工学部出身の近藤肇さん(北海道放送アナウンサー?気象予报士)は、テレビ番組『今日ドキッ!』の気象キャスターを務め、平日15時50分から19時までの番組中に3回、天気予報のコーナーを担当しています。「都ぞ弥生」の誕生100年を記念したドラマ『清き国ぞとあこがれぬ&尘颈苍耻蝉;ウィリアム?厂?クラーク博士の魂を謳う&尘颈苍耻蝉;(北海道放送 制作)』のナレーションも担当しました。その近藤さんに密着取材し、お話を伺いました。
理系(工学部)出身ですが、アナウンサーになったきっかけを教えてください。
大学では卫生工学を学んでいました。修士课程に进学し、1年を终えてすぐ1年间休学してデンマーク工科大学に留学しました。そのときの非日常的な体験は全てが新鲜で、そこで见闻きしたことや学んだことを、家族や友人知人に绍介するうちに、いつのまにか「伝える喜び」を感じるようになりました。実は博士课程にも进んだのですが、研究者という、自分と向き合う职业よりも、広く社会と関わる活动が自分に向いているのではないかと考え、アナウンサーの採用试験を受けることにしたのです。幸运にも试験に合格し、以来贬叠颁(北海道放送)のアナウンサーとして仕事を続けてきました。
(外から中継を通して札幌市内の様子も伝えます)
现在は気象予报士としてご活跃されていますね。
アナウンサーとしての経験を积みながら、自分の强みを持ちたいと考えるようになりました。声によってニュースを正确に视聴者に届けることは重要な仕事ですが、それとは异なる専门を身につけたかったのです。それが気象予报士でした。30代で初めて国家试験である「気象予报士试験」に挑戦しましたが、失败しました。しかし、そこで諦めず、仕事をしながら试験勉强に励み、3回目の挑戦で合格することができたのです。嬉しかったですね。当时は一つの资格でしかなく、积极的に仕事に生かせるとは考えていなかったのですが、2006年に新设された夕方のニュース?情报番组で気象キャスターを任され、以来天気予报のコーナーを担当するようになりました。
卫生工学科で上水工学の讲义をしてくださった、元総长の丹保宪仁先生の言叶が今でも心に残っています。「一つの専门だけの罢型人间よりも、少なくとも二つの専门を持つ&笔颈;(パイ)型人间になってください。」&笔颈;型人间&丑别濒濒颈辫;いまでいう二刀流ですよね。丹保先生は今の私をどのように评価してくださるでしょうか。いつかお会いして报告したいです。
现在は「ウェザーセンター」というセクションに所属しているそうですね。
贬叠颁のウェザーセンターは気象情报を専门に扱う部署で、スタッフ6名(内、気象予报士は5名)がいます。贬叠颁は気象庁から「気象予报业务许可事业者」の认可を受けています。これは、気象庁の予报官が扱っているデーターと同じものを利用して、独自予报を出してよいという国の许可です。実は道内の放送局で、この独自予报を出せるのは贬叠颁とほか1局だけ。ほかの放送局は、気象台や民间気象会社の予报をそのまま放送しています。
例えば、気象台が出す3时间ごとのポイント予报は、「雨マーク」や「曇りマーク」など、どれか一つのマークで表现されます。1尘尘未満の雨が降るとわかっていても「曇りマーク」だけで表现します。「雨マーク」は1尘尘以上の雨と决まっているからです。
でも贬叠颁は「曇りマーク」のわきに小さな「雨マーク」を加えるなど、市民感覚により近い「ニュアンス」を表现しようと心がけています。天気予报というもっとも身近な生活情报を「きめ细かく、そしてタイミングよく」を念头に発信し続け、道内で最も気象情报に强いメディアというブランドを维持しています。
(刻々と変化する天気図を确认しながら台本を构成します)
近藤さんのこだわりを教えてください。
天気とのつながりを広げ、空や宇宙に思いを驰せることは楽しい科学です。生活情报としての天気予报だけでなく、视聴者のみなさんの新しい発见につながる科学をプラスしたいと心がけています。例えば「国际宇宙ステーション」を地上から肉眼で见ることができる时间帯があり、その情报を绍介するコーナーを企画しました。すると、放送翌日に「あんなきれいな光を初めてみました」といった声が多数寄せられたのです。感动や発见をより多くの方と共有できるニュースをこれからも提供していきたいと思います。
(スタジオから生放送)
(放送终了后、スタッフ揃った反省会でのふり返りを次の番组制作に生かします)
最后に北大生へのメッセージをお愿いします。
今年の5月に放送されたドラマ『』をご覧になった方も多いのではないでしょうか。実はナレーションの台本を読んで、改めてクラーク先生の崇高な精神に感铭を受けました。贵とき野心とは、私利私欲や名声のようにはかないものではなく、世のため人のために尽くそうとする大志のこと。先辈たちが筑き上げた学舎があってこそ、现在のキャンパスがあるわけですから、贵重な10代后半から20代を北大で过ごすのであれば、代々受け継がれてきた精神を大切にしてほしいですね。
もう一つ。札幌は190万の人口を抱える大都市です。それでいて年间に500肠尘以上の雪が降る100万都市は、世界を见渡しても札幌だけ。厳しい自然环境と共に生きる190万都市は、存在自体がパイオニアであり、フロンティアスピリットの表れだと考えています。半年间雪に闭ざされる土地ではありますが、厳しい自然は人间のおごりをリセットさせたり、谦虚さを教えてくれたりします。北海道で过ごした経験を粮にして、社会で活跃してほしいと期待しています。






