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#26 生き方を自由自在に変えられる?!?涡鞭毛藻(うずべんもうそう)の进化について探る?

主に海洋に生息している小さな生物、涡鞭毛藻(うずべんもうそう)。その光合成色素の多様性や葉緑体の進化によって変わる进化について研究している山田規子さん(理学院 博士課程3年)に、北海道登別明日中等教育学校4回生の2人がお話を聞きました。

涡鞭毛藻とは?

涡鞭毛藻は、いびつな形をした単細胞生物です。主に海洋に生息する小さな藻類で、鞭毛で回転しながら動く特徴をもちます。


北海道道庁の池で採取したツノモ(涡鞭毛藻)

见たことのない研究设备

研究室におじゃまして、今まで见たことのない规模の大きな研究机器に惊きました。それは、电子顕微镜と培养室です。电子顕微镜は高倍率で観察ができるため、肉眼では见えないような小さな生物でも正确に映し出すことができます。培养室は、室温と日照条件を调节して藻类を育てることができる部屋です。藻类は种类によっては育てることがとても难しく、そこで育てられた藻类は必要な方に売ることもあるそうです。

山田さんの研究室の学生は现在11名在籍していおり、そのうち4名が留学生です。ブラジルやドイツ、中国、タイなど様々な国の出身者がいるため、研究室内で话される言语は英语です。とてもグローバルな研究室ですね。

実际に电子顕微镜を使わせてもらっている様子

観察した涡鞭毛藻の写真

涡鞭毛藻のなぞに迫る研究

単細胞生物で葉緑体を持つ涡鞭毛藻は、長い年月の中で進化をとげてきました。例えば、ある種は普段、動物プランクトンとして生きているのですが、葉緑体を持つ生物を食べることで一定の期間だけ植物プランクトンになることができます。例えばミドリムシ(ユーグレナ)は、もともと動物プランクトンとよばれる葉緑体を持たない生物でした。しかし、私たちが野菜を食べるように、水中の植物を食べたときに、消化しないで体の中で維持することを選んだのです。

一番驚いたのは、餌を取りに行かなくてもいつでも食べ物を食べることができる種がいることです。それは、体内にある膜の中に、餌であるシアノバクテリアを飼います。そうすると、光合成で増殖したシアノバクテリアを、いつでも自由に食べることができます。とても便利で賢い生物だと思いました。山田さんの研究の目的は、これらの顕微鏡でしか観察できない単細胞生物を分類したり、彼らの葉緑体の起源を探ったりしてそのなぞを解き明かすことです。最近の研究では、新種の涡鞭毛藻から新しい光合成色素を発見されました。

面白い研究をするには

山田さんは研究室の中だけで研究しているのではありません。研究に必要な生物を採るために、単细胞生物のサンプリングに自ら足を运びます。カナダ、ロシアや南アフリカなどの海外に行ったことがあり、ひたすら车で移动し沿岸をめぐることもあれば、船に乗ることもあります。长い时で1ヶ月间もサンプリングを行います。「目的のサンプルはなかなかとれないため大変で、採れるかどうかは运です。」と山田さんは言います。サンプリングが大変な一方で、良いこともあります。それは海外にいくことで、野生のペンギンなど、普段は出会えないものに出会えることです。研究で大切なことは何かと闻くと「面白い研究をするには、谁も持っていない生物を见つけることが一つの大きな手です。」と述べられました。研究というのは人と同じことをするのではなく、人とは违ったこと、また人とは违う视点で物事を见ることが大事であるとわかりました。

冲縄沿岸でのサンプリングの様子

研究に梦中になったきっかけとは?

学生时代、美术部、演剧部に所属していた山田さん。数学、生物、物理が得意だったそうですが、大学1年のときに今の先生の论文と出会い、生物のおもしろさに感动しました。普通なら1年生で自分の进む研究室を决めるのは时期が早いそうです。しかし、山田さんはその时に今の研究室へ行くことを决めました。また、「今行っている研究は决して人の役に立つ研究ではないけれど、新たなことを突き詰めていくことにやりがいを感じているのです。」と笑颜で话して下さいました。自身の研究の话を生き生きと目を辉かせながら话す姿に、大学生活への魅力を感じました。

南アフリカの海岸にて

単细胞生物の魅力

多细胞生物の体は複雑な仕組みでできており、姿や生き方を変えることは困難です。たとえば木は1度ある場所に根を張ると、そこから動くことはできません。それに対して、体のつくりが単純な単細胞生物は、生き方を自由に変えることができます。こうした多細胞生物にはない単细胞生物の自由自在で柔軟な生き方は、魅力であり、うらやましくも思います。

山田さんの研究室にて

私たちの周りには目に见えない小さな生き物がたくさん存在します。今回の研究の様子や、山田さんのお话を闻いて、そうした生き物がいるからこそ私たちは存在することができるのだと学ぶことができました。また、どんな研究にも歴代の研究者たちの思いが詰まっており、今の研究につながっていていると知ることができて、研究をすることの楽しさを感じることができました。

****************

この记事は、北海道登别明日中等教育学校のインターンシップに颁辞厂罢贰笔が协力して実施した成果の一部です。

【取材:早川直美さん、穴泽悠吾さん(北海道登别明日中等教育学校4回生)+颁辞厂罢贰笔、レポート指导:上海一辉(颁辞厂罢贰笔10期ライティング?编集実习)】

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Update

2014.11.19

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