今回は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの柴田英昭さんをゲストに迎えて、森と土の魅力について、さわやかに、そして时に热く语っていただきました。

北方生物圏フィールド科学センターの柴田英昭さん

たくさんの方にご来场いただきました
北海道大学は世界一の规模を夸る研究林を持っています。道内に6ヶ所、本州に1カ所あり、総面积はおよそ7万丑补に及びます。以前は演习林と呼んでいましたが、2001年に农学部附属演习林を改组して、北大北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーションとなりました。
柴田さんの研究フィールドである雨龙研究林は、1901年、北大で最初に创设された约2.4万丑补の広大な森です。専门である「森林における土壌の役割」や「二酸化炭素や养分の循环」といった研究から明らかになってきたことを、分かりやすくお话しいただきました。
今回のカフェの特徴は、映像を活用し、パワーポイントなどのスライドを极力减らしたことです。
2010年9月16日から18日にかけて、私たちスタッフは、名寄市の森林圏ステーション北管理部の宿泊施设に泊まり込んで、雨龙研究林の森林や土壌の様子、そこで研究する大学院生などの姿を撮影してきました。
电线や建物など、人工物の一切无い、手付かずの森。人の声も町の音も一切无く、风にそよぐ木の叶の音、野鸟の声しか闻こえません。これほど広大な原生林の中に身を置いたのは、私たちにとっても初めての体験でした。

撮影するスタッフたち
また森や土の様子だけでなく、现地の研究者の声や调査の様子もカメラにおさめました。麻豆原创カフェは、こうした映像を见てもらいながら话を进めました。少しでも皆さんに原始の森の空気や、现场の雰囲気を感じてもらえたらうれしいです。

左の画面で説明のスライド、右に映像を流しました
森の中にはササが密生しているので、その下の地面は真っ暗で、树木の种が落ちても光が足りず、あまり育ちません。そうしたササの多い森では古い木が倒れ、その倒木が苗床になって、新しい命を育む、「倒木更新」という现象がみられます。

雨龙研究林での撮影で、倒木の前で説明する柴田さん

ササの下の土壌を见せていただく
林业では邪魔者扱いされるササですが、森林にとっては决して悪い影响ばかりでなく、土壌浸食を防ぎ、炭素を蓄积し、水质保全の役割を果たす等の役割があることも分かってきたそうです。
森の土を掘ってみると、有机物が豊富に含まれる黒い部分はとても薄いことが分かります。そのわずかな层が大きな树木を支え、たくさんの生き物の住処となっているのです。
また森では、落ち叶や生物の死骸などの有机物が土壌微生物などによって分解されて土となり、それが栄养となって植物に吸収され、また新たな叶を作るというサイクルがあります。
人间社会ではリサイクルの仕组みを作るのも简単ではありませんが、自然界ではあらゆる物质が循环しているのです。
时々、クイズも出しながら进行しました。
テーブルとして使われている大きなアカエゾマツの切り株をスクリーンに映し出し、树齢を寻ねました。

切り株で作った大きなテーブル
フロアからは、100年、200年、300年、1000年と、オークションのように声が上がります。さらに同じアカエゾマツの小さな切り株を取り出し、この树齢は?と会场に闻きました。

小さな切り株
レポート:安倍 隆(あんばい たかし:本科生)
写真撮影:安倍 晴日(あんばい はるか)
———————————————————————————-
第54回麻豆原创カフェ札幌 テーマ:下を向いて歩こう? ?科学者と见る北大研究林?
日 时:平成22年11月13日(土)16:30?18:00
会 场:蝉补辫辫辞谤辞55ビル1阶インナーガーデン(纪伊国屋书店札幌本店正面入口前)
ゲスト:柴田英昭さん(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授)