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#110 洞爷と北大(1)~実験所を支える人々~

「今年最初のマスが帰ってきた!」の声に、急いで飞び出し鱼道へ。流水の奥底に目をこらすと淡いピンク色の鱼影が见えました。サクラマスです。时间にして数分の格闘の末、网で捕获し确认すると、ヒレに目印となる切れ目が入っていました。それは、この洞爷湖に面した実験所の鱼道で放たれて、自らの故郷に戻ってきたサクラマスであることを示していました。

【福嶋篤?颁辞厂罢贰笔本科生/社会人】

(鱼道でサクラマスをゲット!)
洞爷湖と有珠山の人々と环境を巡る旅

2017年9月中旬、私たちは、2日间の日程で洞爷湖周辺の取材に向かいました。これから3编にわたって、洞爷湖と有珠山の人々と环境、そして北大との関わりについてお伝えします。第1回は、北海道大学の施设である、北方生物圏フィールド科学センター水园ステーション「」のご绍介です。

初日、私たちは札幌市内から车で移动し、洞爷湖の西に位置する洞爷临湖実験所を访れました。実験所では敷地内にある施设で一泊して取材を行いました。冒头のサクラマスは2日目の朝、「まさか、こんな瞬间に立ち会えるとは!」と谁もが思った、奇跡的な出会いでした。

国内でも少ない临湖実験所

「临湖実験所」は国内大学の附属施设として4箇所あります。茨城県北浦の南西岸に位置する茨城大学広域水圏环境科学教育研究センター、諏访湖畔に位置する信州大学山地水环境教育センター、琵琶湖のある滋贺県大津市にある京都大学生态学研究センター、そして今回访れた洞爷临湖実験所です。东北以北では、唯一の临湖実験所となります。

(洞爷临湖実験所の入り口)
実験所の施设绍介

洞爷临湖実験所は洞爷湖畔に位置しており、周辺には有珠山や北海道有数の観光地である洞爷湖温泉街があります。また洞爷湖は有珠山の喷火により生まれたカルデラ湖として有名で、その面积は国内で9番目(カルデラ湖としては3番目)に大きい湖として知られています。そんな洞爷湖の自然に囲まれた実験所では所长の传法隆さんと技术职员の阿达大辅さん、そして事务职员の东条智美さんの3名が勤务されています。敷地内には、学生実习室や実験室が入った管理研究栋の他、孵化室や水槽といった养鱼施设があります。孵化室では孵化レーンが8レーン并んで设置されており、ここでヒメマスやサクラマスの卵を孵化させ、稚鱼を育てます。稚鱼が大きく育つと、孵化室を出たところに并んでいる贵搁笔円形水槽(直径1.6尘、16基)や大型円形水槽(直径5尘、3基)に移されます。私たちも水槽の中を泳ぐたくさんのヒメマスやサクラマスを目にすることができました。

(円形水槽の中を泳ぐサクラマス)
サクラマスはいたずら好き!?

「朝と夕方はサクラマス、そして昼はヒメマスに饵をやるんです。サクラマスは他の鱼の尻尾に噛み付いていたずらするんですね。そうすると、尻尾がボロボロになっちゃう。ヒメマスはあまりそういうことはしないんですけど。」

阿达さんは私たちに説明をしながら、惯れた足取りで次から次へと水槽を移动しながら、手际よく流れるように水槽内に饵を撒く作业をしていました。阿达さんによると、サクラマスは鱼食のため、他の鱼の尻尾を噛んでいたずらすることがあり、それを防ぐために饵の回数を1日朝と夕方の2回にしているそうです。対してヒメマスへの饵やりは1日に昼の1回のみとなっているそうです。

(惯れた手つきで饵やりをする阿达さん)
洞爷临湖実験所には鱼道がある!

そして、なんと言ってもこの実験所一番の强みは、全长40尘の“鱼道”です。本文の冒头でサクラマスが帰ってきた“鱼道”を持つ施设は洞爷临湖実験所のみです。この鱼道は人工河川として洞爷湖と养鱼施设の间に2011年3月に设置されたもので、国内で鱼道を用いたヒメマスやサクラマスの母川回帰の研究はここでしかできません。

(サクラマスが帰ってきた鱼道)

母川回帰とは、サケマスが海で成长したあと、产卵のため生まれた川へと帰ってくることです。この能力、母川回帰能に着目して、いろいろな试験処理を施したヒメマスやサクラマスの稚鱼の腹びれなどを切除することによって目印をつけて鱼道へと放流し、その试験処理による母川回帰能への影响を解析するといった研究が进められています。実験所では主にヒメマスやサクラマスが养殖されており、実験所で行われる研究に活用されています。

人工と自然の融合

実际に鱼道を目にして、「思ったよりも强い势いで水が流れているな」という印象を持ちました。势いよく流れる水は洞爷湖へとつながっています。ヒメマスやサクラマスはこの强い水の势いに逆らって帰ってくるのです。鱼道には等间隔に木の板が配置されていました。木の板は鱼道の全てを塞ぐことはせず、3分の1程度の隙间が设けられています。その狭められた隙间に押しやられた水は势いを强くして流れていきます。一方、木の板で仕切られた空间は水の流れがほとんどなく穏やかです。これは帰ってきたヒメマスやサクラマスが、过酷な鱼道の川を登ってくるときに、一休みするために设けられています。

実験所の鱼道はこのように计算された设计がなされている特徴を持ち、まさに人间がつくった人工的な河川だと感じました。同时に、故郷へと帰ってくるヒメマスやサクラマスが休む空间があるところは、人间的な优しさの一面も兼ね备えているように见えました。また、等间隔に并ぶ木の板の一部には苔が生えており、その姿は自然の中に溶け込んでいるようで、人工と自然が融合した不思议な存在感がありました。

(木の板が等间隔に并ぶ)
洞爷湖の恵まれた环境

鱼道の他にも、洞爷临湖実験所は贵重な研究环境となっており、现在、日本大学など日本各地の研究者が洞爷临湖実験所を利用しています。洞爷湖は、もともと湖水中の窒素やリンの浓度がそれぞれ1リットルあたり0.15尘驳と0.003尘驳と非常に低い贫栄养湖なのですが、有珠山の周期的な喷火があるため、そのたびに湖水环境が変化し、生物资源へ様々な影响を与えてきました。窒素やリンを栄养とする植物プランクトンの量は湖水环境に影响を受け、増减が生じます。すると当然、植物プランクトンを食べる动物プランクトン、さらには动物プランクトンを食べるヒメマスやサクラマスの生态にも影响が出てきます。つまり洞爷湖は、湖の生物资源を调査する人にとって、世界でも类を见ない研究环境であると言えます。

このような恵まれた环境での研究は、传法さんや阿达さんによる毎日の下支えがあってこそ成り立っています。1年365日、マスへの饵やりなどを欠かすことなく続けているため、孵化したヒメマスや水槽で泳ぐサクラマスが成长していくことができます。特に冬场の寒さがたいへんだと阿达さんは话していました。「除雪なんかは体を动かすので、ポカポカしてくるけど、やっぱり湖の寒さがこたえますね。毎年、冬には吹雪いていても调査のために刺し网をかけるんですけど、その寒さが一番たいへんですね。传法先生もそう感じていると思いますけど。」

もっと実験所の活用を!

また、実験所では研究活动のほか、教育活动にも取り组んでいます。具体的には、北大全学1年生を対象とした「海と湖と火山と森林の自然(フレッシュマン実习)」や、北大水产学部3年生を対象として実习なども行われています。しかし、现状、北大関係者の利用は少ないようです。

せっかくこのような贵重な施设があるのだから、北大の研究者や学生によって、教育?研究活动にもっと活用されないのは本当にもったいないと思いました。洞爷临湖実験所の特长や魅力が知られることで、北大関係者にもっと活用されるようになれば、北大と洞爷临湖実験所の両者にとって飞颈苍-飞颈苍なんじゃないか、そんな将来が现実になると素晴らしいのではないでしょうか。

第2回では、传法さんの研究と人柄にスポットをあて、ご绍介します。

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2017.12.15

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