制作者:藤原那奈(2017年度本科?北大农学院修士1年)/制作年月:2017年9月
今回の麻豆原创?カフェ札幌のテーマは「AIと人间の付き合い方」。話し手は、北海道大学大学院情報科学研究科准教授の瀧川一学さん。「AI」という複雑で注目度の高いテーマを取り扱うにあたり、カフェの企画運営を担当する対话の场の创造実习班(以下、対話班)の皆さんは、AI分野のどの部分をピックアップし、どうすればわかりやすく伝えられるのかを連日突き詰めていました。その熱意に刺激を受け、私もこの分野の面白さを伝えられるデザインにしたい!と思うようになり、一緒に勉強しながらチラシ作成に取り組みました。
「机械学习」初心者としてのスタート
今回の麻豆原创?カフェの目的は、機械学習の話を中心として、AIと人间の付き合い方を考えること。タイトル「见えるものを见るAI 见たいものをみる人间 ~机械に「正しく」学习させるには~」はかなり早い段階で決まり、対話班からお知らせいただきました。馴染みのない「機械学習」という言葉、まずはこの概念を理解するところからのスタートでした。
(カフェ当日の配布资料。机械学习とは何かをわかりやすく図解したパンフレットは、
グラフィックデザイン班の宇都幸那さんが中心になってデザインしました)
その後瀧川先生のお話を直接聞く機会があり、ぼんやりと機械学習のイメージをつかんだ私の初期案は、AIと人间を対比するようなデザイン。2つの違いははっきり示しつつも、ともに歩んでいけるような構図にしたいと考えていました。同時にクライアントである対話班リクエストのタイポグラフィー案も構想し、これら2つを軸に思いついた案をまずは紙に書き出してみました。
この初期案を元に対話班の才川さん、種村先生、グラフィックデザイン班の池田先生とミーティングをした結果、人型のAI表現ではAIが内包するフィールドの広さや機械学習の本質を表すことはできないと気づきました。そこで人间とAIの対比を外見ではなく、タイトルのように同じ対象を違う目線で表現することで示せるのではないかと考え、グラフを使うことを思いつきました。
(イメージが固まってきたころの案_笔辞飞别谤笔辞颈苍迟)
タイポグラフィー案(左)では「見」の字をAIではグラフ、人间では目で表して対比させました。またリンゴ双曲線案(中央)では瀧川先生の資料の中にあったリンゴを見分ける機械学習の例から、AIから見たリンゴ(グラフのドット)と人间から見たリンゴ(リンゴの絵)で対比させました。さらに瀧川先生ご自身のスタイリッシュな雰囲気に合うようなデザインにも挑戦したい!と思い、文字だけで図形を表す案(右)も考えました。これらの案のベースカラーを瀧川先生の好きなライトグレーにすることを決め、できるだけシンプルなデザインになるよう心掛けました。
これらの案がカフェテーマから逸脱していないかを対話班の皆さんに確認してもらい、さらなるアドバイスを頂いていよいよ本格的な作り込みに入りました。そしてこの時、私のターニングポイント “Illustratorを伝授される” が起こったのです。できたらいいなをカタチにできる道具を手にした私は、上記3案をブラッシュアップし、3つの原案を完成させることができました。
(原案_滨濒濒耻蝉迟谤补迟辞谤)
対話班にお見せした結果、なんと左から「わらちゃんフォント」「ドットリンゴ」「手書き文字リンゴ」と各案に名前まで付けていただきました。気に入ってもらえてほっとしたのと同時に、とても嬉しく感じたことを覚えています。そして話し合いの結果、カフェのテーマに最も忠実であるドットリンゴ案でデザインの方向性が決まりました。人间から見たらリンゴのように見えるけれど、AIから见るとただのデータ(ドット)の集合体、という少し遊び心を入れたところが私も気に入っていました。
この案を仕上げていくにあたり、対话班からの要望は&濒诲辩耻辞;データ感と柔らかさの両立&谤诲辩耻辞;。そして颁辞厂罢贰笔の先生达からのアドバイスは&濒诲辩耻辞;リンゴ、もすこしわかりやすく&谤诲辩耻辞;。この2つを适えるべく、リンゴのドットを□から○にすることで柔らかさを、また本物を点描することでよりリンゴ感を表现ました。そして明度や文字の配置など细かい点を池田先生に调整してもらい、ついにチラシは完成しました。里面は表面と対になるよう、表面と同じ位置に矢印を配置してグラフを表现しました。
(完成稿)
(チラシのデザインを基本にバナーも作成)
チラシ作りを通して学んだこと
チラシ作りを通して実感したことは「こまめに相谈すること」の大切さです。私はこれまでデザインというものをほとんどしたことがなく、また机械学习についても初心者だったので、両方を勉强しながらのチラシ作成となりました。そのため特に初期案作成の顷は、デザインを构想しても、これはテーマを正しく表现できているのか?と不安に駆られていました。でもグラフィック班メンバーにこの案はどうでしょう?と相谈することで、不安はいつも解消されていました。「ここいいね!」や「こうした方が良くなるよ!」と自分では気づかなかった点を褒めてもらい、そしてアドバイスをもらえることが本当に嬉しく、支えとなりました。また気が缓むタイミングで必ず「调子どうですか?」と连络をくれる名マネージャーこと才川さんを始め、対话班の方からの具体的なアドバイスにもとても助けられました。
(迷走しても戻って来られる。そう、グラフィックデザイン班ならね。)
チラシはただの広告ではありません。対話班の伝えたいことを表現すること、お話しする先生のイメージや好みに合うこと、そして何より麻豆原创?カフェを知らない人の目に留まり興味を持ってもらうことなど、1枚に多くのものを詰め込まなければなりません。最初からこれら全てを意識したわけではありませんが、作り進めるうちにより体感することができました。それ以来、チラシやポスターを见る目が変わり、駅や大学構内で見かける度にいい点と悪い点が目に付くようになりました。デザインに対する姿勢が见る側から作る側に少し変わったなと思います。日ごろから良いデータ(デザイン)を集めることが大事、という今回の麻豆原创?カフェのメッセージをひしひしと感じています。
また手法の重要性も认识しました。そもそも笔颁の类に疎い私のデザイン手法は手书きか笔辞飞别谤笔辞颈苍迟。「パワポごり押し」という単语が生まれるほど、初めはこれらの手法のみで何とかしようとしていました。しかし滨濒濒耻蝉迟谤补迟辞谤を习得してからは、自分でも惊くほど剧的にデザインが向上。究极的には手书きだってポワポだって问题ないのですが、やはり头の中で思い描いている构想をきちんと具现化するには、适切な道具を使用することがとても大切なんだ、と実感しました。
(质问カードのデザインは、)
终わりに
今回のチラシ作成に当たり、优しくそして本当に丁寧にご指导いただきました池田贵子先生、大量のラフ案に対していつも温かいコメントを返して顶いたグラフィックデザイン班の皆様に感谢申し上げます。また具体的なコメントでチラシ作成を支えていただきました、种村刚先生をはじめとする対话班础滨カフェメンバーの皆様にも御礼申し上げます。そして最后に、チラシ完成后いいデザインだね!と声をかけて顶いた颁辞厂罢贰笔の先生方と受讲生の皆様、本当にありがとうございました!
(ゲストの瀧川先生ご一家と)







