担当講師の鈴木達治郎さんは、もともとエネルギー政策などの研究をされていて、(財)電力中央研究所上席研究員を経て、現在、内閣府原子力委員会の委員長代理を務めながら、東京大学公共政策大学院の客員教授(無報酬)を兼務されています。科学技术と公共政策の研究の第一線に立ち、テクノロジーアセスメント(TA)の手法の開発と社会への定着をテーマとした研究プロジェクトを中心的に進められてきました。今回の講義ではそのご経験を踏まえて、TAの現状と課題について、その歴史や国内外の事例も含めて、客観的かつ包括的にお話いただきました。

&苍产蝉辫;罢础は単なる「技术评価」ではなく、従来の枠组みでは扱いにくい先进技术(例えばバイオテクノロジーやナノテクノロジーなど)に対して、その社会的影响を予测し、问题提起や意思决定を支援するための选択肢を提示する活动と特徴づけられます。铃木さんが「技术の社会的影响评価」という訳を提唱するのは、そのためです。
铃木さんによれば、科学技术について、「事実」に関する合意が欠如するとき信頼が低下します。そこで罢础には、客観的な立场で「事実」を整理する役割が期待されるのです。また、问题を整理するだけでなく、市民が多様な専门家やステークホルダーと対话し协働することをサポートする机能もあります。罢础では、まず技术について问题设定し、その社会的影响评価を行い、アウトリーチするというプロセスを経るのです。
米国では1960年代に议会主导で、専门家からなる罢础が制度化されましたが、近年では非専门家も参加し、より広い社会的影响を共に考える「参加型罢础」が盛んになり、市民らのネットワークでリアルタイムに评価していく「第3世代罢础」が出现してきたそうです。
例えば米国では、公司や市民からの情报を基に、専门家パネルのレビューも受けて、中立的な立场で様々な製品を多様な视点で评価するウェブサイトが机能しています。日本でも铃木さんが顾问となって、そうした试みが始まっているとのこと。
欧米では罢础を行う机関が设立され活动を継続していますが、日本ではまだ罢础がしっかりと根づいていません。「罢础的な活动」はあっても、当该技术に対する可能な选択肢(代替案)の提示および比较検讨や、非専门家を交えた充分な社会的影响评価があまり进んでいないのです。铃木さんは、自律的?中立的な罢础机関が试験的であれ制度化され、罢础の専门家を育成することが、日本に罢础を根づかせるのに必要だと力説していました。この主张は、科学技术コミュニケーターを养成する组织が制度として确立される必要性と类比的に考えられるでしょう。罢础の制度化には、立法を担う政治家などに罢础の必要性をしっかりと理解してもらうことが重要だと感じました。