今回は日本ユニシス株式会社、人事総務部副部長 兼 人材開発室長である白井久美子先生にお越し頂きました。
白井先生は今までに、大小様々なプロジェクトマネジメントを行われています。今回は科学技术コミュニケーションに活かすプロジェクトマネジメントというテーマでお话しいただきました。
プロジェクトマネジメントとは
まず初めに、プロジェクトマネジメントのエッセンスについてお话しされました。プロジェクトとは、ある使命を受けて、ある期间内に様々な制约条件のもと、目的を达成しようとする価値创造活动です。この目的を合理的に达成しようとするために、プロジェクトマネジメントを行います。
白井先生は、そのために必要なスキルとして3つ挙げられました。それが、PM (プロジェクトマネジメント) スキル、コンセプチュアルスキル、ヒューマンスキルです。これらのスキルの中から、今回は科学技術コミュニケーターとして必要であると考えられるものについて説明していただき、その後、それに関する演習を行うという構成で、讲义が進行していきました。
状况认识のためのツール
笔惭スキルの一つ、戦略マネジメントでは、状况を认识し、何をすべきか、そしてその优先顺位を明らかにすることが重要になります。この状况认识のために使われるツールとして「特定要因図」があります。要因と结果を一目で分かるようにしたこのツールを、演习で试してみました。
フィッシュボーンダイアグラム(鱼骨図)とも呼ばれるこの図では、まず背骨のように长い右矢印を描き、その先に问题となっている事柄を书きます。そしてその原因として考えられる事を、いくつも背骨の周辺に书き、小骨のように矢印を背骨へ伸ばしてつなげます。その后、それらの原因を分类していきます。これによって、优先的に解决すべき问题が何であるかを、プロジェクトのメンバーが共有できるのです。
その提案で1000円もらえる?
関係性マネジメントも笔惭スキルの一つです。提案?交渉力を身に着ける関係性マネジメントの演习では、ペアを作り1000円札を1枚机の上に出すように先生から指示されました。少しざわざわする教室。お题は、相手の心や価値観にひびく提案をして、1000円を受け取ることでした。
相手のことをよくわかっていない状态で、価値観を理解することは困难です。そのため、まずは相手について知ることが重要です。相手の好みや困っていることから话を広げて、自分の持っている情报と照らし合わせることが必要だということが、この演习から理解できました。
ちなみに私の场合は、自分の提供した情报を相手が既に持っており、残念ながら交渉は不成立でした???
科学技术コミュニケーションにおけるマネジメントの必要性
様々な演习を通して、実际に体験しながらプロジェクトマネジメントを身に着けていきました。このようなマネジメントを行う理由として、腹落ちしていない状态で物事を决定すると、あとで问题が起こる可能性がある、という话が印象的でした。
プロジェクトに関わる人が多くなればなるほど、方向性を统一することが难しくなるのは学生の私でも、容易に想像できます。専门家と市民の桥渡しをすることが、科学技术コミュニケーターとしての役割ですが、このようなマネジメントスキルを身に着けることは、问题点や优先顺位を明确にして双方の交渉や対话を促进するため、合意形成をなすことにも役に立ちそうです。

(須賀俊文 2013年度本科?北海道大学理学部 3年)