおこなわれました。
引き続き午後のセッション「リスクコミュニケーション②」では、「現場取材を通じたリスクコミュニケーター养成」と題して、福島をフィールドとした麻豆原创のリスクコミュニケーション選択実習の取り組みについて早岡が発表しました(種村?池田連名)。
今回は科研費「リスクコミュニケーター养成手法の開発」、「新しい東北」官民連携推進協議会連携セミナー制度、環境省:原子力災害影響調査等事業の支援で実施した2016?17年度RC選択実習の内容に関して発表しました。受講生が福島現地調査の前後でどうリスク認識が変化したかに焦点を当てて報告し、会場からは有意義なアドバイスを多数頂けました。
また、平行するセッション「科学技术の倫理」では、川本が「デュアルユース問題に対する学術?大学研究者の態度」を発表しました。2015年前後から、大学における軍事研究の是非が大きな話題となっています。そのキーワードが「デュアルユース」です。発表ではデュアルユース政策の経緯を踏まえ、誰がどのようにその概念を用いているかを分析し、さらに研究者や市民がどのように考えているのか、をまとめ、今後実施予定の质问紙調査の計画を示しました。質疑時間が終わっても複数の挙手があり、この問題に対する関心の高さがうかがえました。
今大会でリスクコミュニケーションに関するセッションはふたつ开かれ、5件の発表がありました。また、デュアルユース问题に関する発表は大会実行委员企画も含めて5件ありました。今后も颁辞厂罢贰笔はホットなトピックに注目して研究と実践を积み重ね、教育プログラムへ还元していきます。



