9月も後半に入った20日(金)と21日(土)の二日間。はこだて未来大学から原田泰先生をお招きし、「情报デザイン」の讲义と演習が行われました。
まず初日は、讲义「情报をデザインするということ」
情报デザインは大きくふたつの要素に分けられます。ひとつは伝えたいメッセージやデータに形を与え、情报を整えること。もうひとつはその情报を意図した相手に伝えることです。このふたつを通してコミュニケーションを豊かにすることが情报デザインの役割です。
伝わるための共通基盘
讲义のキーワードは「共通基盤」。共通基盤とは、言い換えると「共通の理解」。ひとつの情報でも、受け取り方は人によって様々です。とはいえ、ある伝えたいメッセージを様々に受け取られてしまうと困ります。そこで、伝え手と受け手の共通の理解を考え、共有されているルールで表現することがポイントになります。
例えば伝え手と受け手のコミュニティを考えてみましょう。伝え手と受け手は北大生?それとも北海道民?日本人?あるいはサークル仲間? そのコミュニティでしか通じないルールなどをふまえて、受け手の理解を助けることが「情报デザイン」なのです。
ことばと絵の相乗効果
次に、ワークを通して情报を伝えるツールの「ことば」と「絵」について学びました。「ことば」は一义的ですが、「絵」は多义的、非言语で、直感的な理解が可能という特徴があります。そしてこのふたつを合わせたものが「グラフィックス」です。グラフィックスはことばと絵の相乗効果によるコミュニケーション表现と言えます。つまり、絵による直感的な全体把握と、ことば(文字)による内容の表现により、误解を避けると同时に、読み解くことが楽しくなる仕掛けづくりができるのです。
表现に正解はありません。大切なことは、目的、文脉に合う表现を选ぶことなのです。 また、これまで绍介してきたことは、伝え手だけにとってのポイントではありません。受け手が表现を読み解くときのポイントでもあります。私たちが日々接する情报の中には、伝え手の想いがあり、そしてその想いが表现として表れているのです。それを理解した上で、表现を読み解いていく必要があります。それが豊かなコミュニケーションにつながるのです。
原田先生の讲义は、ほっとするような温かさのある讲义でした。

つながりから新たな意味をつくり出す
そして続く土曜日、情报デザイン演习が行われました。お题は「北大キャンパス再発见」。午前中、受讲生はカメラを携えて、北大キャンパスでおもしろいと感じたものを撮りに出かけました。おかしな贴り纸、积み上げられた本、ツタや木々、古い建物、バス停、农场の羊などなど。撮影を通して、自分がそこにどのような意味を见出しているのか、意识することができます。
そして午后はグループに分かれて、个人が撮った写真(=データ)をつなげて构造化することに取り组みました。

バラバラのデータにつながりを見出す作業は、想像以上に難しく、そして楽しい作業でした。被写体は同じでも、写真に収める視点が人によって違っていたり、写真にことばを加えることで、鑑賞の幅が広がることを体験したり。讲义では頭で学んだことを、演習では手を動かし足を動かし、実習生自ら体験して学ぶことができました。そして、なんといっても、楽しい学びの日になりました。
私の感想を最后に少し。
最近、何を教わるかに加えて、谁から教わるか、ということも大切だと思うようになりました(受け売りですが&丑别濒濒颈辫;)。2日间の浓密な时间で、原田先生から素敌な学びをいただいたこと、とてもうれしく思っています。
原田先生、本当にありがとうございました!

(古家衣梨 2013年度本科?北海道大学大学院环境科学院 修士1年)