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#185 新型コロナウイルス感染症収束へ王手!(1)~环境工学の研究者として~

私たちは新型コロナウイルスの感染状況を下水から把握し、感染収束へ向かう切り札となる「下水疫学」の研究に尽力している北島正章さん(北海道大学 大学院工学研究院准教授)にズームを用いてインタビューしました。前編では北島さんが环境工学の研究者となった背景、海外留学での経験、そして研究について紹介します。

【荒木太郎?総合理系1年/高崎そら?総合理系1年】

(北岛正章さん)
环境工学の研究者になるまで
北島さんは、环境工学の研究をされています。どうしてこの研究分野を選ばれたのでしょうか?

僕の出身は佐贺県の田舎で、父は役所の环境整备课で下水道の整备に携わってました。父とは、环境や下水についての话をよくしており、小さい顷から环境を守ることの重要性を意识していました。东京大学に入学すると进振りといって2年の后期からどこの学科に行くかを决めるのです。环境に関わることを学びたいと思う一方で、物事の真理を追究する理学と社会の问题を解决する工学のどちらに进もうか迷った中で、环境工学を选びました。一つの理由は、工学は就职に向いているというアドバイスを亲からもらったこと、もう一つは、社会に役立てるような研究や仕事をしたいという思いがあったからです。

环境工学を选んだ理由として、就职に有利というのが一因であるとあったんですが、北岛さんは现在、研究职をされています。大学2年生の进振りの时に、研究者になる予定はありましたか?

当时は、まさか研究者になるとは思っていなかったですね(笑)。研究者になろうかと思い始めたのは修士の1年の秋ぐらいです。それまでは就职しようと思ってて、実际少し就活もしてました。

最初から、研究者を目指していたわけではないんですね。

研究者になろうと思ったきっかけは、函馆での学会発表で赏をもらったことですね。顽张ったことが报われたことがすごく嬉しく感じました。研究もとても楽しくやれていたこともあって、そこで、研究者になろうと决心しました。

(初めてズームを使ってインタビューを行いました)
海外留学について
北岛さんはアメリカに留学していたと闻きました、海外留学で得た経験でどんな変化があったと感じますか?

価値観が変わりましたね。例えば、日本の场合は、かなり仕事や研究に时间を割きます。それは日本人の勤勉な国民性で、それが美徳でもあります。一方、アメリカ人はワークライフバランスを大切にしています。だから、その影响で自分もプライベートを大切にするようになりました。

(アメリカでの研究后にシンガポールにある惭滨罢の研究所で博士研究员を务めました)〈写真提供:北岛正章さん〉
北岛さんは语学力に定评があると闻いているんですけども、元々得意だったのですか、それとも留学してから语学力がついたのですか?

もともと英语は好きな方でしたので、平均的な东大の学生よりは英语は得意だったと思います。ただ僕は、帰国子女でもないですし、生まれ育ったのは佐贺の田舎なので、英语に触れるような机会が小さい顷からあったわけではありません。だから、アメリカに行ったときは、かなり苦労しましたね。英语に惯れるだけでも1年はかかりました。

当时研究室にいたとき、たどたどしい英语をしゃべっていたと思うんですけど、ひとつきっかけがあって英语力が伸びました。僕は学部生の时から笔颁搁を使った実験をしていたので、笔颁搁を使う実験が得意で、笔颁搁を使うと新しいことがわかることがわかっていたんです。でも、僕がいたアメリカの研究室では、笔颁搁について详しい人がいなかったんですよね。僕が研究室に笔颁搁を导入すると、研究者から「マサアキ笔颁搁できるんだ。ちょっと俺の研究も手伝ってよ」、「これを笔颁搁で测定してよ」と依頼がくるようになりました。すると、アイツに闻いたら笔颁搁教えてくれて、そのアドバイスが的确であると话が広まって、どんどん他の研究员や学生から頼られるようになったんです。そうすると否応なく英语でコミュニケーションをするようになるので、それで英语力が格段に上がったんだと思います。

?
(始终にこやかな雰囲気でインタビューが进み紧张がとけました)
研究について
北岛さんにとって研究とはどのようなものですか?

研究は、これまで积み重ねられてきた膨大な知识や知见、実験结果を前提にして、そこから先のほんの一部にしか取り组むことができないものです。そのため自分の研究の新しさや社会的重要性を示すことは简単にはいきません。でも、自分のオリジナルな研究に取り组まなければならない、取り组みたい思いは强かったんです。过去に谁かがやったことの繰り返しだと面白みがないですからね。

改めて今、研究者の魅力はどんなことだと考えていらっしゃいますか?

自分のために时间を使うことができることですね。民间公司で、会社のために时间を使って、会社のために仕事をするか、自分の研究のために时间を使って、その成果が自分の名前で认めてもらえるかは全然违うことだと思っています。「北大の研究者が」ではなく、「北大の北岛が」とメディアで绍介してもらえて世间に自分の名前を认知してもらえると一人の研究者として报われたなと感じますね。人材育成に贡献できることも研究者の魅力だと思います。自分のためでなく后进の育成にも时间と労力を使うことができる。そんなことのできる人は限られていると思うので、非常に光栄なことだと思っています。それから研究者は世界でたった1つしかない自分だけの仕事に挑むことができる数少ない职业だと思っています。今出しているデータは世界で自分しか知らないというのは快感です。

ギリシャ时代では学问は富裕层にだけ认められた「道楽」のようなものでした。そんな学问を今、僕は研究者として最先端の北大の环境で世界水準でもかなり高いレベルでできている。それは非常に幸せなことだと思います。

(笔颁搁の结果を解析する様子)〈写真提供:北岛正章さん〉
北岛さんの研究を进める原动力になるものは何ですか?

研究の原动力はいろいろあります。一つは承认欲でしょうか。さっき述べたように研究成果を上げて、自分の名前で国内外に认められることは大事なことだと思います。もちろんそれだけでなく、自分の研究で社会に贡献したい欲求もあります。新型コロナウイルス感染症が広がり、今これだけの国家危机に濒している中、自分の研究分野である下水疫学で国や自治体、大学や公司に贡献できる立场にあることは非常に幸せなことだと思っています。だから、自分の研究を社会のいろいろなところで役に立てることが、これからの研究の原动力ですね。

研究者のポストは限られていて、竞争の激しい世界です。研究者として生きていくというのは厳しいことも一方ではあります。ですが、僕は研究が楽しいからやっているのだと思います。要するに「好きこそものの上手なれ」という感じです。自分のために时间を使って好きなことをやってお金がもらえる仕事に就けたことは、幸せなことです。でも、お给料のために研究を顽张っているというようなことは全くないですね。

まとめ

今回は北島さんが研究者になるまでの背景と研究者の魅力、これからのモチベーションについて取り上げました。环境工学の研究者という道を選んだ理由や海外留学での変化については学生である私たちにも参考になるお話で、お聞きできて光栄でした。特に北島さん自身が自分の現在の環境を恵まれている、幸せだと考えていらっしゃることはとても謙虚な考え方で、私たちも見習いたいと感じました。

后编では北岛さんの研究について掘り下げます。北岛さんが现在研究なさっている下水疫学を用いた新型コロナウイルスの流行状况の解析や、塩野义製薬との共同研究についてお闻きしました。この记事とつながっている点もありますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

この记事は、荒木太郎さんと高崎そらさん(共に総合理系1年)が、一般教育演习「北海道大学の”今”を知る」の履修を通して制作した成果です。

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Update

2021.10.11

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