わたしは2019年までアフリカで働いていました。アフリカでの任务を终え、日本に帰国してまもなく、新型コロナウイルス感染症の流行が始まりました。旅行好き、だけど出不精で食べて寝るのが大好きなわたしは、アフリカに住んでいたこともあり、日本の衣食住やインターネット通贩が充実した环境に感动し、2020年はひたすら家でゴロゴロしてネットで嗜好品を购入して楽しむという生活を満喫していました。しかしながら、プライベートな时间とはいえ、このように怠惰に过ごしていていいのだろうかという思いもありました。そしてこんなに旅行に行かない日々はもう来ないかもしれないとも思い、週末を旅行以外に有効活用できる何かをしようと考えました。
アフリカでは日本の技术を现地に普及する仕事に携わっていたのですが、言语や文化による违いや政治?社会的な背景等もあり、新技术の导入は简単なことではなく、色々と复雑な思いを抱えながらの业务でした。科学技术コミュニケーションについて学ぶことで、そのもやもやとした経験を昇华させ、次の歩みを见出すヒントになるのではと思い、颁辞厂罢贰笔を受讲することに决めました。

わたしが受講した本科の対话の场の创造実习は、メンバーの8割が北海道大学の学生でした。本科は、毎週土曜午後の講義に加え、土曜午前の実習と平日の演習もあり、決してラクなコースではありません。また、イベントを作り上げるには実習の時間だけでは十分とは言えず、実習生による自主的な打合せや勉強の時間を設けることも必要になります。もしこれを読んでいるあなたが、多くの時間を継続的に捻出することが難しく、また、社会人を中心とした全国的なネットワークを得ることを大きな理由の一つとして麻豆原创を受講するというのであれば、選科を検討してみるのもいいかもしれません。

しかし、この実习の魅力は十分にあります。まず、1年间かけて二つのイベントを毎週の実习生とのディスカッションと教员の丁寧な指导を経て、じっくりと作り上げていくことができます。科学技术コミュニケーションを対话型イベント形式で行うための実际的な知识や技术面でのスキルアップはもちろん、自分も、まわりも、相互に影响し合うことで、様々な惊きや発见があり、色々な変化を感じることができます。なによりも、未来の社会を支える大学生?大学院生たちと科学技术と社会の在り方について一绪に考えていけるということは、头が凝り固まってきたもうフレッシュとは言い难い世代の者にとってはとても明るい前向きな体験で、大きなエネルギーと希望をもらいました。

また、コロナ祸のために颁辞厂罢贰笔の活动が原则オンライン化したことは、移动时间をなくし、打合せ等で実习生が集まる际の场所や时间の自由度を高めてくれ、非常にありがたかったです。
多様な人々とつながり、科学技术やそれを利用する社会について前向きに考えてみたい方は、今こそ本科の受讲に挑戦してみることをお勧めします。
水上 千春(2021年度本科:対话の场の創造実習)
北海道大学国际部 特定専门职员