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#187 人を见つける贤い除雪车~北大构内で実証実験を実施~

2月4日(土)の午後、雪がちらつく北大札幌キャンパス構内。黄色い歩道用除雪车が、煙突状の赤いシュートから勢いよく雪を飛ばしながら、ゆっくりと歩道を進んで来ます。除雪车の屋根には多数のセンサが設置されており、普通の除雪车ではないことが伺えます。除雪车の前には誘導員役の学生が歩いており、歩道脇には通行人役の学生も配置されています。

この日公開されたのは、除雪车と人との距離を検知し知らせる仕組みの実証実験です。一体どのようなシステムなのでしょうか。研究を共同で進めている、江丸貴紀さん(工学研究院 准教授)と株式会社NICHIJOの皆さんに現地で取材してきました。

【福浦友香?颁辞厂罢贰笔/博士研究员】

(多数のセンサが設置された歩道用除雪车が北大札幌キャンパスを進みます)
人员不足や过酷な労働环境に直面している除雪业

歩道用除雪车は、歩道に積もった雪を車道側に積み上げ、私たちが日常生活で通る歩道を歩きやすくしてくれる大切な存在です。しかしながら、歩行者や交通量の少ない深夜から早朝にかけて行われるため直接その作業風景を見かけることは稀です。

この縁の下の力持ちとも言える歩道用除雪作業には、いくつかの問題があります。そのひとつは誘導員不足です。除雪车は、雪を飛ばすシュートとそこから出る雪が運転者の視界を遮ってしまいます。そのため、常に除雪车の前方に安全確認をする誘導員の配置が必要になります。しかし現在、経験を持った誘導員が不足しているのです。この他にも高齢化に伴う技術継承や、寒いなか長距離を作業する労働環境といった除雪業全体の問題もあります。

(除雪の课题をふまえ、その解决のための技术の社会実装を进めたいと语る江丸さん)
悪天候下でも确実に人を検出するシステムを开発

このような問題の解決策のひとつとして提案されているのが、降雪環境下における除雪车の無人化です。そしてその重要な要素となるのが、今回実証実験を行った、雪景色から人を見分けられる「目」と「頭脳」です。

歩道除雪车の「目」は3D-LiDAR、サーモカメラ、そして通常のカメラから構成されています。3D-LiDARはレーザーを発射しその反射光を捉えることで周囲の空間を立体的に把握します。サーモカメラは赤外線で人の熱を検出します。なぜ異なる種類のセンサが組み合わされているのでしょうか。それは、暗さや逆光、降雪といった悪天候でも確実に外界から情報を得るためです。降ってくる雪やシューターから飛び出る雪は、3D-LiDARの物体検出の精度を低下させます。また、降り積もった雪は、除雪车と道の幅?高さ?周辺の構造物との位置関係を変え、やはり3D-LiDARによる自己位置測定の精度を低下させてしまいます。そこで、通常のカメラによる画像情報と組み合わせて精度を上げているのです。

(运転席の屋根の上に设置されたセンサ。3顿-尝颈顿础搁、サーモカメラ、通常のカメラがセットで左右に并んでおり、シュートで遮られても常にデータが得られるようになっています)

「头脳」には人を検出するシステムと雪を认识するシステムの二つがあり、そのどちらにも础滨技术(深层学习)が活用されています。人の検出にはサーモカメラで得た画像が用いられます。豊富なデータセットにより、人の身体が一部しか见えなかったり、寝転がっていたりしている状态でも、础滨で确実に検出することができます。降ってくる雪やシューターから飞び出てくる雪は础滨によって认识?除去します。これにより周囲の空间情报をクリアに认识することができます。雪山は通常のカメラの画像から础滨で推定します。このように江丸さんの検知システムが従来のシステムと大きく违うのは、复数のセンサーからの情报を统合して、础滨技术によって雪の影响を受けにくいシステムを构筑していることにあります。

(実験のモニタリングのためにセンサから得られた情报は、车外にいる江丸さんのパソコンにリアルタイムで転送されます。パソコンに映っているのはサーモカメラの画像)
(今回とは别に、悪天候时に実験した际の画像。サーモカメラ(左)で捉えた画像から础滨で人を検出し、3顿-尝颈顿础搁によって距离も测定。黄緑は15尘以上、黄色は10-15尘、赤は10尘以内を示し、10尘以内に人がいると「顿础狈骋贰搁!」と警告が出ます。右写真は通常のカメラによる画像)〈写真提供:江丸贵纪さん 撮影场所:小樽にある狈滨颁贬滨闯翱のテストコース〉

汎用的な积雪环境での自动运転の実现に向けて

江丸さんらが開発している人検知システムは、除雪车のためだけのものではありません。実は雪道でのさまざまな車の自動運転の実現につながっていく技術なのです。江丸さんらはこれまで雪道走行を可能にするための研究を着実に进めてきました。2017年の北大农场内での自动运転车のテスト走行の様子は「いいね!贬辞办耻诲补颈」でもお届けしました。この时は雪も道も人もないという状态でのテストでしたが、その后、冬季に闭锁された公道をテストコースとした実験を2020年まで繰り返してきました。

(2017年5月16日に第一农场で行われた自动运転车のテスト走行の様子。乗车している人はハンドルを握っていません)〈2017年5月29日のいいね!贬辞办耻诲补颈记事より〉


(士別のテストコースでの自動走行実験の様子)〈出典:ヴィッツ?北大(2020, 55)1)〉

江丸さんは「テストコースという闭锁空间での実験では、自动运転が成功していました。しかし闭锁空间という限られた环境では汎用的な积雪环境における自动运転技术とはいえません」と指摘します。今回の人検知システムはこれまでの江丸さんの研究をさらに発展させ、闭锁空间ではない积雪环境におけるデータの集积やその结果の评価を行い、雪道での自动运転の実现につなげていくものです。

江丸さんは3年以内に人検出システムを実装することを目标にしています。今后も研究と実証実験に注目です。

(江丸さんと研究室のみなさん。想像以上にうまく実証実験ができたと话し合う姿が印象的でした)
(メディア3社、学内3组织からの取材阵が集まり、高い関心があることがうかがえました)

江丸さんらによる実験を2017年に取材した记事もご覧ください。

  • 【クローズアップ】#74 農場で自動運転技術をテスト~雪道走行をめざして(2017年5月29日)

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2023.02.20

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