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「「地域を伝える」「科学を伝える」「地域を科学して伝える」とつながった仕事の话」(1/11) 明洋 先生の讲义レポート

2020.2.28

小沼 嘉乃(2019年度 選科/学生)

モジュール7の「社会における実践」の二回目は、谷 明洋さん((株)オンデザイン「アーバン?麻豆原创?ラボ」主任研究員/フリーランス)から『「地域を伝える」→「科学を伝える」→「地域を科学して伝える」とつながった仕事の話』というテーマで讲义を行っていただきました。

不思议な経歴の谷さん

不思议な経歴をもつ谷さんなので、皆さんとどこかで必然的な繋がりがあるかもしれません。
谷さんは小さい顷は星空を见上げるのが大好きな天文少年。大学は农学部に进学。アジア横断の旅行记を书くことや写真を撮ることが楽しかったことから「地域を伝える」新闻记者に。そこから、「科学を伝える」日本科学未来馆の科学コミュニケーターとなり、现在は、横浜市の设计事务所で「地域を科学して伝える」仕事をしています。それ以外にも、日本各地の様々な地域に出向いて地球や宇宙を语るイベント、日本科学馆ツアーをするなど活动は多岐にわたります。

心が动くことを大切に?

谷さんは「心が动くことを大切にしてほしい」と話します。自分の話題を通してこれからどうしていくのか対等な立場で一緒に考えていきたいという思いから、”先生”は禁止!だそうです(笑)?
そのために、受講者同士の話し合いの時間もとりながら、受講者の期待や知りたいことに沿って讲义をすすめてくれます。谷さんの穏やかな雰囲気は聞く人を惹きつけ、教室内に安心して会話できる良い空気が流れていました。

科学だからこそ、「伝える」の先には「問い」や「対话」による価値観の交換がある

新闻记者と科学コミュニケーターを経て、伝える目的は「対话や価値観の交换」に辿り着いたといいます。

新闻记者时代には伊豆半岛での支局生活や地元のサッカーチームの取材をしていたという谷さん。実际の记事には受讲者から感动の声があがりました。新しい発见を求めて地域に足を运んで地道に取材をする新闻记者は働き甲斐のある仕事だと感じました。

谷さんは记者の仕事を通して、自分の楽しいと思うことは宇宙や自然科学だと再认识し、日本科学未来馆で次のステップにすすみます。新闻记者の情报を素早くつかみ的确に伝えるための幅広い知识や文章力といったスキルは、日本科学未来馆でも生かされたそうです。

そして、谷さんの未来馆ツアー疑似体験!

谷さんは私たちに色々な问いを与えてくれます。世界といったら何を思い浮かべる?共感ってなんだろう?情报はどこまで知りたい?ロボットのいる生活って?ロボットとはどんな関係だと心地よいだろう?…

谷さんは、伝えるの先にある感情や価値観に问いかける対话を大切にしています。科学について学びつつ、科学の视点で世界をさぐって、感じたことや思ったことを参加者同士で话し合うことで未来をつくる。そういった価値観の交换が谷さんは楽しいと思ったそうです。

都市を科学する
?设计事务所といえば建筑家のイメージですが、谷さんの仕事は、図面を书くことではなく、「地域を科学して伝える」ことです。谷さんは、科学を分野ではなく行為と捉え、「科学する」は、「さぐる」「分かる」ことであり、设计や建筑のような工学は「つくる」「変える」ことであるといいます。そして、さすが、问いかけ好きの谷さん。科学するの场合の问いは「どうなってる?」、工学の场合の问いは「どうする?」になるといいます。

「どうする?」を考え、「つくる」を积み重ねてできた都市が「どうなってる?」のかを探ると、どんなことが见えてくるのか、建筑と都市の関係性について『スタジアムが都市における役割』を例に绍介していただきました。
スタジアムには、スポーツをする?见る役割だけでなく、その外侧に広がる都市との関係性から、楽しみの多様化やスポーツ以外の活用など多様な役割があります。こういった、人、建筑、都市などの関係を一つの図で见える化するとスタジアムに関わる様々な人の生态系となることが分かります。谷さんはこういった事例を集め未来を考え、次の都市をつくるためにつながる仮説を导き出し、都市を科学しているのです。

自分は何が楽しいのか、を考える时间

今の仕事につながる谷さんの様々な経験の话を通じて、地域と科学、そして科学技术コミュニケーターというキャリアを考えることができました。科学技术コミュニケーターの特徴は何か、そして自分の强み、自分が楽しいと思うことは何か、そしてそれをどんな风に活かすことができるのかを考える有意义な时间になりました、私も、自分の「楽しい」を见つけるために、これからも色んなことに挑戦していきたいと思いました。

谷さん、ありがとうございました!