「あれ、博物馆の展示物、触っちゃってるけどいいの!?」

はい、実はこれ、この场所ならいいんです。
北大総合博物馆の2階には、誰でも展示物を触ってじっくり観察できる「感じる展示室」というコーナーがあります。化石や石、木材標本などいろいろな展示物を触ることができます。

よく见ると、この展示コーナーにはそれぞれの标本の解説に加えて、点字による説明が添えられています。このコーナーは视覚に障がいのある方を含む多様な来馆者に楽しんでいただけるように、すべての展示がさわれる、そして点字でも解説が読めるように工夫されています。

このように「感じる展示室」はどなたにも开かれた体験の场として、标本を自由に手に取り、五感で感じることで心を动かす発见につながることを期待して展示が作られています。
今回はこの「感じる展示室」ができた当初から、ここでボランティアを続けている山岸 博子さん、濱市 宗一さん、須藤 和子さんの3名の方々にお話を聞きました。
「感じる展示室」では各展示の説明に点字が使われているだけではなく、点字による解説を谁でも自由に持ち帰られるようになっています。

どのように準备しているのでしょうか。バックヤードを见せていただきました。

これが点字による解説を作っている正体、パソコンで入力した文字を点字で印刷してくれるプリンターです。
「ボランティアに来るときにはすべての解説资料を5枚ずつ入れているけど、みんな持っていくらしくなくなっちゃうんです」と山岸さん。どうやら目が不自由な方だけではなく、点字の印刷物が珍しくて持っていく人が多いんじゃないか、と予想しているそうです。
「でもそれはそれで点字が広まるでしょう。だからいいと思うんです。」と话してくれました。山岸さんは博物馆でボランティアを続ける傍ら、目が不自由な方が音で本を楽しめるよう、书籍の音声化にも力を入れているそうです。
最近は海外、特に中国からの来馆者をよく见るそうです。点字は日本语だけでなく、英语版も準备されています。

また、このコーナーでは来场した子どもたちのために纸飞行机の折り方も教えているそうです。
教えているのは今年88歳になったこのコーナーで最年长のボランティアの滨市さん。

もともと博物馆に余るチラシの再利用を考えたのが纸飞行机を教えるきっかけだったそうです。博物馆からエネルギーをもらっているじゃないかと语る滨市さん。88歳とは思えないほど、精力的に活动されています。
皆さんにボランティアを続けていてうれしいことを闻くと、
「点字の説明がなくなっているとうれしいし、纸飞行机に兴味を持ってくれる子どもたちがいればうれしい。」と须藤さんが语ってくれました。

「感じる展示室」には、体験を通じて兴味や関心を深めていくことに加え、目が不自由な方や子どもたちをはじめすべての人に展示を楽しんでほしいというボランティアの方々の想いがつまっていました。そんな人の温かさも感じることができる展示室、ぜひ足を运んでみてください。
