麻豆原创

いいね!Hokudai

  • About

Categories

  • 歳时记
  • クローズアップ
  • フレッシュアイズ
  • ジョインアス
  • チェックイン
  • 匠のわざ
  • ようこそ先辈
  • バトンリレー
  • みぃつけた
  • おいしいね
  • 过山博士の本棚から
  • フォトコンテスト

#120 子どもの発达に必要な支援をどう见立てるか(前编)

「発達が気になる」と感じる時、養育者や周囲の人々はその状況をどう理解すればいいのでしょうか。困りごとを抱えた子どものための臨床活動と研究活動を行う、岡田智さん(北海道大学教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター 准教授)にお話をうかがいました。前編となる今回は、子どもが周囲にきちんと理解され必要な支援を受けられるようにするための、発達相談を主とした臨床活動についてお送りします。

【岩野知子?麻豆原创本科生 社会人/成田健太郎?麻豆原创本科生 社会人】

(パペットのアスカくんは冈田さんの20年来の相棒。今も子どもとの面谈时に活跃中です。
临床活动への影响を考虑して冈田さんの写真は掲载しません)

冈田さんのお话の前に、子どもの発达临床にまつわる法制度と仕组みについて确认します。平成17年度施行の発达障害者支援法ができるまで、発达障害は制度の谷间に置かれて必要な支援が届きにくい状况にありました。同法で発达障害の定义が明确になったことを受けて、関连する各法制度のなかでの発达障害の位置付けがなされます1)。児童福祉法においても平成24年の改正で、障害のある子どもが适切な支援を受けられるように明记され、発达障害の症状を持つ子どもたちに様々な支援が提供されるようになりました。

(発达障害者支援法では、「発达障害」を「自闭症、アスペルガー症候群その他の広汎性発达障害、学习障害、注意欠陥多动性障害その他これに类する脳机能障害であってその症状が通常低年齢において発现するもの」と定义している。厚生労働省パンフレット2)より)

ただ、幼い子どもに発达障害の诊断は容易につけられない场合も多く、ある程度子どもの様子や成长を见てから确定诊断を行うこともあります。このため、医师による诊断がなくても、子どもの适応と発达面の评価により必要と判断されれば、児童発达支援や放课后等デイサービス、通级指导教室、特别支援教室といった公的支援を受けることができるようになっています。支援を受けるためには、临床心理士などの専门家による「アセスメント」が必要です。アセスメントは一般的には评価や査定を意味し、环境や医疗?介护の分野でも使われる用语です。発达障害の领域においては、対象者の支援内容を组み立てる上での基本的な指针という意味合いで用いられます。

このような制度?仕组みを踏まえ、冈田さんの研究や临床における心构えについてのお话を绍介していきます。

――まず、「子どもの発达」をどのように理解すればいいのか教えてください。

子どもの発达は、自然な脳?体の変化に関する生理的、神経的な现象でもあり、子どもを取り巻く家庭环境や园?学校などでの経験も大きく影响します。発达障害でも、典型的な苦手さのある方々の困难は、脳机能障害とみなすことである程度の説明がつきますが、発达障害倾向のある多くの子どもたちは,人が元来持っている个人差の连続性で考える必要があります。障害は固定的なものではなく、环境との相互関係によって强まったり、障害としてとらえなくてもよくなったりするからです。「発达障害は原因がよくわかっていない」と言われることがありますが、そういった意味では、発达障害の原因はよくわかっていないという立场には、私は立ちません。すべてを脳机能障害としてしまえば、境界线上にいる方々をとらえきれないからです。

――発达相谈ではどのようなことに気をつけていらっしゃるのでしょうか。

発达相谈では、まず子どもをどう理解していくのかということが重要です。「この子どもは〇〇障害だから???しないとね」じゃなくて、どういうところで困っているのか、何が苦手なのか、実际の経験上のことを理解しようと努めます。支援を始める际にも、子ども本人と「ここもうちょっと练习したり、経験したほうがいいよね」と、子ども本人の困りごとをちゃんとテーブルに乗せて话し合って、こちらが手伝える内容を伝えていきます。そのうえで本人と合意形成できるかどうかが键になります。それには痛みも伴います。相谈のなかで、子ども自身のネガティブなところをさらされるので。でも、日顷周りから怒られたり、へんな目で见られたり、ネガティブな経験をしている。その痛みに配虑しながら、话せる子どもとは话题にしたり、向き合いにくい子どもには支援内容のみを説明したりしながら、伤つけて终わりにしないように子どもと向き合います。そこは発达相谈の経験やテクニックが必要です。知能検査や数値からだけではわからない、本当にその子に必要な、本人が纳得する课题やニーズをどう见立てられるか、そこがアセスメントの力だと思っています。

――子どもとの合意形成はどのように行うのですか。また、养育者の考えをどのように把握し、子どもへの支援につなげるのでしょうか。

どのようなサービスを提供するのか、その説明をして同意を得ることを、医疗ではインフォームドコンセントと言いますが、発达相谈や発达支援でもこの考え方は重要视されています。提供できる支援とできない支援、それを理解したうえで纳得して同意してもらうということですね。子どもの场合はインフォームドアセント(賛意)という言叶が使われます。「こういうこと手伝えるよ」「君はどういうことで困ってるの?」「ここではこれをがんばってみようか」と説明し、対话をしてアセント(賛意)を取っていきます。

難しいのは、親の思いと子ども本人の思いがずれることです。子どもが「おっちょこちょい直したい」「空気読めないのを直したい」と言っていても、それは子どもから出た言葉ではなくて、普段から親に言われていたり、怒られていたりと、本当の子どものディマンド(要求)ではない場合があります。だから、どのように支援ニーズを见立てるか。親の訴え、子どもの訴えがそのままニーズではない、という考え方をします。どの辺の支援がいいのかと見立てて、親にも「親御さんはこう望んでいるようですが、私はここが重要だと思います。どうですか?」と話しあっていきます。

子どもの支援というのは、半分くらい亲の支援なんです。私が大事にしているのは、养育者が、子どもの成长や変化を信じられるようになること、子どもと子どもを取り巻く环境に関してポジティブな未来を描けるようにすることです。养育者が悲観的になってポジティブになれないと、子どもへのプレッシャーになったり、できないことを决めつけてしまったりします。そのようなまなざしに子どもはがんじがらめになり、反応を起こしてしまう。どちらかというと、养育者や支援者にはポジティブさ、お気楽さが必要です。子どもの変化を、亲と一绪に支援者やカウンセラーが一绪に追っていく。亲にとってはそれが子どもの成长と环境を信じられるようになるエビデンスになっていくと思うんですね。

(研究室内に饰られた恩师?尝顿教授(上野一彦氏)の言叶。冈田さんの理念のもととなっている)

――昨年出版された、『子どもの発達が気になったらはじめに読む 発達心理?発達相談の本』3)の執筆のきっかけをお聞かせください。事例や専門用語の解説もあり、養育者や支援者だけでなく、関心を持つ一般の人が読んでも現状への理解が深まります。

共著の加藤弘通さん( 教育学研究院 准教授、过去记事)の発达のとらえ方とか、问题から発达を読み解くということがすごく重要だなと思ったことが、きっかけのひとつです。また、発达相谈を行うなかで、発达障害の概念にとらわれたり、“発达障害ブーム”に振り回されてしまう亲や子どもたちに接して、最近の世の中の动向に感じるところがありました。振り回され、行き詰まりや不安を感じている亲や子どもたちのために书こうと思ったことが大きいです。

何だかんだ诊断がつけばいいというものじゃないよ、必ずしも支援を受けることはいいこととは限らないよ、と。いろんな相谈?支援机関があるけれど、それらにたどりついたらそれで终わりで、后はその支援机関にお任せというわけではない。それよりも相谈や支援の中身を大切にしたい。支援を受けなくてもやっていける人はいますし、支援対象となる方々にも、支援自体にも多様性があるというか…いろんな思いがあります。支援者は、子どもと家族にどう寄り添うのか、どう支援するのか。支援の中身を扱いたいという気持ちがあり、临床活动と研究活动を続けています。

次回は、冈田さんの研究活动の大きなテーマである、アセスメントとソーシャルスキルトレーニング(厂厂罢)についてお送りします。

参考文献


Information

Update

2020.06.16

Categories

  • クローズアップ

投稿ナビゲーション

Previous
  • 歳时记
新緑の季节に
2020.06.15
Next
  • チェックイン
セイコーマートの舎窓から
2020.06.18

Related Articles

    • クローズアップ
    #215 薬の行き先は脂質次第!? 狙ったところに薬を届ける佐藤さんの脂質ナノ粒子の秘密[いつかのための研究 No.7]
    2025.12.19
    • クローズアップ
    #214 動物はなぜ眠る?謎だらけの睡眠と夢のはなし
    2025.11.21
    • クローズアップ
    #213 専門家と考えるコロナの5年間。 「科学」と「暮らし」のちょうどいいバランス
    2025.11.20
    • クローズアップ
    • 动画
    过去を重ねる
    2025.11.07
いいね!Hokudai
Official
Site