おそらく日本唯一ではないでしょうか。数多くある北大のサークルのうち、ヒグマの研究をしているというサークルが存在します。それが、北海道大学ヒグマ研究グループ、通称「北大クマ研」です。
北大クマ研は、「ヒグマが見たい!」という北大生たちによって作られました。1970年の設立以来、40年以上にもわたってヒグマの生態调査を行ってきた伝統あるサークルです。現在、20名ほどが在籍しています。
今年の8月、北大クマ研のフィールド调査が行われました。例年はヒグマの糞や足跡を探している彼らですが、なんと今年は、ヒグマの姿をカメラに収めることに挑戦しました。果たして、撮影は成功したのでしょうか!? 「いいね!Hokudai」が密着取材しました。
【田中泰生?颁辞厂罢贰笔本科生/农学院修士1年】
(ヒグマの足跡)
舞台は、北大天塩研究林
札幌から北へ300キロ、車を走らせること6時間。北大クマ研が调査のために訪れたのは、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター天塩研究林です。天塩研究林は、北大が所有する7つの研究林のうちのひとつです。北海道北部の幌延町に位置する、国内最北の大学研究林でもあります。
(针叶树と広叶树の森が広がる天塩演习林。広さは2万2000丑补にもなります)
今回の调査は、8月8日から22日にかけて行われました。メンバーたちは宿舎で共同生活を送りながら、研究林に足を運びます。
ヒグマの痕跡を探す
朝5时、北大クマ研の1日がはじまりました&苍产蝉辫;。研究林内の沢や林道を歩きまわり、粪や足跡、木についた爪痕といったヒグマの痕跡を探すのです。
(フィールドに入る际は许可が必要。安全にも细心の注意を払います)
痕跡は、ヒグマの生态を知るうえでの重要なサインです。粪からは、ヒグマがどのようなものを食べているかがわかりますし、足跡や爪痕からは、どれくらいの大きさのヒグマがいるのかといったことがわかります。
(林道に落ちていたヒグマの粪)
(繊维状の内容物からフキを食べたことがうかがえます)
(沢で见つけた足跡のサイズを测定。幅は15肠尘以上もあります)
ヒグマの痕跡があるということは、そこにヒグマがいた、ということです。遭遇したりしないかと冷や冷やしながら&苍产蝉辫;、およそ6时间、あらかじめ设定したルートに沿って歩き回りました。
自动撮影カメラが、ヒグマの姿をとらえた!
今回の调査では、カメラを設置してヒグマの姿を写真におさめようという試みもなされました。ヒグマには、木に背をこすり付けるという習性があります。「においをつけるため」など理由は諸説ありますが、その行動は謎に包まれています。今回はその、ヒグマの背こすりを撮影しようというのです。
ヒグマが木に背をこすりつけるとき、体毛が木に付着します。そのような「背こすり跡」が见られた场所に、动物の存在を察知して自动的にシャッターが作动するカメラを设置しました。
果たしてヒグマの姿は映っているのでしょうか。
设置したカメラは10台。回収してデータを确认していきます。すると???映ってるー!
そこには黒くて大きなヒグマの姿が、10秒间の映像として记録されていました。
(连続画像。映像は北大クマ研の公式蹿补肠别产辞辞办ページで见ることが出来ます。丑迟迟辫蝉://飞飞飞.蹿补肠别产辞辞办.肠辞尘/惫颈诲别辞.辫丑辫?惫=645097998939621)
今回、残念ながら背こすりをする様子はとらえられませんでした。しかし、北大クマ研が设立されるきっかけになった「ヒグマを见たい!」という思いが形になった、贵重な成果となりました。
来年の夏、天塩での再调査に期待しましょう。







