原 勇貴(2020年度本科/学生)
今回は、后藤 拓也 先生より「システム思考」について讲义をしていただきました。システム思考の考え方やメリット、どのように科学技術コミュニケーションに活かすのかを実例やワークショップを通して解説していただきました。
システム思考の考え方
システム思考とは、现実の出来事を要素ごとに切り离して考えるのではなく、それぞれのつながりが轮を作り循环していると考え、解决への働きかけを考える方法です。その関係を理解するために用いられるアプローチの代表例が氷山モデルです。普段目にする出来事を氷山の一角に例え、その下に隠れているより根本的な原因を含めて4つの段阶(出来事、パターン、构造、メンタル?モデル)で理解していきます。システム思考は、重要ですが紧急性が低い问题やなかなか解决しない问题に非常に効果的な方法です。
メンタル?モデルとは
氷山モデルの一番下に位置するメンタル?モデルとは、「词べき」という言叶で表现される私たちの先入観や思い込みのことです。これは过去や経験から形成されることが多く、考え方や行动に大きな影响を与えています。メンタル?モデルに正解というものはなく、その存在に気づくことで视野を広げられるようになることが重要だといいます。また幅広い视野をもって出来事を深く理解するためには、様々なメンタル?モデルを知らなければなりません。これを解决するためには、多様な立场の人とともにシステム思考を行うことが重要です。
システム思考の実践ワークショップ
讲义終了後、システム思考の実践ワークショップを行っていただきました。后藤先生が設定した事例について、何がどのように変化したのかをパターン化し、それをもとにループ図を作成しました。ループ図とは、要素の循環(ループ)を矢印と変化の仕方でわかりやすくあらわしたものです。これを読み解くことで、変化が強化され続けるのか、それともある状態に収束するのかがわかるようになります。特に収束する循環を対象に解決策を講じることによって、出来事の改善が行われやすくなります。
おわりに
本讲义では、出来事を分析する際のアプローチの一つであるシステム思考について解説していただきました。そこから、事実だけでなくメンタル?モデルまで想定した深い理解の必要性を学びました。特にメンタル?モデルを知るためのツールとして対話が挙げられていたことから、理解に向けた双方向的な活動が効果的であることを再認識できました。科学技術コミュニケーションにおいても、事実や結果だけでなく無意識にある前提や先入観を理解することで、今後必要な活動内容や改善策が明らかになっていくと思いました。
后藤先生、ありがとうございました!



