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#31 うつ病は大人だけの病気じゃない? ~子どものうつ病に迫る~

现在、大人の20人に1人いるといわれているうつ病ですが、なんとなく中高年の病気というイメージを持っている人も少なくないと思います。しかし実际は若年层にも多く见られ、子どもであってもうつ病を発症することが最近调査によってわかってきました。そんな见逃されがちな子どものうつ病の研究をしている传田健叁さん(保健科学研究院?教授)に子どものうつ病についてお话を伺いました。

【山本綾乃?総合理系1年】

そもそもなぜ児童精神医学に兴味を?

自分が悩み多き思春期を过ごしたので、まず自分のことが知りたいと思い、児童精神科医を目指しました。北大に来れば児童精神医学を学ぶことができると思い、北大の医学部を目指しました。

児童?青年期のうつ病患者の実态

小学生のうつ病患者は少ないですが、中学生になると次第に増えていき、大人とほぼ同じ割合に近づいていきます。

2003年に札幌市、千歳市、岩见沢市の小学1年生から中学3年生の约3300人を対象に抑うつ状态に関する调査を行いました。子どもの「うつ」に関する、このような大规模な调査は日本で初めてです。その结果、小学生7.8%、中学生22.8%が抑うつ倾向をもっていることが明らかになりました。このように、うつになるリスクはとても高く、うつ病はきっかけさえあれば、谁でもなりうる病気といえるでしょう。

子どものうつ病と大人のうつ病の违い

子どもの场合、ストレスと抑うつ倾向は大きな関连があります。これは逆によい対応を行えば改善しうるということでもあります。しかし大変なこともあります。现在日本では25种类以上の抗うつ薬が大人には使えますが、子どもに有効性が証明されている抗うつ薬はたったの2种类です。また、抗うつ薬だけでうつ病がすべて改善するわけではありません。

子どもは一日の半分を家庭で、もう半分を学校で过ごします。このことから、子どものストレスは、学校の问题(いじめなど)、もしくは家庭の问题(养育の方法など)が原因になっている可能性があります。よって环境をいろいろ调整することが、子どものうつ病を治疗するうえで重要になってくるのです。

(传田さんの近着)

治疗を行う上で大変なこととよかったことは?

治疗をするうえで大切なのは、その子の10年后20年后を予测することです。うつ病と诊断された子どもが、発达障害もかかえていることがあります。またどこで介入するべきであるかという难しい问题もあります。昔、幼児期にうつ病や自闭症と诊断された人が今や中年期?老年期にさしかかっています。うつ病や自闭症と诊断された子どもが生涯にわたってどのように変化?発达していくかが最近になってわかってきました。それによってどのタイミングで介入すべきかが、ようやく见えてきたのです。

子どもを见ることで人间の感情や病态の変迁がわかり、人间が理解できるようになります。もちろん子どもの治疗は、大人の治疗と比较して、大変な场合が少なくありません。しかしひと山越えると、すごくよくなるのでとても达成感もあります。间违いなく、大人よりもよくなります。それは子どもには自然に発达?成长する力があるからです。长いスパンで人を见ることができる児童精神医学はとても&谤诲辩耻辞;别虫肠颈迟颈苍驳&谤诲辩耻辞;で&谤诲辩耻辞;肠辞辞濒&谤诲辩耻辞;な分野なのです。

うつ病による自杀を予防する方法は?

现在日本では10~30代の自杀率が増えてきています。この対策としては地方自治体や会社、学校などが协力することが大事です。まず、自分の症状を认识し、谁かに相谈することが必要です。东日本大震灾后、私たちは2012年に宫城県のいくつかの地域で抑うつ倾向や笔罢厂顿(心的外伤后ストレス障害)について调査をしましたが、调査の际に子どもたちの话を闻くことによって、かなりの数の子どもたちが快方へ向かったという事実があります。

最后に、今后の课题と抱负を

课题としては、日本には児童精神科医が少ないことが挙げられます。先进国の中で最も少ない状况です。新患の诊察が半年、一年待ちなんていうこともあります。医者の介入时期が重要なうつ病の治疗において、専门の医师不足というのは大きな课题です。近年では、そういった问题を解决するために児童精神科医养成のためのセミナーを开いたりもしています。

现在、多分野の协力によってうつ病について新たな解明がなされてきています。今まで症状しかわからなかったうつ病ですが、さまざまな领域において新しい知见が明らかになってきました。科学的な解明がなされることで実际の治疗にそれをどのように反映させていくことができるか検讨しています。科学的な知见を是非子どものうつ病の治疗に活かしていきたいと思います。

传田さん、贵重なお话を闻かせていただきありがとうございました。

※ ※ ※ ※ ※&苍产蝉辫;

この记事は、山本綾乃さん(総合理系1年)が、一般教育演习「北海道大学の「今」を知る」の履修を通して制作した成果です。

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Update

2015.03.26

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