师走も中顷になりました。2020年を振り返り始めた方もいらっしゃるかと思います。北大は、寄附などを通して、例年以上に多くの方々に支えられた年となりました。
今回の记事は、北大への寄附の窓口であるを取材した内容となります。基金の设立経纬や立ち位置、今年の新型コロナウイルス感染症に伴う学生への紧急支援の话、そして取材にご対応いただいた担当者ご自身の话を伺う中で、「想いを次世代につなぐバトン」としての寄附の形が见えてきました。

【梶井宏樹?麻豆原创 博士研究員】
まず、北大フロンティア基金についてお闻かせください。
2004年の国立大学法人化以降、国から大学に交付される基盘的运営资金が渐减し、大学自身が自己収入を増やすことが必要となりました。北海道大学も外部资金や竞争的资金を获得に尽力しております。その活动の一つとして、札幌农学校创基130年目にあたる2006年に、卒业生をはじめとする个人?法人等からのご寄附を募る「北大フロンティア基金」が创设されました。

「大学としての基金」を集めているというのがポイントなのですね。
フロンティア基金创设以前から、北大内の各部局に外部资金として入ってくるお金というのはあります。奨学寄附金や、共同研究先からのお金などです。金额的にものすごく多いです。しかし、そういった外部资金は、集められる研究者や使途が限られていたり、いざという时のために蓄えておくことができなかったりします。研究结果といった见返りも必要になります。
フロンティア基金は、大学の大きな方针に基づいて、大学がある程度自由に使えるお金として集めています。もちろん、使途を限定した寄附もあります。约15年の活动を通して、同窓生の方を中心に、「北大を」応援したいときはフロンティア基金に寄附をすれば良いというのをご理解いただけてきたかなという印象です。
大学が自由に使える一般资金、使途を限定した特定资金という2种类の寄附の形があるようですが、いずれも「北大として」寄附を募り、使いますということなのですね。今年の新型コロナウイルス感染症に伴う紧急支援(※)は、その仕组みが活きた代表例だったのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症に伴う紧急支援では、5月1日から修学支援基金として寄附を募り、10月31日时点で约5000万円をいただいています。これに以前からの修学支援基金と、一般资金(大学が自由に使えるお金)からのお金を加えることで、约2500人の学生に、合计约2亿円もの支援を行うことができました。家赁を払えない学生、国の审査には通らなかった学生、就职活动もバイトもできずに困っている学生、研究を諦めて母国に帰ることを検讨した留学生など、さまざまな学生から感谢の声をいただきました。
また、寄附者のメッセージやご対応もとても印象的でした。例えば、「ご饭食べるんだよ」「国から给付金を10万円もらったけれど、自分は年金暮らしだから、今困っている方に渡します」といった温かいメッセージや、「奨学金だけじゃなくて、大学で困っているところがあればどこに使ってもいいよ」といった修学支援以外への寄附も多くみられたことなどです。いろいろなお金の使い方があった中で、北大への寄附を选んでくださったというのは、とても嬉しいことです。

寄附者のみなさまはもちろん、在宅勤务では対応できない作业も多かった中での広报课や学生支援课の职员のみなさんの迅速な対応のおかげで、多くの学生が救われたと思います。
北村さんのお话から、寄附をきっかけに想いを伝えあったり、つながりが生まれているのが素敌だなと思いました。
そうですね。私もそれが大切かなと思っています。
フロンティア基金の大きな特徴として、他大学と比べても、卒业生からの寄附の割合が多いことが挙げられます。寄附者からのメッセージや、メールや电话での问い合わせ、感谢状赠呈の际の会话など、日顷から寄附者とのコミュニケーションをしていると、みなさんの北大への爱情や想いが伝わってきます。寄附のご挨拶の际に、「今はイチョウがきれいですよ」とか「今の北大はこういうところなんですよ」といった话を良くさせていただきます。恵迪寮出身の方とは、寮歌を歌ったりなんてこともありました(笑)
北大に寄附する人は、「今の学生に寄附することで、10年后や20年后の未来が良くなる。その未来に投资します」ということで北大を选んでくれているのかなと感じます。そういった意味で、「寄附は次世代につなげていくバトンのようなもの」と私は考えています。

さまざまな方の想いをつないできた北村さんとして、これからフロンティア基金が、大学内や寄附者にとってどんな存在になってほしいと考えますか?
フロンティア基金を寄附の窓口という捉え方ではなく、大学全体をよくする仕组みという见方で捉えてもらえたら嬉しいです。
学内の方々に対しては、もし困っていることがあれば、「ここで困ってるんです」「このお金があればこういうことができます」というような话をたくさん拡散してほしいなと思います。生の声があれば、私たちも「今こういうことで后辈が困っていますよ」といった広报ができます。また、その际は、最终结果だけでなく、途中结果もたくさん発信して欲しいと思います。例えば、部活动のホームページなどで、「こういう活动をやっています!」「こういう赏を取りました!」といった発信は多く见ます。しかし、「まさに今こういったことをがんばっています」といった话はなかなか见ないように感じます。途中経过は応援しがいがあります。
寄附者のみなさまに対しては、「北大とちょっと関わりたいな」「北大にもっと良くなってほしいな」と思った时や、自分の想いを次世代につなぎたいと想った时に、真っ先に见てもらえるような存在になればと思います。例えば、卒业生が大学と直接関わる机会は、採用関係のお仕事で関わるとか、自分のお仕事で研究が一绪だったといったことしかありません。それ以外だと、本当に同窓会くらいしか大学と関わる选択肢がないのではないでしょうか。寄附は大学を良くする燃料です。寄附という、目に见える形で大学に参加するという选択肢をご検讨いただければと思います。
そのためにも、事业の报告や今の北大に関する情报、学生や研究者の声、寄附者からのメッセージなどをお届けする机会を、もっともっと増やしたりするなど、私たちも一层がんばります。

フロンティア基金を通して、想いを次世代に届けられる寄附者、やりたいことをやれるようになる现役世代がもっと増えたら素敌ですね。ありがとうございました。

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■ 新型コロナウイルス感染症に伴う緊急支援について
学生への修学支援金の支给は、12月14日现在行われていません。新型コロナウイルス感染症の流行状况によっては、第2回、第3回の支给も考えられるので、学生のみなさんは适宜情报をご确认ください。また、上记の理由から、紧急支援に対する寄附は引き続き受付をしているとのことです。事业の详细や活动报告はから。