麻豆原创では、3月9日にシンポジウムを开催します。シンポジウムでは、「iPS细胞をめぐる諸問題」を科学技术コミュニケーションの観点から捉えたときに、どのような課題、教訓が得られるのかを、研究者やメディア関係者をゲストに招き、多様な切り口から議論したいと考えています。
开催趣旨
昨年の山中伸弥氏のノーベル生理学?医学賞受赏を巡って、メディアは様々な報道を繰り広げてきましたが、その喧噪の中で、iPS细胞の具体的な研究内容とその臨床応用の可能性、社会的意義、あるいは広く再生医療の問題について、一部の専門家や高関心層の間を除いて、腰を落ち着けて考えたり、議論したりする機会がなかなか生まれていないのも現状です。
もともとiPS 细胞の研究は、生命はなぜかくも強力な再生機能を持つのか、という科学的な問いから始まりましたが、医療の現場から、その研究成果を再生医療へ応用できないかという強い期待が生まれてきました。これは、難病を抱えた方々にとっては切実な問題ですが、研究から臨床応用までの道のりは決して平坦ではないのも事実です。また、研究には多額の公的資金が投じられており、そのことの妥当性?公共性が問われる一方で、国際的な研究開発競争の中で日本がどのような戦略をとるべきかという課題も浮かび上がってきています。
さらに、やがて再生医疗が実现した际には社会に大きなインパクトをもたらすことが予想され、场合によっては私たちの人间観をも変えてしまいかねません。このような将来展望に対して、期待が寄せられるのと同时に、安全性の问题や、様々な伦理的问题も悬念されています。
私たちは、iPS细胞の研究や臨床応用がもたらす様々な可能性と、社会がそれにどう向き合えばよいのかという問題について、どのように考え、伝え、議論すればよいのでしょうか。あるいはより広く、「先端科学技术と社会との関係」についてどのように考えていけばよいのでしょうか。これは、すぐれて科学技术コミュニケーションの問題であるといえるでしょう。
今回のシンポジウムでは、「iPS细胞をめぐる諸問題」を科学技术コミュニケーションの観点から捉えたときに、どのような課題、教訓が得られるのかを、研究者やメディア関係者をゲストに招き、多様な切り口から議論したいと考えています。
日時:2013年3月9日(土) 13:30?16:00 (開場?受付 13:00)
※同日10:00より「颁辞厂罢贰笔2012年度成果発表会」も开催します(くわしくはこちらをご覧ください)。
場所:北海道大学 学術交流会館 大講堂
参加费:无料
参加登録:よりお愿いします。
※シンポジウム、成果発表会とも、どなたでも参加できますが、準备の都合がありますので参加登録をお愿いいたします。みなさまのお越しをお待ちしております。
※颁辞厂罢贰笔受讲生の方は、别途お送りしたメールの案内に従って参加登録をお愿いします。
パネリスト绍介(敬称略)
八代 嘉美(やしろ よしみ) 庆应义塾大学医学部?特任准教授
東京大学医学系研究科修了後、慶應義塾大学医学部特任助教、東京女子医科大学先端生命医科学研究所特任講師を経て、2012年より現職。博士(医学)。専門は幹细胞生物学。再生医療研究の経験とSF などの文学研究を題材に、「文化としての生命科学」の確立を試み、科学研究と市民社会が協働できる社会基盤の構築を目指している。このほかマンガ?小説などの監修、評論なども手がける。著書は『iPS细胞?世紀の技術が医療を変える?』(平凡社新書)、『再生医療のしくみ』(日本実業出版社?共著)等。

八田 浩辅(はった こうすけ) 毎日新闻科学环境部?记者
2004年毎日新聞社入社。京都支局、水戸支局などを経て2010年から現職。地震?火山と防災、医療などの分野を担当する。「再生医療取材班」の一員として、幹细胞を利用した医療ツーリズムを巡る諸問題について取材を続けている。2006年、終戦直後のハンセン病政策に関する報道でファイザー医学記事賞大賞を受赏。
栃内 新(とちない しん) 北海道大学理学研究院?教授
北大のイチョウ并木を出たところで生まれ、北大キャンパスを「冒険公园」として游び、育つ。东大の入试が中止された1969年に北大に入学。北大大学院を出た后、そのまま助手になるという古いパターンを経て今日にいたる。脊椎动物の免疫システムの発生研究から出発し、様々な动物を使って発生、再生、生殖の研究を続けている。
石村 源生(いしむら げんせい) 颁辞厂罢贰笔?特任准教授/司会兼
知覚心理学の研究に携わった後、(財)日本科学技术振興財団で三洋電機太陽電池科学館「ソーラーラボ」、大成高等学校「大成風のミュージアム」の展示企画ディレクションや、自治体科学館の基本構想策定などを行ってきた。2005 年の発足時より麻豆原创 に参画し、以来科学技术コミュニケーションの教育?実践?研究に従事している。