大学ってどんなところ? 北海道登别明日中等教育学校4回生(高校1年)の皆さんが、北大に一日インターンシップにやって来ました。后编の今回は戸田実里さん、金子聡美さん(农学院修士1年)、田中穂乃佳さん(医学研究科修士1年)の3名が総合博物馆を案内しながら、北大と研究の世界についてお话しします。大学院生はこの日のために準备を重ねてきました。研究内容と热意は伝わるでしょうか。
物質循環による環境汚染 / 2階 獣医学部展示
【宫城栞太?登别明日中等教育学校4回生】
獣医学部のウシの骨格標本を背に戸田実里さん(農学院修士1年)がスライドを使ってわかりやすくプレゼンをしてくれました。「牧場の無駄をなくそう」という戸田さんのフレーズを聞き、牧場の農地でも減らすのだろうか? と私は考えました。しかし、そんな単純な話ではなく、牧場をもっと大きくとらえて「物質循環」に着眼している点に驚きました。牧場での物質循環とは、えさや肥料などを構成する物質が、家畜に食べられたり直接牧草などの栄養になったりして、かたちを変えながら環境中をめぐることを指します。この過程で、えさや肥料はふんや尿として排出され、それらがN?OやNO??となり環境汚染につながります。
この现象について生产者はあまり知らない、という现状を戸田さんから闻き、もっと知ってもらうべき、どのように知ってもらおうか、と私も考えました。利益をふやすためには、生产量の増加が不可欠ですが、そのためにえさや肥料を増量しても环境への悪影响が増えるだけです。戸田さんはこのような悪影响をなくすことを目指し、実际に牧场を访ねて话を伺い、牧场の実态にあった研究を进めているそうです。
今回话をうかがった展示ゾーンにはシカのはく製もあり、とても印象的でした。そして「物质循环から无駄をなくしていこう」という戸田さんの研究にかける思いが、话している颜の表情からとても伝わってきました。
青い花に青い遺伝子を足すと? ~遺伝子組み換え研究 / 2階 農学部展示
【森勇树?登别明日中等教育学校4回生】
私は遗伝子组み换えについて金子聡美さん(农学院修士1年)に、农学部の展示ゾーンでお话を闻きました。遗伝子组み换えとは、ある生物に他の遗伝子を足して新しい形质を与えることです。例えば、お米に黄色いスイセンの遗伝子を足すと、ビタミン础のもとを多く含む黄色いゴールデンライスを作ることができます。また、大豆に光る遗伝子を足せば、光る大豆もできてしまいます。実际に农学部展示で、カラフルに光るきれいな大豆を见ることができました。
「じゃあ、もし青い花に青い遗伝子を足すとどうなるとおもいます?」と金子さんからここでクイズがでました。私は色が変わらないだろうと思いましたが、惊いたことに、遗伝子同士が打ち消し合って、青い色がなくなるそうです。金子さんは、この现象をいかして新しい綺丽な模様の花を作りたいと、私たちにうれしそうにお话をしてくれました。
このお话しを闻いて、私の遗伝子组み换え=危険というイメージが変わりました。食品と异なり、お花のような人体には直接の影响がないような使い方もある、ということが理解できました。そして何より、研究という名の仕事に取り组んでいる大学院生の方々が、私たちに受験の话や研究内容の话をしつつ、研究のやりがいを背中で教えてくれました。今回は受験と将来について考えられるいい机会となりました。今后は、やりがいを考えて、大学や仕事を选んでいきたいと思いました。
健康なこと / 3階 医学標本の世界
【依田时生?登别明日中等教育学校4回生】
皆さんはどのような状态が健康であると思いますか。病気でないことが健康という訳ではありません。奥贬翱による健康の定义は、「身体的、社会的、精神的に健全であること」となっています。では身体的、社会的、精神的に健康になるためには、どのようなことをするのが良いのでしょうか。
「その一つの方法は、笑うことだと考えられています」と田中穂乃佳さん(医学研究科修士1年)は教えてくれました。1970年代、アメリカのとある病院に、强直性脊椎炎という体が痛くなる病気で、寝たきりになった患者さんがいました。その患者、ノーマン?カズンズは病気の原因をストレスと考え、毎日面白いテレビを见て笑うように心がけたところ、一年后には会社に戻り仕事ができるほどに回復したそうです。
その后さらに健康と笑いの研究は进み、はにかむ程度ではなく声を出して笑うのがよい、は行で自然に笑うのがよい、笑いの原因は何でも良い、といったことが分かってきているそうです。
田中さんは现在、健康と食の関係について研究しており、今回は话题を広げてお话をしていただきました。田中さんは、「研究は社会に贡献できるものが望ましい」と笑颜で言っていました。僕もそのとおりだと思います。研究をすることは人々の役に立ち、社会の健康につながるのではないでしょうか。将来僕も、研究を通して少しでも社会に贡献したいです。まずは皆さん、声を出してたくさん笑いましょう。
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前後編にわたりお送りした高校生一日インターンシップ。高校生には、大学院生が自分の研究についていきいきと話す様子が印象に残ったようです。大学院生にとっては自分の研究をふり返るいい機会になりました。高校生も大学院生もBe Ambitious!
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この记事は、北海道登别明日中等教育学校のインターンシップに颁辞厂罢贰笔が协力し、大学院共通授业科目「大学院生のためのアウトリーチ法」としてて実施した成果の一部です。
&苍产蝉辫;【取材?执笔:宫城栞太、森勇树、依田时生?登别明日中等教育学校4回生+颁辞厂罢贰笔】
戸田さんの所属研究室はこちら
農学院 共生基盤学専攻
環境生命地球化学研究室(内田義崇 テニアトラック助教)
金子さんの所属研究室はこちら
農学院 生物資源科学専攻
植物育种科学讲座
細胞工学研究室(金澤章 准教授)
田中さんの所属研究室はこちら
大学院医学研究科
社会医学讲座
公衆衛生分野(玉腰暁子 教授)







