レポート:三木 彰真(2015年度本科映像メディア実習/北海道大学農学事務部職員)
「今回の仕事の結果は、上司(先生)や同僚から良い反応を得られなかった…。」仕事上でそのような感想をもつことはよくあることです。そして「準備時間が足りな かった」「客観性が乏しかった」など、自分なりの理由を見つけようとするかもしれません。しかし、いくら難しい仕事にチャレンジしても、やりっ放しと少しの反省では成長が望めません。反省した内容から教訓を得ようと努力することが大切です。松尾先生は、「経験から学ぶ力」を最大化するためのサイクルの特徴はどのようなものか、ビジネスの世界で活躍しているリーダーのインタビュー等を交えながら解説してくださいました。
継続的成长=「ストレッチ」+「リフレクション」+「エンジョイメント」
适切な「思い」と「つながり」を大切にしながら、挑戦し、振り返り、楽しもうとすると経験から多くの学びを得ることが可能になるといいます。「挑戦し、振り返り、楽しむ」3つの要素は「ストレッチ、リフレクション、エンジョイメント」という言叶でも表现できます。
(1)ストレッチ=高い目标に向かって挑戦する力
(2)リフレクション=何が良くて何が悪かったのか、経験を内省しようとする力
(3)エンジョイメント=仕事のやりがいを见つけて楽しもうとする力
そして3つの要素を高める原动力が「思い」と「つながり」です。职场というコミュニティの中で、他者との関係性を大切にしながら、仕事に価値を见いだしていこうとする思いが大切なのです。
自身の経験からうまく学习している人は仕事を通じて、3つのサイクルを意识し、次回に応用しようと努力しているそうです。このサイクルを意识的に循环させるのは难しいことかもしれませんが、まずは「良い経験」をしたときに、なぜ成功したのかその経験から教训を引きだすことから初めてもよいかもしれません。
良い経験=连携&迟颈尘别蝉;変革&迟颈尘别蝉;育成
「良い経験」(大きく成长した体験)とは何でしょうか。公司の课长?部长を対象とした调査によると、
(1)部门を越えた连携の経験:価値観の违う人を动かすことで视野が広がる
(2)変革に参加した経験:変革には抵抗がつきものであるため、新しい分野の勉强などが増える
(3)部下を育成した経験:リーダーシップが必要とされる
の3つの経験を复合的に体験している人に优れたマネージャーが多いとのことです。私も、これまでの仕事を振り返ってみたとき、3つ全てが含まれる経験をしたことはほとんどありません。しかし、経験が无いと嘆くより、経験を自ら胜ち取っていかなければならない、挑戦の机会を増やしていかなければならないとあらためて考えさせられました。
教え上手=継続的成长を促す力
职场で行われる教育を翱闯罢(オン?ザ?ジョブ?トレーニング)といいます。翱闯罢は会社の成长を促す効果があると言われています。では新人を育てるのがうまい上司はどのような特徴を持っているのでしょうか。松尾先生が様々な公司の管理职にインタビューを行ってわかったことは、育て上手なリーダーは新人の「経験から学ぶ力」を引き出そうと努力しているということです。すなわち、
(1)高い目标を设定する(ストレッチ)
(2)相谈や进捗を确认しつつ内省、リフレクションを促す(リフレクション)
(3)ポジティブな面をフィードバックして自信をつけ、仕事に前向きに取り组めるようにする(エンジョイメント)
という3つの支援を若手に示し、个人の経験から学ぶ力を促しているのです。授业の中で経験学习のチェックリストを使って、私たちの现状を诊断し、周囲と意见交换する时间も用意されました。私自身、普段深く意识していなかった「経験の生かし方」について新しい発见がある授业でした。松尾先生、ありがとうございました。



