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モジュール1-2 「科学技术コミュニケーション未来智への理解と社会実装」(513)毛利卫先生讲义レポート

2026.7.1

塚越优喜(2026年度选科叠受讲生)

 モジュール1-2の講義では「科学技术コミュニケーション~未来智への理解と社会実装」と題し、毛利 衛先生(宇宙飛行士/日本科学未来館名誉館長/日本水大賞委員会委員長/麻豆原创客員教授)に講義をいただきました。

(毛利先生)

本講義は、「麻豆原创の授業をなにゆえに学ぶのか?」という問いから始まり、麻豆原创で学ぶ科学技術コミュニケーションを社会に実装する意義について、「Big Picture」「Think Ahead」「未来智」という3つの概念を軸に整理するものでした。

(受讲生一人一人の研究を闻いています)

「Big Picture」と「Think ahead」

「Big Picture」と「Think ahead」は一対の概念であり、物事の全体像を捉え、その中で未来を見据えながら考え、行動するという考え方を指します。あるプロジェクトを成功させるためには、プロジェクト全体の目的や方向性を理解し、それと自身の役割や行動を一致させることが重要です。

この考え方を人類規模にまで拡張すると「人類の存続」が究極の「Big Picture」となり、「人類の存続のために一人ひとりが考え、行動すること」が「Think Ahead」に相当します。

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人类は科学技术の発展によって急速な人口増加や社会の成长を実现してきました。しかしその一方で、环境问题をはじめとする様々な社会的な课题にも直面しており、地球上における人类の発展の限界も见え始めているのが现状です。また、现在も増加を続ける人口は、今后何らかの要因を契机とし、急激な减少へと転じる可能性も考えられます。このような未来に対して、私たちはどのように向き合い、どのように解决していくべきなのでしょうか。また人类の存続を実现するために、科学技术をどのように活用していくべきなのでしょうか。

この問いは、ポール?ゴーギャンの絵画「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」に描かれた根源的な問いとも通じるものがあります。この問いのうち、「我々はどこから来たのか」、「我々は何者か」という問いは、科学哲学をはじめとする様々な学問分野において古くから探求されてきました。一方で、「我々はどこへ行くのか」という問いは、未来の社会や人類の進むべき方向性を考えるうえで極めて重要な意味を持っています。人類はどのような未来を目指すのか、そしてその未来の実現に向けて科学技術はどのような役割を果たすのかを考えることが必要です。

これらの问いに答えるためには、社会课题を解决するような科学技术を开発するだけでは不十分であり、その技术を社会の中でどのように活用し、人々とどのように共有していくのかを考える必要があります。科学技术の活用と共有を进めるうえで、科学技术コミュニケーションは极めて重要な役割を果たすと考えられます。科学技术コミュニケーションを市民の文化として根付かせることは将来起こりうる様々な社会课题に备え、より望ましい未来を実现するために必要不可欠です。

ここで「未来智」という概念が重要になります。「未来智」とは、人间中心の考え方を超え、地球上の生命の维持と持続可能な社会の実现につながる知恵を指します。科学技术コミュニケーションを社会に実装することで、人の集団を维持するつながりである総合智(国、宗教、経済、科学、教育など)を「未来智」へと変革し、持続可能な社会の実现へとつなげることができると考えられます。また「未来智」を考えるうえで特に重要なのは、「生きる喜び」を根本に据えることです。科学技术を利便性や効率性の向上のために用いるのではなく、人々、さらには地球上の生命がより豊かに生きることを支えるために活用することが「未来智」の実现につながります。そのためには、科学技术と社会をつなげるだけでなく、异なる立场や価値観の人とのつながりを育む科学技术コミュニケーションの力が不可欠です。

これらを踏まえ、毛利先生は、颁辞厂罢贰笔で科学技术コミュニケーションについて学び、社会へと还元していくことは、「未来智」を考え実现していくうえで非常に重要であり、意义のある活动であると述べられていました。

(毛利先生、ありがとうございました!)