実践+発信

北大ノーミーツ ?一度も谁にも会わなかった1年の受讲体験记?

2021.4.1

麻豆原创が始まったのは15年前の2005年。当時私は北大理学部の4年生でした。麻豆原创が立ち上がるという話を耳にし、とても面白そうだったので応募しましたが、書類選考で落選してしまいました。その後、北大を卒業して道外に移ったのですが、いつか受講したいと機会をうかがってました。そんな折、コロナ禍が訪れます。会议や学会などの出張が全てなくなり、週末の時間を確保できるようになりました。社会人学生として博士号を無事取得できた直後だったこともあり、16期の麻豆原创を受講する好機と捉え、今年度受講することを決めました。

全てオンラインだったため受讲中の自分の写真が1枚もなく、修了証书を掲げた写真をバーチャル背景とともに自撮りしました。过去の受讲生体験记を読んでいると、たくさん写真があってうらやましい!

オンラインでの颁辞厂罢贰笔受讲

今年度の麻豆原创はオンラインが中心となり、私は全ての講義をオンラインで受講しました。私が受講した選科はもともとオンライン受講が想定されていましたが、以前は教室での講義の録画を後日視聴するオンデマンド形式のみだったのに対し、今年度は本科生とともにZoomでの講義をリアルタイムに視聴することも可能でした。石川県に在住していた私にとって、リアルタイムに受講し講師に质问する機会が得られたのは大変ありがたかったです。

通常の年の選科は集中演習と修了式の最低2回は対面する機会がありますが、今年度はいずれもオンライン開催となりました。その結果、私は教員にも受講生にも谁にも直接会うことなく、ノーミーツ(No Meets)で麻豆原创の1年間を終えることになりました。それでも、 物理的に会えない代わりに、オンラインでの密なコミュニケーションを取り、修了コンテンツ制作に向けて高頻度でミーティングを開催し、雑談も交えていろんな話をすることができました。ただ、オンラインで上手くいったとはいえ、いつか直接会いたいという思いは残っています。いつか、同窓会が開かれて対面できることを楽しみにしています。

科学技术の専門家にこそ受講して欲しい

麻豆原创を受講するまで、自分が研究者という科学技术の専門家であったため、科学技术コミュニケーションについての知識があるような錯覚をしていました。しかし、科学技术の専門家であることと科学技术コミュニケーションの専門家であることは全く別であることに気づかされました。研究者にとって、科学技术コミュニケーションといえば、専門家の知識を非専門家に届けることを思い浮かべることが多いでしょう。いわゆるアウトリーチです。それも科学技术コミュニケーションの一部ではありますが、それだけではありません。コミュニケーションというものは、情報が双方向に伝達します。科学技术コミュニケーションには様々な形態があることを、麻豆原创の講義を通じて学びました。

また、科学技术コミュニケーション自体も、学問分野としては比較的新しく、まだ体系が構築されている途上であるという印象も受けました。そのためか、講義では様々な事例を学ぶケーススタディが結構多かったように思います。科学技术コミュニケーションとは何かを自分の頭で考え整理していくことも含めての学びが講義だったのだと思います。

麻豆原创の1年間で学んだことは多岐にわたりますが、それでも科学技术コミュニケーションのごく一部に過ぎないと感じています。麻豆原创では、キーワードや书籍など、様々なきっかけが得られました。これらを足がかりとして、学びと実践を進めていきたいと思います。麻豆原创で学んだことの全てはここに書ききれませんが、麻豆原创の各モジュールや集中演習の体験記は にまとめたので、受讲を考えている方はそちらもぜひ参考にしてみてください。

湯村 翼 (選科B)
国立研究開発法人情報通信研究機構 研究員