山本 晶絵(2017年度 本科/学生)
9月10日(日)、北海道大学大学院文学研究科 専門研究員の久井貴世さんをゲストにお招きし、第96回麻豆原创?カフェ札幌「鹤の今昔、拝见つかまツル!~古文书から読み解くツルの生态~」を开催しました。
(ゲストの久井贵世さん。「ツルと人との関係史」が研究テーマです)
9月の札幌はすっかり秋模様。北东向きに配置された会场に、秋の日差しが降り注ぎます。今回のカフェは、対话の场の创造実习の受讲生(小川、谷口、鹤饲、桥本、山本)が中心となって企画?运営を行いました。
(この配置は初の试みでした。まもなくカフェが始まります)
ツルのいろは
久井さんのお话をより楽しむために、まずはツルに関するおさらいからスタートです。
(鹤饲さん。第1问の答えは意外とタンチョウ(単调)でしたね)
今回のカフェで话题の中心となるタンチョウは、実は明治时代以前の生息実态が十分に解明されていません。久井さんは、タンチョウを含む「过去のツル」の実态を明らかにすべく、研究に取り组んでいます。
ツルと久井さんの出会い
「いちばん好きな鸟はカラスです」
「ずっとツルに兴味があった、と言いたいところですが&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;最初は猛禽类の铅中毒を研究したいと思っていました」
「ツルとはビジネスライクの関係です」
次々と飞び出す、衝撃の告白。ではなぜ、久井さんはツルの研究を&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;?
(指し棒の先にもツル。実はこれ&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;靴べらでした!)
ツル研究との出会いは、大学生のとき。卒业论文のテーマを决める际、当时の先生からある古い资料を绍介されたことがきっかけで、「过去のツル」研究が始まったそうです。「札幌にもツルがいたんだ!」という惊きが、久井さんのやる気スイッチを翱狈にしたとのこと。
ツルと人との関係
(闻き手は小川さん。话题は久井さんの研究内容へと移ります)
「过去のツル」の调査手法は、湿原に出かけてツルにインタビュー&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;ではなく、文献调査が中心です。
全国の図书馆へ出かけ、ツルに関する记述がありそうな资料をひたすら読み(めくる)、ツルに関する记述を探し(みつける)、内容を検証します(よみとく)。そして、その成果を论文や学会で発信する(つたえる)のが、久井さんの研究の流れです。
今回のカフェでは、来场者の方も久井さんの研究の一部を体験しました。さて、この资料からツルを见つけられるでしょうか?
(この资料からツルを见つけられるでしょうか?久井さんによると、ツルに「呼ばれる」ことがコツの一つだそう)
资料を読み解いていくと、江戸时代の人びとがツルをかなり正确に识别していたことがわかります。ツルは当时の社会において、権威を象徴する极めて重要な鸟でした。そのため、多くの记録や情报が残っています。久井さんは、「ツルと人との関係」があったからこそ、自分は文献を用いて研究ができるのだとおっしゃいました。
(江戸时代の伟い人びとは、ツルを获ったり、赠ったり、食べたりしていた&丑别濒濒颈辫;&丑别濒濒颈辫;?)
鶴の品々、拝见つかまツル!
私たちは现在、ツルを获ることも、赠ることも、食べることもしなくなりました。「ツルと人との関係」は今、どうなっているのでしょうか。
今回のカフェでは、久井さんの「鹤の品々(ツルグッズ)」をお借りし、会場後方に展示しました。おめでたい日によく見かけるツルですが、実は日常のなかの様々なところにも隠れていることがわかります。
(会场?展示担当の桥本さん。展示は开场前、休憩中、终了后と大盛况でした)
「ツルと人との関係」はかたちを変えて、現在に続いているのかもしれませんね。(久井さんの「鹤の品々」の詳細はへ)
质问コーナー
休憩後は质问コーナーへと移ります。ツルのこと、研究のこと、保護活動との関係など、様々な质问が寄せられました。
(衣装替えをした久井さん(手前)と筆者。ホワイトボードには质问がびっしり!)
※カフェのなかで取り上げることのできなかった质问に対する久井さんのご回答は、記事を改めてご報告します。
今日のテーマは「麻豆原创」でしたか?
最後は、私たち受講生が久井さんを麻豆原创?カフェのゲストにお招きした理由について、お話ししました。それは、「生态」という言葉を辞書的な意味で「生活のありさま」と定義するならば、人との関係も含めた全体が、ツルの生态ではないか。この「重なり」の部分を扱う久井さんも「ツルの生态」学者ではないかと、考えたためです。
(いよいよ话はカフェのまとめへ)
これに対し、久井さんは「西洋の科学はツルならツルだけを研究対象にします。しかし、歴史鸟类学の手法を使った研究ではツルから人を、人からツルを浮かび上がらせることができます」とおっしゃいました。かつての江戸时代の本草学のように、「人との関わり」を通して対象を捉えることで新たな视点をもたらした点に、久井さんの研究の独自性があるのだと思います。
(水引がモチーフの赤いバッヂ。「ツルと人との関係」を思い出すきっかけとなることを愿って、来场者の方々にもお渡ししました)

対话の场の创造実习:山本晶絵、小川恵子、谷口季子、鹤饲里菜、桥本慎太郎
※カフェのなかで取り上げることのできなかった质问に対する久井さんのご回答は、記事を改め「後編」としてご報告します。(10月上旬に公開予定)











