北大の第一农场の北端、陆上竞技场の南侧に、フィールド科学センターの「酪农生产研究施设」があります。そこに技术専门职员の平克郎さんと八巻宪和さんを访ね、农场で饲育する乳牛と羊について、话をうかがいました。

乳牛で、どんな研究が行なわれているのですか
ホルスタインの雌を50頭ほど飼育していて、乳を搾るために1日に2回 牛舎に入れる以外は、放牧しています。農学部や獣医学部の学生たちが、牛の食べるものや出すものを調べるなどして研究しながら、飼育管理しています。彼は今、牛のおしっこを採集しようと、ビニールの袋を持って後をついて歩いています(下の写真)。
牛が、首のところに小さな器械を付けていますね(上の写真)。これは骋笔厂と録音机が一体になったもので、食べる音を手がかりにして、牛がいつ、どこで、どれだけ牧草を食べたか调べているのです。牛が野外でどれだけ食べているかを调べるのは、実はけっこう难しくて、それをこの方法で克服しようとしているのです。
これは、牛の初乳です(上の写真)。研究のために初乳が欲しいという要望が、研究者の先生方から来ることがあるのですが、初乳っていつでも手に入るものではないですよね。それでこうやって冷冻保存して、いつでも要望に応えられるようにしています。
北大の乳牛は、由绪ある血统の牛だとか
乳牛の代表的な种であるホルスタインが日本に输入されたのは、明治22年、1889年です。そのうちの雄2头と雌3头が、札幌农学校の第二农场にやってきました。そのときの雌3头の系统がいまも受け継がれています。それら3头の牛から生まれた雌をずっと数えてくると、いま草を食んでいるのは1250番台の牛たち、ということになります。
いまは雄牛はいません。雄が生まれると、肉牛として育ててもらうために、生后1週间ほどで出荷します。研究用に使ってもらうこともあります。ではどうやって繁殖させるかというと、冻结精液を购入して人工授精します。牛のこういう所を改良したいという计画に合わせて、血统を见ながら父牛を选びます。

羊もいますね
もっとも一般的な、いかにも「羊」という感じの、コリデールという种のほかに、颜と足が黒いサフォーク、ラム肉生产に适したテクセルなど、いくつかの种类の羊を30头近く、饲っています。

研究にも使われますし、学生の教育にも使われます。羊は、生まれてから肉の生产に使えるようになるまでが约10ヶ月と短く、身体の大きさも手顷。そのおかげで、饲育し、毛を刈り、最后は肉にする、という一连のプロセスを学生に体験してもらうのに、好都合なのです。牛でこれをやろうとすると、たいへんです。
北大の畜产学科などの学生さんには、叶うのであれば农家をやりたいという人が、わりと多いですね。それに、この施设に来て研究している学生さんには、先生にビシビシ锻えられている人が多いです。日々の仕事がわりとハードですし、一人でできることが少なくて、ほかの人とペースをあわせて研究していかなければいけないので、协调性が培われるのでしょう。
平さんは、农家のご出身ですか?
サラリーマンの家の出身です。外で働けるような仕事、デスクワークよりは身体を使ってする仕事が、自分には合っているのかな、と思っていました。札幌の中心部にありながら、緑がいっぱいあるし、日本に初めて导入されたホルスタインの系统を扱えるのも、面白いと思っています。
でも街中にある农场だけに、臭いには気を遣いますね。皆さんも、いまここにいるときは気にならないと思いますが、このまま地下鉄などに乗って帰るのは、勇気がいると思いますよ[エーッ、どうしよう]。




