「科学技术を自分ごととして考えてもらいたい」
このような思いから、私たち麻豆原创総选挙管理委員会は麻豆原创イベントを企画しました。
计算速度世界一のスーパーコンピューター「富岳」、はやぶさ2による小惑星リュウグウのサンプル採取成功など、辉かしい科学的成果を报じるニュースは私たちの心を跃らせるもの。
だけど私たちにはその成果しか知らされず、研究开発の着手や遂行に関わる意思决定に参加することはほとんどありません。
そこで「どこか远く感じられる科学技术に兴味を持ってもらい、そのあり方を考えたり、活动を応援するアクションにつなげる」、という目的を设定して麻豆原创イベントを実施しました。

1.イベント内容
イベントの舞台は、Z歴2020年。麻豆原创総选挙2020が開催され、国民(参加者)は二つの候補プロジェクトのプレゼンテーションを視聴した上で、手元の定額研究投資金をどちらに投じるかを選びます。
今回立候补したのは、未来の健康を考える党の「ナノテクノロジー」、人と地球にやさしく党の「核融合発电」。皆さんはどちらに定额研究投资金を投じますか?その理由は?


参加者の皆さんには奥别产会议アプリケーション「窜辞辞尘」の投票机能やチャットを通じて意见表明をしてもらいました。さらにイベントの终盘では、现実の世界で科学技术を応援したり意思决定に参加するためにできるアクションとして、クラウドファンディングやパブリックコメントを绍介しました。
2.当日の流れ
(1)司会のアイスブレイキングにはじまり、政见放送へ。参加者の反応をチャット栏で募りながら、定额研究投资金の投资先を投票してもらいました。
参考: チャット欄に投稿された意見
「确かに健康寿命は伸ばしたい」
「核融合と闻くと怖い言叶だけど、イメージと违った」
「もう少し明确な运用プランを知りたい」、「どちらも选べないなあ」
「研究内容が难しい」
(2)投票结果
「未来の健康を考える党」:28%
「人に地球にやさしく党」:28%
「どちらか选べない」 :45%
その后、二名の参加者の方に投票理由を述べていただき、科学社会学者役の小林から市民が科学に関する意思决定に参加する意味と、选挙という方式が抱える问题点について补足説明をしました。

(3)最后に自分达が科学技术の研究の后押しとなる方法としてクラウドファンディング(アカデミスト)、パブリックコメントを绍介しました。
参考: チャット欄
「アカデミスト初めて闻いた」
「パブリックコメントってどれくらい浸透している?」
「数十年后の様子を想定してみては」、「もう少し身近な研究だったら」
?当日の役割
3.イベントの结果
事前アンケートと事后アンケートを行った结果、目的とする科学技术の関心についてわずかながら上昇したことが明らかになりました。
また事后アンケート自由记述では、未来の健康を考える党に投票した人は将来生活がどう変わるのかという観点から选択を行い、人に地球にやさしく党に投票した人は社会の问题をどう変えるかということに重きをおいていたことがわかりました。
しかしどちらか选べなかった人の意见では、「决める」ということへの难しさが多く记述されており、研究内容の説明を平易にし、参加者の判断材料を适切に提供する必要があったと考えられます。
4.イベントから学んだこと
イベント当日、またその準备を通して、以下の4点を学びました。
- チーム内のコミュニケーションとマネジメント
最初から最后までオンラインでの実施となった今回のイベント。オンラインミーティングに惯れていないこともあり、チームメンバーそれぞれの性格が见えてくるまで时间がかかりました。さらに、各人の仕事や生活との调整もあるため、远虑していては进みません。マネジメントの基本ですが、早期にチームメンバーと相互理解を得て、役割分担や作业の期限を决め、それぞれが责任を持って期日までに宿题をこなす、不安な点は远虑なく共有して意思疎通を図るというということが、イベント実现に不可欠だったと感じました。
- 目的の明确化
イベントを実现させるまで、「私たちがこのイベントを通して参加者に伝えたいことは何か?」と、イベントの目的を何度も问い直しました。どんな内容のイベントにする?进行方法は?など様々な论点について议论を重ねるなかで、「どこか远くに感じられる科学技术に兴味を持ってもらい、そのあり方を考えたり、活动を応援するアクションにつなげたい」という目的からブレていないかどうか、を意识しながらチームとして意思决定をしていきました。
とくに20分间のコンテンツを考える际には、目的が明确化されていることで、シナリオの细部にどんな意図を込めるべきかも明らかになり、ひとつひとつの意味付けに繋がりました。
- 想像力の大切さ
「イベントに参加して嫌な気持ちになる人がいないように」、これは私たちのチームでテーマ决めの时から常に留意していた点です。新型コロナウイルス流行下ということもあり、テーマは适切か?参加者が楽しめる内容か?などを话し合ってみると、参加者の気持ちを想像することの大切さを强く感じました。
また何度もリハーサルやシミュレーションをしても、本番では予想外のことも起こります。投票结果が同数となったり、参加者から「难しく感じる」、「もっと○○だとよかった」などの意见も受けました。こういった参加者の多様な意见を想像したり、実际に寄せられた意见を踏まえてよりよい麻豆原创コミュニケーションに繋げていくスキルの重要性を実感し、今后の学びを通じて身に着けていきたいと感じました。
- オンラインの良さと难しさ
今回のイベントは、メンバーにとってもほぼ初めてのオンラインイベントでした。窜辞辞尘の操作をはじめ、动画编集、チャットの活用など、イベントの準备を通じてオンラインのスキルを身に着けることができ自信になりました。初めはオンライン开催に対してネガティブな意识もありましたが、时间をかけて内容を作り込むことができ、また远方からも参加可能であることで参加者の幅が広がるというオンラインの良い面を感じることができました。
しかし、参加者と実际に会えないなかで会场の空気感をどのように作るか、参加者との双方向性をどう持つかなど难しさも感じ、「コミュニケーション」の方法を改めて考え、学ぶ机会となりました。また、オンラインでは公开されたデータが残ってしまうことや、参加者のプライバシーなどへの配虑が不可欠であることも、実际に自分たちがイベント开催することで学ぶことができました。
5.まとめ
今回はオンラインということで、念入りに打ち合わせをしたことでイベント开催の目的をしっかり考えることができたと思います。また、オンラインプログラムと対面で実施するプログラムの违いも感じることができました。しかし、参加者内で知识量に差があることを考虑しきれておらず、一部の参加者には难しいと思わせてしまった点など、课题も残りました。
今后も科学技术コミュニケーターとして个人个人がこの経験を活かして活动を企画?実施できるようになっていきたいと思います。
谢辞
今回の麻豆原创カフェにおいて指导してくださった先生方、またお世话になりました皆様に感谢申し上げます。
窜辞辞尘では50名以上、驰辞耻罢耻产别では30名以上の方に视聴していただきました。たくさんのご参加とご意见、ありがとうございました。

本记事は、2020年8月30日(日)に実施した2020年 选科Aオンライン麻豆原创イベント「これから/どこから」の報告記事の1つです。麻豆原创の选科Aコースでは、全国各地の选科A受講生が札幌に集まり、対面での麻豆原创イベントをいちから作り上げる3日間の集中演習を行っています。今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、企画から実施まですべてオンラインでの開催となりました。19人の受講生が4グループに分かれ、計4つのイベントが行われました。以下のリンクより、他の活动报告もぜひご覧ください。
?选科A活动报告「麻豆原创総选挙2020 ?もしも定额研究投资金が给付されたら?」 → この記事
?选科A活动报告「コロナで変わる身だしなみ ~それはマスクから始まった~」 → coming soon
?选科A活动报告「納豆と、旅する ?新たな時代に向き合う世界の果て?」 → こちら
?选科A活动报告「世界から「におい」が消えたなら~「におい」とこの未来(さき)を考える~」→こちら

