ピカピカ降り注ぐ太阳光のような光から电気を生み出す太阳电池、日常生活に欠かせないスマートフォンやパソコンの电子部品にも使われる半导体など、私たちの生活を豊かにするこうした机器や材料の开発が近年ものすごい势いで进められています。その键となっているのが人工知能(础滨)。実は私もこの科学研究を加速させるツールを使った材料开発に携わるひとりです。本记事では、私が础滨を使って探索している世界最薄の材料「二次元材料」を例に、材料开発と人工知能の新たな関係について绍介します。
【铃木创?総合化学院修士1年】

础滨の発展で材料开発はこんなに変わった!
従来の材料开発は「理论计算」「実験」「机能确认」の3つのプロセスから成り立っていました。
「理论计算」ではコンピューターによる计算で材料の特性(太阳电池ならある强さの光が当たった时にどれくらいの电圧が発生するかなど)を予测したり、その材料が合成可能であるかを调べたりします。いくつもの材料の计算をし、その中から有用な性质を持つ材料を「実験」で実际につくります。理论计算の结果が必ずしも正しいとは限りません。得られた材料の「机能确认」を行い、実用化できるかを调べることが必要です。有用な材料を见つけるには长い年月をかけてこのプロセスを何回も繰り返し行う必要があります。

これまで、研究者は既に発見されているデータを参考に、知識や経験、直感に基づいて研究対象となる物質を選択していました。研究者が新素材の候補を見つけてから実用化されるまでには数十年かかることもあります。実際に、???? LEDが実用化されたのは開発された1965年から30年後の1995年でした。
しかし、物质と物质を组み合わせて材料を作るときにそのパターンが膨大すぎる场合、候补を绞りきれず、材料开発に限界が来てしまいます。ここで役に立つのが础滨です。今まで研究者が行っていた倾向を见出し、材料候补を选択する过程や経験、直感を通さずに行うことができます。
础滨を利用した材料开発
いくつもの材料の构造や特性をデータとして学习させることで、础滨は材料データの倾向を判断できるようになります。膨大な材料パターンの中から、研究の目的に沿った特性を持つ材料を予测して研究対象を数通りにまで绞ることで、「理论计算」「実験」「机能确认」のプロセスを行う回数が従来の开発方法に比べて大幅に少なくなります。これは材料の开発期间が极めて短くなるということ。実际に、全个体电池という次世代电池の材料开発において、日本の研究グループが5年かけて开発した材料とほとんど同じものを、础滨を利用した海外グループがわずか1年で开発したという事例があるほどです。
人间の役割
では、础滨に全て任せることはできるのでしょうか?実はそういうわけにはいきません。
材料开発には、将棋や囲碁のように明确なルールや目的がないからです。研究者が専门知识からルールや目的を定める必要があります。例えば、どのような材料を开発するかといった目的が特に决まっていない场合は、太阳电池や半导体に応用できる材料といった目的や、必要な特性(光や电流に対する性质など)を教えるといった具合です。また、一口に础滨といっても、さまざまな学习方法があり、研究者が専门知识からどれを使うべきか判断しなければいけません。础滨はあくまでも研究を助けるためのツールであり、それをうまく使いこなせるかは研究者の技量にかかっています。

私の探索している材料 ?世界で一番薄いシート?
お待たせしました。いよいよ私の研究についてです。冒頭でも触れたように、私の研究では世界で最も薄いシート状の材料を取り扱っています。物質を構成する最も小さな粒である原子ひとつ分の厚さしかないのです。紙幣の厚さを0.1ミリメートルとすると、その100万分の1ほどの厚さ。???? ほとんど厚さがない平面(二次元)ということで「二次元材料」と呼ばれています。その代表例が、炭素原子が蜂の巣状に並んでいるシートである「グラフェン」です。

グラフェンの発見以降、次々に多彩な二次元材料が発見されてきました。例えば、グラフェンの炭素を他の元素に置き換えると異なる性質の二次元材料となります。置き換えられる元素は約60種類あり、これらの組み合わせにより数万 ? 数十万通りのパターンが考えられます。さらに、異なる2つのシートを重ねるだけでまた新しい性質の材料になることや、同じ元素で構成されていても5角形、6角形、8角形などの構造上の違いにより性質が変わることがわかっています。二次元材料の可能性はまさに無限に広がっているのです!
しかし、パターンが多すぎるために人间の力だけでは全ての二次元材料を见つけるのに数十年はかかってしまいます。この问题を解决するために、私は础滨にいくつかの二次元材料のデータを学习させ、太阳电池や半导体に使えそうな二次元材料を予测することにしました。膨大な数の材料を地道に探索することなく、ピンポイントで有用な材料を発见することができると考えたからです。
研究はまだまだこれから!
実は、私の研究は始まったばかり……。「机械学习」という础滨の学习方法の一种に必要な材料データを集めている、いわば準备段阶です。しかし、この準备がとても大変。理论计算から100个ほど集めなくてはいけません。
まだまだ慣れないことも多く、計算エラーと戦う日々ですが、上手く計算が回って新しい材料データを獲得できたときの喜びはかなりのもの。これから???? どんどん未知の材料を発掘していくことが楽しみです。
この记事は、铃木创さん(総合化学院修士1年)が、大学院共通授业科目「大学院生のためのセルフプロモーションⅠ」の履修を通して制作した作品です。
铃木创さんの所属研究室はこちら