(展示の入り口)
真っ白な雪で包まれた札幌キャンパスを歩き、服に軽く积もった雪を落として博物馆の扉を开けると、そこには书の世界がありました。
現在、総合博物館では「没後80年記念展 比田井天来 北海道大学総合博物館-書?拓本-所蔵コレクション」が開催されています。 「近代書道の開拓者」「現代書道の父」とも呼ばれる比田井天来(ひだい?てんらい)は、1872年に生まれ、1939年に68歳で亡くなるまで、数多くの作品を残しました。今年(2019年)は没後80年にあたり、初公開のものも含め、北海道と所縁の深い貴重なコレクションが展示されています。
(展示会场の様子。多数の书と拓本が一种の迫力を放っています)
会场に入ると、数々の作品が一望できます。その中でもひときわ目立つのは、中央奥に展示されている屏风です。この屏风は北海道大学総长室が所蔵している天来による「六曲屏风」です。なんと、一般公开されるのは初めてのことだそうです。
(「六曲屏风」。解説と一绪に展示されています)
天来は北海道で数多くの书家を育てました。その一人が北大出身の书家?金津墨岱(かなつ?ぼくたい)です。彼が所蔵していた贵重な拓本类も展示されています(现在は北大総合博物馆蔵)。拓本とは、石碑などに刻まれた文字に墨を涂り、纸を押しあてて写し取ったものです。
(「奏山金刚経」拓本)
(「颜勤礼碑」拓本。776词779年)
(「高贞碑」拓本。523年)
(「始平公造像记」拓本。498年)
その他にも、褚遂良(チョ?スイリョウ)书で孟静素という女道士の碑「孟法师碑」、郑道昭の作品の中で最も古い「郑羲下碑」の半纸临书(肉笔)の杰作も展示されています。书に関する基础知识がなくても大丈夫です。キャプションで説明されているので、楽しく鑑赏できます。
(「孟法师碑」642年)
(比田井天来书の「朝露启暉」)
书の世界は深く、作品の鑑赏方法も様々です。私は「楽」の文字から离れられなくなり、しばらく见つめていました。知っている文字でありながら、それを书いた人の魂、环境、気持ちが感じられるような気がします。また、意味が分かっている文字であっても、书や拓本に近づいてその部分をじっと见ると抽象的な絵画を鑑赏しているようにも感じてきます。また、拓本に写し取られた、文字の周りの石の表情が、积み重なった时を语っているようにも见えました。
(「奏山金刚経」の文字「楽」。近くでみるとまるで别の絵画をみるようです)
(「爨宝子碑」拓本(405年)の中の「楽」。飞び立とうとしている鸟を思わせます)
鑑赏を终え、墨が描く力强い书の世界から白い雪が眩しい世界に戻ると、なんだか雪の表面にあるつぶつぶも、木の枝も、书の一部に见えてくるような気がしました。
1年でもっとも寒くなるこの时期に、とても合う展示です。现代书道の父とも呼ばれる比田井天来の未公开作品にもたくさん出会えるチャンスでもあります。展示は2月17日まで、无料で开催されています。お时间ある方はぜひ足を运んでみてください。
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没後80年記念展 比田井天来 北海道大学総合博物館-書?拓本-所蔵コレクション
日時: 2019年1月16日(水) 10:00~2月17日(日)17:00
場所: 北海道大学総合博物館 1階企画展示室
入场料: 无料
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