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#54 临床に寄り添う研究者を目指して/安田佳永さん(保健科学院 博士后期课程)[FIKA No.10]

颁辞厂罢贰笔とダイバーシティ?インクルージョン推进本部の连携企画、ロールモデルインタビュー贵滨碍础。

贵滨碍础とは、スウェーデン语で甘いものと一绪にコーヒーを饮むこと。

キャリアや进む道に悩んだり考えたりしている方に、おやつを食べてコーヒーでも饮みながらこの记事を読んでいただけたら、という思いを込めています。

 

シリーズ10回目となる今回は保健科学院の安田佳永さん。

安田さんは修士课程修了后、博士课程入学と同时に休学。
看护师として大学病院で勤务した后、復学し再び研究を进め、この春からは北大で助教として研究者のキャリアをスタートさせるところです。

【森沙耶?いいね!Hokudai特派員 + ダイバーシティ?インクルージョン推進本部】

(保健科学院の安田佳永さん)

憧れの北海道への进学を目指した高校时代

広岛県出身の安田さん。小学生の顷に旅行で雪まつりを访れたことや、祖父が出张で札幌へ行くたびに海鲜物やお菓子などの美味しいお土产をもらっていたことから北海道への憧れがあり、自然と北大を志していたといいます。

大学进学を具体的に考えはじめた高校2年の顷、データを取って分析を行うような研究そのものへの関心があり、食の分野への兴味もあることに気付きます。そこで、北大农学部で兴味を活かせるのではないかと思い最初に目指しますが、受験勉强を进めていくと、北大农学部への现役合格は难しいことがわかり、北大へ现役合格することを第一目标に、医学部保健学科に志望先を変更します。

学部の志望先を変えることについて「通っていた高校では周りに医歯薬系を目指す子が多かったので、そこまで进路先の変更には困りませんでした」と安田さんは振り返ります。
両亲は当初、自宅から通える范囲での大学进学を望んでいましたが、ずっと変わらず北大を目指す安田さんの姿に、次第に「関西だったらいいよ」、「関东だったらいいよ」とだんだん许容范囲も広がり、最终的に北大を受験することを认めてくれたといいます。

看护学に打ち込み、研究との出会い

念愿の北大进学后、はじめての一人暮らしがはじまります。「はじめはホームシックになったり新しい生活に惯れない时期もありましたが、広岛県人会1)に入って地元が同じ人たちと交流を深めたり、大学祭でお好み焼きを焼いて、お客さんに食べてもらったりといった経験を重ねるうちにと徐々に楽しめるようになっていきました」と话します。
看护学専攻では、専门的な勉强は2年生からはじまり、年次が进むに连れて実习も多く行われました。そして、4年生では卒业研究に加え2月に行われる看护师国家试験合格を目指すという本当に密度の浓い4年间だったといいます。「一つでも単位を落とすと、次年度のカリキュラムと再履修が被ってしまうため留年を免れません。そのため必死でした」と安田さんは振り返ります。

4年生での研究室配属を前に行われた学科の研究室访问で、现在の指导教员でもある矢野理香先生の研究に出会います。
矢野先生の研究室では、看护师が患者へ行っている看护技术の効果を可视化したり、机器を使って测定することで、人のスキルに依存していた部分を明らかにする研究を行っていました。「新人からベテランまでいろんな看护师がいるけれど、患者さんは同じ医疗费を払っているのだから、受ける医疗のレベルが看护师の力量などに左右されるとすると患者さんは不公平感を持ってしまうことになります。熟练した看护师の方たちがどういう看护技术を行っているのかということをデータで可视化することで质の高い看护をどんな看护师でも提供できるようになると考え、研究をしています」という言叶に感铭を受け、安田さんは矢野先生の研究室を希望します。

「临床で看护师が実际に良いと思ってやっている方法が本当に良いのかどうか、実験的にデータで示せるところにも魅力を感じ、今までやりたかったことに一番近かったのが矢野先生の研究でした」と、元々兴味のあったデータを取って分析をするという研究手法を学ぶことができるのも强く心惹かれたといいます。

 

看护师として経験を积み、研究に活かしたい

研究室配属后は「看护师が患者へ注射を刺すときに行っている看护技术」について研究を実施。このように患者に还元できる研究にやりがいを感じ、修士课程への进学を决めます。「大学院は倍率も高く、必须である罢翱贰贵尝の点数も求められるので、必死で勉强しました。同じく大学院进学を目指す同期と一绪だから顽张れましたが、一人だったら心が折れていたかもしれません」と笑います。

修士课程2年生のときにこの先研究を続けるのであれば、看护师として働いて経験や技术を身につけておくことが今后役に立つだろうと考え、博士课程进学と就职について周りの先辈に相谈したところ「研究を続けたいと考えているなら、博士课程にこのまま进学すれば受験料も入学料もかからないので、まずは进学した方が良いよ。それから休学して就职しても復学すれば大丈夫だよ」とアドバイスを受けます。そこで博士课程に入学し、北大に籍を置きつつ、东京大学医学部附属病院(以下、东大病院)に就职。
东大病院を选んだ理由は「看护の研究が盛んに行われていることが第一です。そして、これまで学んだことを评価して、大学院卒の基本给が高かったことも决め手になりました」と、后の博士研究に活きる技术や知见を得るための就职だったといいます。

看护师として2年间勤务した后、退职し北大へ復学します。
「はじめは3年休学し働こうと考えていました。ですが、いざ働き始めると復学后に3年间で博士研究をまとめあげることができるか不安があり、まとめられなかったときのためにも1年とっておきたいと考え、2年で復学しました」と最长3年间取得できる休学期间を2年にしたといいます。

?
(研究に协力してくれる病院へデータを取りに行く日のスケジュール。朝から夕方まで患者さんとコミュニケーションを取りながらデータを取らせてもらっていたそう)

 

充実したサポートの中で进められた博士研究、より环境を整えていくために

博士课程では、注射の技术を高めるために血管を见つけやすくする方法として针を刺す部分を温めるという手法について研究を进めてきた安田さん。特に针を刺すことが难しい高齢患者に着目し、临床で研究を行っています。

博士课程に復学して1年の秋に、生活费相当と研究费が支给される北海道大学顿齿博士人材フェローシップに採用されたことで研究に打ち込むことができたといいます。「復学后に、临床を経た上で何を研究し、何を医疗の现场に还元できるだろうかと悩んでいた时に、同时期に进めていた申请书の作成によってだんだんと考えが整理されていき、研究テーマを定めることができました」といいます。
研究费が支给されたことも大きく研究を进める要因になったとのこと。「被験者を募って行った実験もご协力いただいた方々に研究费から谢礼を出すことができ、研究が进みました」と话します。

今后は、看护研究に兴味を持つ人が研究の道に进みやすい环境を整えることで分野を盛り上げていきたいと话し「看护学コースは一回看护师として働いて大学院に戻ってくる方も多いので、迷っている方がいたらためらわずにぜひ挑戦してもらいたいと思います。博士课程では日本学术振兴会特别研究员制度(通称:学振)に限らずフェローシップなどのサポートが充実してきているので、大学院に进学する仲间が増えるといいなと思います」と笑颜をみせます。

現在は博士論文を提出し終え、卒業後は临床に寄り添える研究者としてアカデミアでの道を進んでいきたい、と応募した北大のアンビシャス特別助教2)として内定が决まっています。「看护师として勤务した経験も活かしながら、现场に还元できる研究を行っていきたいです」と话す安田さんの研究者としての道ははじまったばかりです。

(安田さんの研究のおともは红茶。香りのいい红茶を选んで研究や実験の合间に饮んでいるそう)

贵滨碍础キーワード 【博士课程学生への支援制度】

(安田さんも利用した北海道大学顿齿博士人材フェローシップでは年额216万円の生活费相当额と年额40万円+αの研究费が支给されるほか、キャリア开発?育成コンテンツの提供等、多方面からの支援がなされている)〈転载:科学技术振兴机构(闯厂罢)次世代研究者挑戦的研究プログラム(厂笔搁滨狈骋)(2022年)〉

注:

  1. 大学生の顷、広岛県人会としていいね!贬辞办耻诲补颈に掲载された记事はこちら。
    北大祭2016 地元愛が隠し味!本場広島のお好み焼き – いいね!Hokudai
  2. 优秀な博士人材の早期育成と多様なキャリアパス形成を目的とした制度。

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