北大生や教职员なら一度は利用したことがあるはずの、生协。
今回は、日々お世话になっていながらも细かいことがよくわからない、そんな生协の方々にインタビューを行いました。
お話を伺ったのは、北海道大学生協北部食堂の宮井 友希(みやい ともき)さんと、北海道大学生活協同組合専務理事の齋藤 真廣(さいとう まさひろ)さん。なお北部食堂は、2025年10月から命名権により「HBAライラック食堂」という名称になっていますが、記事中では通称の「北部食堂」と表記します。
前编記事では主に食堂について、后编记事では生协全体のことについてリポートします。
【山田智哉?総合理系1年/永见みずほ?教育学部1年/细田総司?法学部1年/大坂亮介?総合理系1年/大坪萌々叶?工学部1年】
宫井さんは、厨房で働くパート?アルバイト约50?60人の管理をはじめ、北大オリジナル企画や特别メニューの考案、食材の発注、ポスター制作、厂狈厂での告知まで、幅広い业务を担っています。朝7时に出勤して事务作业をこなし、欠员が出れば厨房に入り、混雑のピーク时には厨房とホールを歩いてトラブルがないか目を配る。そうした一日を过ごしています。
作るのが大変または简単なメニューについて教えてください
大変なのは、调理そのものというより、盛り付けの作业ですね。扬げたり蒸したりする作业もありますが、そこはメニューによってそこまで大きな差はありません。
ただ、盛り付けのときに「これをのせて、次にあれをのせて」という工程が多いメニューは大変です。たとえば今週のメニュー(取材日:6/11)でいうと、エビカツチリマヨ丼は、ブロッコリーをのせたり、玉ねぎをのせたりするので、少し手间がかかります。一方で、カレーライスは温めたカレーをすくって盛るだけなので、比较的作りやすいです。具材の数が决まっている场合でも、ただのせるだけならそこまで大変ではありません。(宫井さん)
人気のあるメニューは何ですか?
人気があるメニューは、チキンタツタやチキンタツタ丼ですね。そういうメニューを出すと、みんな反応がよくて、よく取ってくれます。一方で、メニューによっては日ごとの売れ行きに差が出ることもあるので、その様子を见ながら提供量や提供时间を调整しています。(宫井さん)
北大には色々な食堂がありますが、北部食堂と他の食堂にはどんな违いがあるのですか?
例えば医学部食堂は、北部食堂とは対照的に小规模な店舗です。北部食堂では配膳担当、扬げ物担当のように役割分担がありますが、小规模な食堂では一人ひとりが复数の役割を担う必要があります。そのため、仕事に惯れるまでにも时间がかかると闻いています。(宫井さん)
北大と他の大学の食堂の大きな违いは何ですか?
北部食堂は特に规模が大きいため、ピーク时であるお昼の时间帯の动きが他の食堂とは大きく违います。人が多い分、ピーク时には拡声器のようなものを使って诱导することもあります。パートさんとアルバイトを合わせて50?60人ほどが関わっているので、スタッフ间の调整やピーク时の诱导も重要になります。(宫井さん)
期间限定メニューのような企画はどのようにして决まるのでしょうか。
全国の大学生协で行われる统一フェアは1年分决定済みです。(斋藤さん)
北大内の企画は1か月前までには确定しています。(宫井さん)

新しいメニューはどうやって决めているのですか?
他のお店で出している料理を参考に组み合わせを考えて、试作して、原価と贩売価格から利益がどれくらい出るかを计算します。それで职员みんなで试食して决めます。パートさんには普段料理をする方も多いので、意见を闻くこともあります。(宫井さん)
中止になったり変更になることはないですか?
材料の调达にも一定のめどをつけているため、企画自体が中止になったことは基本的にありません。ただし、鶏卵の供给不足、いわゆるエッグショックで卵が手に入りにくくなった际には、卵を使うメニューを取りやめたことはあります。
また、米の価格高腾、いわゆる「令和の米騒动」があった时には、直前に価格を変更したこともありました。それくらい全国?世界规模の问题が起きない限り、価格が変わることは基本的にありません。(宫井さん)
多くの人が利用する食堂だからこそ、日々の运営では别の课题もあります。次に、食堂で発生するフードロスについて伺いました。
フードロスは起きていますか。
そうですね。やっぱりロスは起きますね。「思ったより売れない」などのことがあると、やっぱり廃弃の食材は出ます。(宫井さん)
1日に何食ぐらい作っていて、そのうちどれぐらいが廃弃されてしまうのですか?
廃弃を2?3%程度に抑えることを目标にしています。どんぶりだと、多い日は1日400食ぐらい出ることもあります。フェアメニューだと600食ぐらい出ることもありますね。
たとえ人気メニューでも、その週は毎日出しているので、终わりのほうになると少しずつ人気は落ちていきます。その调整は一応行っています。(宫井さん)
调整とは、どういう取り组みか具体的に教えてください。
例えば、あるメニューを少し早めに终わらせたり、19时まで営业しているところを16时で提供终了にしたり、逆にもう少し长く出したりと、メニューごとに提供时间を调整してロス率を减らしています。一方で、早く売り切れてしまうと利用者の方に迷惑がかかるので、廃弃を减らすことと十分な提供量を确保することのバランスが难しいですね。(宫井さん)
では、宫井さんはなぜこの仕事を选んだのでしょうか。次に、仕事を选んだきっかけとやりがいについて伺いました。

なぜこのお仕事を选ばれているのですか。
そうですね。基本、僕は学生と関わる仕事で探していたのと、世の中の民间の公司とかは対公司というところでやり取りをしていかなければいけないんですけど、そこだと僕的にはあまりイメージが涌きづらくて。学生のような、直接サービスを消费する方々と直接関わることで、色々な反応とか见られたり、要望を直接もらえたりするので、そこでやりがいが感じられるかなと思いました。(宫井さん)
どういう瞬间にこの仕事のやりがいを感じますか。
今は正直食堂だとあんまり直接学生の人と喋る机会ってなくて、このインタビューも结构贵重なんですけど(笑)。なのでやりがいは自分が考えたメニューが売れた时が嬉しいです。(宫井さん)
ちなみに、一番売れたメニューは何ですか?
去年の「うまからフェア」で出した、ネギラー油唐扬げ丼です。1日600食くらい出たので、结构人気だったと思います。(宫井さん)

最后に、3年后にどのような食堂にしていたいか、お闻かせください。
新学期になると、やっぱこの北部食堂はとんでもない人数が来るので、もっと提供の时间、そこをさらに早く提供できるようにしたいですね。特に麺类のところはいつもすごい人数が并んでいますし。
あとはレジ通った后に席を探している间に料理が冷めてしまうみたいなこともないように、なるべく立ち往生も无くしたいです。
席もぎゅうぎゅうの中で食べるので、全く知らない人と隣になってしまうこととかもあったりすると思います。そういう座席の配置とかいろいろ见直して、もっと1人でもピークの时に使いやすい食堂にしていきたいなと思っています。(宫井さん)

北部食堂の运営には、メニューづくりやフードロス対策、混雑への対応など、日々の细かな工夫が詰まっていました。
后编では、食堂を含む北大生协全体に目を向け、出資金や組合員の声、無人営業、書店事業など、生協の仕組みと経営についてリポートします。
この记事は、山田智哉(総合理系1年)、永见みずほ(教育学部1年)、细田総司(法学部1年)、大坂亮介(総合理系1年)、大坪萌々叶(工学部1年)が、主题别科目「北海道大学の”今”を知る」の履修を通して制作した成果です。