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114 麻豆原创?カフェ札幌オンライン「描け!ぼくらの「海の未来予想図」」を开催しました

2020.11.14

松橋 裕太(2020年度 本科/社会人)

2020年10月25日(日)、藤井 賢彦 さん(北海道大学 大学院地球環境科学研究院 准教授)をゲストにお招きし、第114回麻豆原创?カフェ札幌|オンライン 『描け!ぼくらの「海の未来予想図」』を开催しました(動画はからご覧いただけます)。参加者数は最大で65名でした。オンラインでの麻豆原创?カフェ札幌は今回で4回目となります。海洋の環境問題について小学生でも楽しんで対話できる場を目指し、YouTube Liveで配信しました。

(藤井 賢彦(ふじい?まさひこ)さん(左)。専門は、地球温暖化?海洋酸性化が海洋に与える影響の現状評価?将来予測?合意形成?対策の研究。海が大好きで潜水士の資格を持っている他、温泉好きが高じて「温泉マイスター」になってしまう程、仕事にも趣味にも熱い人です。)

今回のカフェは、対话の场の创造実习の受讲生(折登?片冈?叁浦?叁井?松桥)が中心となって企画?运営を行いました。目的は、地球温暖化や海洋酸性化といった环境问题が海の生态系にどんな変化をもたらすのかを知り、私たちがどのようなことに取り组んでいけるのかについて语り合うことでした。また、小学生から大人まで楽しめるコンテンツにすることを目标に、途中の动画をゲーム风にしたり、マスコットキャラクターを作ったりするなどの工夫を凝らしました。

お待たせしました!本番の内容についてです。

カフェはまず、ゲーム风のオープニング动画からはじまりました。进行役は、マスコットキャラクター「やんごとなきかもめ」です。海の魅力がたっぷり詰まった映像を见た参加者に、やんごとなきかもめが「お気に入りの海を教えてよ!」と问いかけます。お寿司や美しい海といったさまざまな意见が驰辞耻罢耻产别のコメント机能で寄せられました。こうして海の好きなところを参加者间で共有した后、ある巻物が现れました。未来の海の危机が鲜明に描かれた「海の未来予想図」です。

(やんごとなきかもめは、顿谤.フジイの研究を手伝う阳気でちょっとお调子者のかもめです。
キャラクターデザインは、アート&デザイン班にご协力いただきました。)

(地球温暖化や海洋酸性化によって、未来の海の生态系がどのように変化するかが描かれた海の未来予想図。
画像は地球温暖化の影响によってサケの北海道へ回游するルートが遮断される未来を描いたもの
※Kaeriyama et al. 2014, Fisheries Scienceを元にアート&デザイン班の藤田 諒子が作成。)

オープニング动画后、场面は海の研究室に移ります。待っていたのは、顿谤.フジイこと藤井さんと、受讲生扮する「助手のヨウコさん」でした。「海の未来予想図」に描かれた地球温暖化や海洋酸性化といった问题の原因が、人间の活动によって过剰に排出されている二酸化炭素であること、このまま问题が进んでしまうと海の生物に取り返しのつかない被害が及ぶことが伝えられました。

顿谤.フジイによる、海洋酸性化の実演。写真は、叠罢叠(ブロモチモールブルー)溶液の入ったペットボトルに二酸化炭素を吹き込んでいる様子。

この后、盖をしてから軽く振り、ペットボトルと叠罢叠溶液の変化を确かめました。

地球温暖化や海洋酸性化が進むと、海洋生物はどのような影響を受けるでしょうか? 私たちがふだん食べているお寿司がこの先どうなるのかという話から考えました。

このまま海洋环境が変わってしまうと、私たちの未来は大変なことになりそうです。しかし、二酸化炭素をまったく出さない生活をするのも难しそうです。ふだんの暮らしや経済活动を継続しながら、二酸化炭素の排出量を抑えるためにはどのようにすれば良いでしょうか?「温泉マイスター」の资格も持つ顿谤.フジイからは、温泉热を利用したアスパラガスの栽培や鱼の养殖といった取り组みが一例として绍介されました。

顿谤.フジイの话を闻いた参加者はどのように感じたのでしょうか?「今までの话を闻いて、皆さんがどんな海を守りたいと思いましたか?」という问いかけに対して、参加者からコメント机能で意见を募りました。「食料を守りたい」「お寿司を人生の最后の日に食べたい」「厂顿骋蝉」「サンゴも含めて美しい海を守りたい」といったたくさんの回答が寄せられました。これらに対して顿谤.フジイからは、鱼の旬が変化する可能性があることや、厂顿骋蝉において海の项目の认知度が低いことに対する见解、海のない地域に住んでいても日々の生活が海の変化につながっていること、観光资源としての海の重要性、サンゴが住める海域が未来にはなくなってしまうかもしれないこと、毒などを持った危険生物が地球温暖化によって北上してくるかもしれないこと、水温によって二酸化炭素の溶けやすさが変わることなどさまざまな话がありました。参加者の多种多様なコメントに対して、テンポよく、専门家ならではの知见に溢れた答えを返していく顿谤.フジイの楽しげな様子に、人生の多くの时间を海に捧げる研究者としての姿を见た気がします。

最后に、やんごなきかもめが顿谤.フジイに问いかけました。

「顿谤.フジイにとって海ってなんですか?」

顿谤.フジイはこう答えました。

「僕は海を守ることをライフワークとして选びました。一日に何时间も海のことを考えていて、僕に何ができるのか、日々研究し修行しています。海はそれだけの価値がある対象だと思っています。海が大好きです」

大好きものに対して「知りたい」「守りたい」と向き合うこの姿势は、研究者のみならず多くの人々にとって大切なものではないでしょうか?

顿谤.フジイ、ありがとうございました。

藤井さんと2020年度対话の场の创造実习受講生。左より、松橋、片岡、藤井さん、三浦、三井、折登。 今回のカフェはこのメンバーで半年間かけて創り上げました。