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#57 自分を纳得させるまであきらめないと决めた物理の道/今布咲子さん(理学研究院 物理学部门)[FIKA No.13]

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颁辞厂罢贰笔とダイバーシティ?インクルージョン推进本部の连携企画、ロールモデルインタビュー贵滨碍础。

贵滨碍础とは、スウェーデン语で甘いものと一绪にコーヒーを饮むこと。

キャリアや进む道に悩んだり考えたりしている方に、おやつを食べてコーヒーでも饮みながらこの记事を読んでいただけたら、という思いを込めています。

シリーズ13回目となる今回は理学研究院の今布咲子さん。
今さんはこの春に博士课程を修了し、北大理学研究院の助教に着任しました。ピアノの先生、高校物理の先生、となりたい自分を模索しながらたどり着いた研究者の道。
疑问に思ったことは纳得するまで彻底的に调べ「研究テーマはまだまだやりつくしてない、もっともっと、世界でまだ自分しか知らないことを见つけていきたい」と话します。

【森沙耶?いいね!Hokudai特派員 + ダイバーシティ?インクルージョン推進本部】

(理学研究院の今布咲子さん)

ピアノの先生を目指す中、物理に出会って衝撃を受ける

両亲が音楽が好きだったことから、将来は音楽か美术系の方向に进むものと漠然と考えていた今さん。高校生までピアノの先生になることを目指しながら芸术関係にも兴味を持つ一方で、“电子とは何者なのか?磁石の中はどうなっているのか?”といった身の回りの事象に疑问や兴味をもっていました。
そんな今さんが高校1年生のときに受けた物理の授业で、日常の复雑な现象を単纯なものに分解して理解できる、ということに衝撃を受けます。「例えば力学で物体に対してどのような力がかかっているのかというのを一つ一つ整理して理解することで、このあと物体がどういう动きをするのかがわかる、というような考え方に『これだ!』と思いました」と物理学との出会いを振り返ります。
物理を知ってからは「どんな现象も最终的には物理で理解できるのでは?」と思うほど物理の魅力にとりつかれていったといい、「ブロックを集めて何かを作っても、それは単にブロックの集まりに过ぎないですよね。でも、原子核と电子の集まりである物质は、元素の组み合わせや构造によって、色んなものになるんです」と话します。

 

イメージできない物理に悩んだ学部时代

物理の面白さを知ってからは、高校の物理の先生になりたいと思うようになります。物理を教える时に大学レベルの専门的な物理の知识をもって生徒に物理の楽しさも伝えたいと考え、进学先を北大に决めます。
入学后は、今まで头の中でイメージができるからこそわかりやすいと思っていた物理が、専门的になるにつれ、イメージがなかなかできないものもあり、「自分の言叶で説明できるまで纳得して突き詰めて理解したいのに、イメージできない物理にぶつかると、それができずもどかしかったです」とそのギャップに悩んだといいます。

现実と现象の结びつきが见えず苦労していたときに受けた磁性体の讲义で、今までイメージができずにいた物质中の电子の动きが想像できるようになり、面白いと感じます。
「実は昔から电子に兴味があり、磁力の源である电子が物体の中でどうやって动いているんだろう、とずっと疑问に思っていました」と、ずっと今さんの中にあった疑问に答えを与えてくれる内容だったといいます。
この讲义を受ける中で「先生はご自身の头の中でしっかりとイメージができるまで理解し、それを伝えることができる方だと思い、この先生の元で学び、この先生のようになりたいと思いました」とこの讲义を受け持っていた网塚浩先生の研究室に进むことに决めます。

目指していた教师像とのギャップに気づいた教育実习

専门分野を学びながら并行して教职の単位も取り、物理の先生になるという目标のために4年生のときには母校で教育実习を行います。
教育実习では、自分が理想とする授业と、求められている事や自分の実力との间でギャップを感じたといい、「私は学生の兴味を引き出すような授业を目指していましたが、限られた时间の中でなるべくスムーズに理解できるような工夫も求められていました。结果的に私の授业はどちらも中途半端で、どこか一方的なものになってしまったと感じていて、授业を行うことの难しさを痛感しました」と振り返ります。
また、彻底的に调べたくなる性格から、授业の準备中に少しでも疑问がわくと不必要とも思えるところまで考え込むことが多く、とにかく忙しい状况の中で、自分に教职は合わないのではないかと考えるようになったといいます。

(就寝までの趣味の时间には音楽を聴いたり海外ドラマを见ることが多いそう)

 

女性研究者になるイメージ?ロールモデルがない

教育実习前から専门知识をつけたうえで教师になりたいと考えていたため、修士课程に进むことは早い段阶から决めていたという今さん。
両亲から「先生になるのに大学院に进む必要はあるのか」と闻かれることもありましたが、「専门的なバックグラウンドを持ち、学生さんからのどんな问いにも答えられるような先生になりたい」と説得し、大学院に进みました。

修士课程に进学した顷は「自分が研究者になるとは全く考えていませんでした。そもそも物理学科には女性が少なく、女性が研究者になるイメージができませんでした」といいます。
修士1年の夏に参加した研究会で、はじめて多くの研究者と接し、研究をかっこいいと思い始めたといいます。
「中规模研究会だからこその研究者同士の白热した议论を目の当たりにし、刺激を受けました。戦う议论ではなく、全员で作っていく、研究が进んでいく雰囲気でした」といい、様々な研究者がそれぞれ违うスタイルで研究を分担し、チームで研究を进める様がかっこよく、いつか自分もそのチームに加われたらいいと思うようになっていったそうです。
そこには少ないながらも女性研究者も参加しており、だんだんと女性研究者というイメージもできるようになっていったといいます。

(今さんが炉で作成した金属の多结晶(小さな结晶の集まり)。これをもとにして大きな结晶を成长させます。この结晶を极低温まで冷やすと中の电子が整列して磁石になります)

 

周囲の理想像に振り回されず、自分の道を进みたい

研究が本格化していき、研究会と実験で就职活动どころではなく、だんだん就职から博士课程への进学にシフトしていきました。実験は予想通りの结果にならないこともありましたが、「自然界は人间の思った通りにはなっていない」ということがむしろ面白く感じたといい、期待通りの结果がでなくても「それをなんでだろうと突き詰める研究もあるんだな、失败からあたらしい研究ができるんだな」と考え、あくまでポジティブに研究を进めることができたといいます。「インパクトは小さいかもしれないけれど、これを知っているのは世界で私だけ」だと思えることも楽しかったといい、今も谁も知らないことを実験で明らかにしていく过程に面白味を感じていると话します。

博士课程进学については、金銭面やライフイベントに関する心配から最初は両亲に反対されたといいます。「学振が通らなければ経済的に自立することは难しく、アルバイトをしなければいけないような状况でした。网塚先生のご助言もあり、北海道大学アンビシャス博士人材フェローシップに応募し、金銭的な问题はなんとか解决できました」とフェローシップに採択されたことで、安心して研究に打ち込めたといいます。ライフイベントに関しては「研究を諦めたからといって结婚できたり子供ができたりするわけではない。とにかくこの研究をやめることは考えられない」という强い意志で博士课程进学を决意します。

进学に関する不安なことを乗り越えても、研究がすべて顺调に进んでいったわけではありませんでした。研究は大型実験施设に出张してデータを取らなければならなかったため、取りこぼしたデータや追加のデータが必要でもすぐに得られるものではなく、「これも取っておけばよかった、こうしておけばよかった」と反省点が后から见つかり、その度にショックを受けることも多かったそうです。一方で、その実験施设では研究室の先辈である女性研究者がサポートしてくれたといい、一番身近なロールモデルとして憧れの存在になっているといいます。

物质の分析から合成へ、新たな研究とともに始まった研究者のキャリア

博士3年の时には论文执笔と并行して就职活动を行うハードな日々を送っていましたが、北大の助教に内定。研究者として顺调なスタートを切ったように见えますが、助教に内定したときは「卒业后にすぐに助教というのは本当に光栄なことですが、もっとすごい人がそういうキャリアを歩むものと思っていました。私は、女性だから採用されたんだ、とか、実力が见合っていないんじゃないか、とか思われないように顽张らなきゃと力みすぎていた気がします」と自分自身が思う研究者像と照らし合わせた自分にプレッシャーを感じていたといいます。

それまで行っていた研究では物质の分析がメインでしたが、助教に着任した研究室では物质の合成がメインということもあり、新たな研究もはじまりました。これから始まる実験や新たな研究が楽しみになり、それまで感じていたプレッシャーも徐々に薄れてきたといいます。「新しいボスの先生も『自由にやっていいよ』と言ってくださっていて、これから研究の幅を広げていくことができるのが楽しみです」と话します。

まだまだ修行中、研究テーマもやりつくしていないと语る今さんですが、これから研究者を目指す女子学生には「周りがもっている理想像に振り回されないでほしい。女性とはこういうものだ、研究者とはこういうものだ、という周囲や厂狈厂などの声は気にせず、自分のやりたいことを突き詰めてほしい。やりようはいくらでもある。やりたいことをあきらめないで」と研究の楽しさを溢れさせながら力强くお话していただきました。

(研究のおともは物理支援室のコーヒー。爱用のマグカップは学位取得时に支援室スタッフから赠られたネズミのイラストが描かれたもの。「当时の指导教员からも常に动き回っている姿がネズミのようだと言われていて、私もねずみ年なので亲近感を感じています」と今さん)

 

贵滨碍础キーワード 【女性研究者のロールモデル不在】

(ワークライフバランスや育児との両立などと并び、ロールモデルの少なさが女性研究者が少ない理由として挙げられている)〈転载:〉

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2024.10.16

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