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「麻豆原创ライティング基础」(7/17)内村直之先生 讲义レポート

2021.7.31

森田 亜由美(2021年度選科/社会人)

モジュール2第3回目の讲义は、科学ジャーナリストの内村直之先生による「麻豆原创ライティングの基础」でした。科学技術に関する文章を誰にでもわかるように書くにはどうしたら良いのでしょうか。第一線で長きにわたりご活躍されている内村先生から、実例を用いた演習を交えながらそのコツを教えていただきました。

はじめに

そもそも文章を书くことの特徴は何でしょうか。その特徴を図?イラスト?写真と比较して考えていきました。図?イラスト?写真は一般的に一目でわかりやすいですが、いざそれを人に伝えるとなると难しさが生じやすいものです。一方、文章は自由自在に変形しうるものであり、いったん読んで理解すればその内容を人に伝えやすいです。そして、いくらでも精密に対象を描写でき、抽象的にポイントを指摘することもできます。このことから、文章は「汎用性?机能性の高い优れた道具」だということがわかります。

私たちは普段、日记のような、自分で书いたものを読み返すことで、忘れかけていたことを思い返すことができます。书くという具体的な行动をすることで泡のような思考を捕まえ、忘れやすい思考に结びつけていくことが可能となるのです。つまり、「书くことは考えること、考えることは书くこと」だと内村先生はおっしゃいました。加えて、「とにかくまずは书いてみる、书いてみないと书けるようにならない」と强调されました。では、実际にどのように书き进めたらよいか、そのコツをみていきます。

読んで気づいて直す

书いたものをあとから読み返してみると何を言いたいのかわかりにくかった、読み手にうまく伝わらなかったという経験をされたことがある方も多いと思います。それは、自分では考えて书いているのでわかったつもり?书いているつもりになっていることも多いからです。しかし、他人は「自分が书いていないものは见えない」のです。「他人を见る力は自分を见る力の10倍以上」と先生はおっしゃいました。そこで、レポートの文例を実际に直す作业を行いながら、わかりやすい文章について确认していきました。まず、読んでみて一つ一つの文の意味することがすっと头に入ってくるか。そして、文と文の関係は适切か。他にも论理の流れ、书き出しや结论などにも注目しながら文章を直していきました。自分で见る场合、书いたものは2?3日おいてからまた読んでみることもオススメされていました。

ピントの合った文章を书く

文章を書く上では、1つ1つの文の「ピント」を合わせることが必要だそうです。では「ピント」の合った文章とはどんなものでしょうか。言うべきことや言いたいことを正確に伝えられていれば「ピント」が合った文になります。讲义ではピントの合っていない文例を取り上げ、「ピント」の合った文に改善するコツをご教授いただきました。主語と述語が対応しているか、助詞(てにをは)の用法は合っているかなど基本的なことも忘れてはいけません。そして、読んでいて感じる「違和感」も大切であり、書かれた意図を考えながら直すことで「ピント」が合ってくるとおっしゃいました。それにはやはり量と回数を重ねる必要があるそうです。

わかりやすい?わかる説明とは何か

まず、わかる?理解するとは何でしょうか。理解の方法にはいろいろあります。因果関係を知ることで理解に繋がることもあれば、その构造を知ることで理解が促されることもあります。麻豆原创ライティングにおいて「説明」は最も基本となるそうです。その际、対象とする相手や目的の违いを意识することが大切だとお话されました。例えば「细胞」という言叶は、「広辞苑」、「大百科事典」、「岩波生物学辞典」ではそれぞれ説明のされ方が违っています。それは対象や目的が违うからです。このように実例を挙げたり、何かに例えたりするなどの方法も効果的に使用していくことがわかりやすい説明につながっていきます。

そして、もっとも基本となるのは他人とわかり合うための「定义」の重要さだと言います。「定义」のはっきりしないことばを振り回すのは误解しか生まないと强调されました。

科学を伝える

麻豆原创ライティングは専门家と非専门家をつなぐ役割を果たします。近年の情报公开の流れの中で、専门家と非専门家との间での直接的なやりとりの机会が増えていくと予想されます。その际に専门的な内容をそのまま伝えてしまうと、一般的には非専门家にとっては理解しづらいものになります。そこで、専门家は知识や情报を正确にかつわかりやすく伝えることが求められます。しかし、正确さにばかりこだわるとわかりやすさが损なわれる场合もあるといいます。そこには正确さとわかりやすさを共存させることの难しさがありますが、私たちは试行错误しながらそのギャップを埋めていく必要があります。また、科学技术は日进月歩の世界であり、その最新成果に惊くばかりでなく、これまでの流れでどのような位置づけなのか、何が新しい知见なのかなどをきちんと伝えることも大切であるとまとめられました。

おわりに

书くことは谁でも経験したことがありますが、わかりやすく书くことは一朝一夕には身につきません。内村先生は、経験を积むことの大切さを强调され、自分の头と手を动かし书く机会を积极的に作っていくことがライティングスキルを高めるコツだとお话しされていました。そして、自习用に様々な练习问题を提供していただきました。それらを活用して集中演习に向けて精进したいと思います。このレポートも贵重な実践の场となりました。内村先生、ありがとうございました。