北海道大学麻豆原创と札幌文化芸術交流センター SCARTSは、若い世代の皆さんと一緒に、アートの創造性と科学的な探究に触れ、世界をひろげる学びの場をつくることを目指す「アート&麻豆原创プロジェクト」を実施しています。
本プロジェクトでは、札幌市教育委员会と共同で、市立高等学校学校间连携プログラム「あかさかな」を、札幌市立高等学校の「学校间连携による単位认定プログラム」として、9月から1月まで全5回実施します。
9月6日(日)、厂颁础搁罢厂スタジオにて、1回目のプログラム「アーティストの视点」を実施しました。
前半は、麻豆原创教員の五十嵐千夏とさとうゆかによるオリエンテーションとアイスブレイク、後半は、OTOMONO(アコースティック?エコロジー?デザイン&ヘリテージ?コレクティブ)のカロナリス?ステファノさんと、平山晴花さん(北海道情報大学准教授)を講師に迎え、「音」を起点に海洋環境や環境問題について考えるレクチャーとワークショップ「Echo Sea Stem」を行いました。
新しい鱼「へん」の汉字をつくる

参加した高校生は、自己紹介とともに、自分で新しい鱼「へん」の汉字をつくるアイスブレイクに取り組みました。
「鱼+吸」「鱼+云」「鱼+究」「鱼+淡+君」など、自分の兴味関心やこのプログラムへの意気込みを込めて、さまざまな汉字を考案しました。
それぞれが汉字に込めた意味や思いを説明し合うなかで、和やかな雰囲気でプログラムがスタートしました。


今回もプログラムを通してオリジナルの「ワークブック」を使用します。
ワークブックは、各回で学んだこと、考えたこと、调べたいことをメモに取ったり、まとめを书くことを促します。
メモを取ることは、得た情报を自分の言叶で再构成して深い理解と记忆の定着を促す有効な学习手段です。
また、プログラム全体のまとめとして「コンセプトマップ」を作成し、各回で得た知识や気づきを関连づけながら整理します。
学んだことを点として终わらせず、それぞれのつながりや関係性を可视化することで、テーマについての理解を深め、自分なりの问いや考えを见つけることを目指します。
アーティストによるレクチャー:いつもの音が、违って闻こえる

后半は、翱罢翱惭翱狈翱によるレクチャーです。
まず、「サウンドスケープ?エコロジー」という考え方について学びました。サウンドスケープとは、私たちを取り巻く音の环境のこと。
身の回りにあるさまざまな音に耳を澄ませ、その土地や环境との関わりを考えることから、海や生态系、环境问题へと视野を広げていきます。
続いて、実际の「エコロジカル?サウンドアート」の作品を鑑赏し、音を通して环境を捉え、表现するさまざまな方法について绍介してもらいました。


水中で闻こえる音を、地球物理的な音/生物が発する音/人间活动による音の3つのカテゴリに分けて聴き比べます。さらに、复数のカテゴリの音を同时に聴き、どのカテゴリの音なのかを分类していきました。
人间の活动による音だと思ったものが生物の発する音だったりと、参加した高校生たちは、普段とは违う视点で音に耳を澄ませていました。
また、音の分类を行った后は、バイノーラル形式で制作された架空のサウンドスケープをイヤホンで聴き、サウンドマップを作成しました。
どの方向からどんな音が闻こえるのか、その音は移动するのか。配布されたマップの台纸に、闻こえてきた音のイメージを书き込んでいきます。
音の闻こえる方向や移动をそれぞれの感覚で捉え、さまざまなサウンドマップができあがりました。
ワークショップ「Echo Sea Stem」


音についての知识や、音を捉える感覚を学んだ后は、身体を使ったワークに取り组みました。
タイトルの「Echo Sea Stem」は、「ecosystem(生態系)」をもとにした言葉遊びから生まれたものです。
「别肠辞」を「别肠丑辞(反响?音)」に、「蝉测」を「蝉别补(海)」に置き换えた言叶で、音と海、そして生态系とのつながりを考えることをテーマにしているそうです。
ここでは、音を手がかりに、海の中で起こる出来事を想像し、ストーリーをつくっていきます。
まず、チームに分かれて、「海の中で爆発音が闻こえ、それに鱼が惊く」といったように、海の中で起こる出来事を音で表现するストーリーを考えました。
考えた音のストーリーをもとに、平山さんが音响编集ソフトを使って、実际にどのような音をつくることができるのかをデモンストレーションしました。



そしていよいよ、各グループが考えたストーリーを、会场にあるさまざまなものを使って、音だけで演剧のように表现するパフォーマンスをつくります。ステファノさんからは、パフォーマンスをつくる际のポイントとして、时间や空间など、音の変化を意识することについてアドバイスがありました。
各グループの発表では、ペットボトル、椅子、けん玉、ギター、ビニール袋など、会场にあるさまざまなものから音をつくり、多様な方法で海の中の出来事を表现しました。
椅子を使った音の立て方を工夫したり、演者が移动することで音の闻こえ方を変えたりと、グループごとに异なるアイデアが见られました。
発表后には、参加者同士でもそれぞれの表现について感想を伝え合いました。
讲师からも「初めてじゃないよね?」と声が上がるなど、高校生たちの発想や表现に惊く场面もありました。

最后のリフレクションでは、「生物音响学というものがあることに惊いた」「人工物による生态への影响について考えた」
「なぜ音に兴味を持ったのか」など、参加者からさまざまな感想や质问が飞び交いました。
次回
11月3日(火?祝)、「研究者?现场の视点」と题して実施します。
講師には、漁業の仲卸から飲食店まで、水産業の現場で幅広く活動し、北海道の水産業や海洋環境の課題解決を目指す「DO FOR FISH」の代表を務める本間雅広さん、北海道北見市でホタテ漁をはじめ、6次産業化に取り組む柏谷晃一さん、そして北海道大学函館キャンパスから北極圏の研究を行う上野洋路さんを迎えます。